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死んでもなお俺は銃を撃つ  作者: sironeco12
ソ連軍第35歩兵中隊
4/7

置いて行かれた俺は今の現状を知る。

どうも皆さんお久しぶりです!

相変わらずの投稿ペースですいません(^^;;

でも消える事は無いのでゆっくりまったり待っていてくださるとありがたいです。では、またいつか


【前回までのあらすじ】




殺される


 ↓


生き返る


 ↓


置いて行かれる←今ここ






・1967/8/7(月)


・ベトナム民主共和国連邦ジャングル奥地           


・am 8:30


・ミハエル ガモフ少尉




 


イケメン君に置いて行かれた俺は、とりあえず現状を確認するために急いで彼を追いかけることにした。

部屋から出ると長い廊下が続いており、両脇にホテルのような個室がいくつか付いている。




「本当にここは何処なんだ?」




 見知らぬ廊下をつき進んで行くと突き当りに両開きの扉があり、それを開けると体育館ぐらいの大きな空間が広がっていた。そこでは何人もの軍服を着た人たちが食事をしたり何かを話したりしている。




「おーいこっちこっち!!」




 声のした方を見ると先ほどのイケメン君がこちらに手を振っている。




「珍しいなミシェルが寝坊するなんて、上官にばれたら叱られるぞ?一応お前の分の飯も持ってきておいたからな早く食っちまえよ」




「あっ・・ああ悪いな」




「いいってことよ!そんなことより大丈夫か?少し顔色悪いぞ?」




「だっ・・大丈夫だぞ、うん」




「そうか?ならいいんだが、体調には気をつけろよ?」




「おっおう、わかった」




 ふぅ・・なんとか誤魔化せたな。人と、しかもイケメンと話すなんて初めてだったので少しキョドってしまったが、まあうまくいっただろう・・・多分。


そもそも現実で家族以外の(ただしネ友は除く)人と話す機会すら無いに等しいのにいきなりイケメンと話せなんて難易度高すぎだろ。ハンドガン一丁でピースウ○ーカー倒せって言ってる様なもんだぞ!えっ?出来る?そんな君は改に挑戦だ!!まあ、今のところ一番楽に会話ができそうなこいつから情報を引っ張り出すしかないため、イケメン君と対面の席に腰を下ろしもう一度オートミールを頬張っている彼の事をよく見てみる。          


シュッとした顔にパッチリとした目、綺麗な金髪をしていて足も長くてスタイル抜群、声はこいつ本当に男か?と疑う程に高く、どこぞのモデルだと言っても十分通用するほどのルックスをしていて、万年ヒキニートの俺とは正反対な風貌であり・・・




「リア充しね!!」ケッ!!




「うおっ!いきなりどうした?」




 ハッ!つい心の声が出てしまっていたようだ。周りを見ると食事をしていた何人かがこちらを見ており、目の前にいたイケメン君は目を丸くして驚いていた。

おいおい、オートミールこぼすなよ?




「あっいや・・・すまん少し疲れてるみたいだわ。」




「本当に大丈夫か?今日のお前少し変だぞ?なんだったら上官に今日の訓練は休ませてもらうよう言っておくが?」




「いや大丈夫だ、ほんの少し疲れているだけだから・・・・・精神的に」ボソッ




 とまあ気遣いの出来るイケメン君と話しているわけだが、俺の目的はこいつから情報を聞き出すことだ。【情報とは力である】と昔の偉い人も言っていた程だから情報大事、超大事!


そもそも情報が無かったら何も始まらないし、始めることも出来ない。現状俺は此処が何処かさえ分かっていないしな。と言う訳でさっそく俺はイケメン君に色々質問してみることにした。




「えっと、すまんが質問していいか?」




「ん?いいけど、急にどうしたそんな改まって?」




「いや、凄く変なこと聞くかもしれんが真剣に答えてくれ」




 俺は精一杯の真剣な目で相手の事を見る。こうすることによって嘘をついたり変なジョークによって話を反らさせないためだ。ちなみにお調子者の黒人には効かない模様。


「おっおう、わかった。」




 イケメン君が若干狼狽えているがまあいいだろう。そんな事より質問が先だ。




「じゃあいくぞ、一つ目だが・・・ここは何処だ?」




 まず初めに俺がここに来てから一番知りたかった事を聞く事にした。あの時持ったトカレフがモデルガンでは無かった時点でこの人たちが健全なサバイバルゲームプレイヤーであるという希望は、とうの昔に捨ててある。そもそも容姿が日本系じゃなくてどちらかと言うと西洋系だし。良くてアメリカ、悪くて最近中東に喧嘩をふっかけているうんたら国かもしれない。おお、怖い怖い。




「ここか?ここはベトナム民主共和国だろ?詳しい座標は知らんが、かなり最前線に近いって上官が言っていたが聞いてなかったのか?」




「いやわかった、ありがとう。」


  


そうかここはベトナムなのか、どおりで日本にいた時より蒸し暑いと思ったわけだ。しかし何故今更ベトナムにこんな軍隊がいるのだろう?そもそもベトナム民主共和国なんて数十年前に解体したはずなんだが?

まあいいや、詳しい事は後で聞こう。



「えっと次いいか?今日は何年の何月何日で俺たちは何でここにいるんだ?」




 次に俺は日付を聞いてみる。親は基本的俺には関わらないが、流石に数日間家を空けるは警察沙汰になるので勘弁願いたい。てか、密入国の時点で十分アウトな気がする。




「たしか今日は1967年の8月7日で、なんでここにいるかって、そんなの戦争をするために決まっているだろ?」




 ほうほう、今日は1967年の8月7日で戦争をするためにここにいるのか・・・・え?


 その瞬間俺の脳内に昔見た教科書の一ページが鮮明によみがえった。




 【19??年~1973年・ベトナム戦争】




「えっ・・・えええぇぇぇぇぇぇぇっっっっ!!!!」




 どうやら俺はベトナム戦争真っただ中に来てしまっらしい。




 




 



【リア充】


・たとえ世界の裏側に行っても逃げる事の出来ないオタクの敵。

・特に季節の節目の祭り事でよく発見される。

・炸裂すればいいのに・・・。


【お調子者の黒人】


・B級パニック映画に出てくる名脇役。

・基本的には初めに死ぬか生き残るかの二択が多い。

・特に某サメに追っかけられる映画での生存率は異常

・Anotherなら死んでた


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