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PLATONIC LOVE  作者: たまご
6/17

-6-

二人が到着したのは亮佑(りょうすけ)の自宅。


俗に言う『高級マンション』だ。





茜はエントランスホールで絶句した。


「うわ…」




エレベーターで亮佑の部屋まで行く。


「速…」




亮佑が部屋のドアを開ける。


「広…」



亮佑が笑った。


「茜、大丈夫?

さっきからびっくりしすぎ。」


茜はまだあちこちを見回している。


「だって、こんな凄いところ初めてなんだもの…世界が違う…」




可愛い。

それ以外の表現は見当たらない。


そんな事を思いながら、亮佑は茜の様子を眺める。





茜は興味津々でいろんな所を見ている。


キッチン、浴槽、リビング、クローゼット。


どれも高級マンションに相応しい物ばかりである。




「わ。」


茜が小さな悲鳴を上げた。


亮佑が声のする方へ言ってみると、茜はベットルームにいた。



「広いのね…テレビでしか見たことないようなベットだわ!」



亮佑は無表情のまま茜に近づく。


茜は迫られていることに気付いた。


「え、ちょっと、待って!

ねえって…わあ!」



茜はバランスを崩した。


「茜!」




亮佑は慌てて茜を抱き寄せるが間に合わず、ベットの上に二人とも倒れた。

体制的には、押し倒している感じだ。




二人はしばらく見つめ合い、笑った。



そして、亮佑は茜の唇に自分の唇を重ねた。






実のところ、これが付き合い始めてから初めてのキスだった。


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