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第2話〜蒼き獣王〜

描写を加筆修正足しました。

第2話〜蒼き獣王〜

フェリオside


ずいぶんと油断大敵だな? まあ、今に始まった事じゃない

僕は魔物達の気配を感じとり、素早く向きを魔物達が来る方向に向きを変える

そして狼が獲物に襲い掛かるかの用に、姿勢を低くし四本の脚の爪を地面に食い込ませる

そして、めいいっぱいの雄たけびを上げ、威嚇してみる

低級レベルの魔獣なら直ぐに逃出すが

今回は、どんな猛獣でも、僕には争いを仕掛けてこないが

こいつらは、平気でこちらに向かってくる

奴らはよほど死にたい様だ、並ば望みどうり遠慮はしない。


「ブラスト・ノヴァ!」


そう叫ぶと口を大きく開け魔力を収束させる、そして、二・三百メートル先にいる魔物達の群れに

魔弾を放ついや、見た目はレーザーとでも言うべきか?

彼から放たれた魔力の閃光は容赦なく魔物達を襲う、一瞬目の前がフラッシュしたかと思うと

雷鳴の様な爆音と凄まじい閃光が辺りを包む、爆風と光が収まった後には

全長五百メートルのクレーターと魔物達の骸があった。


かなり威力を抑え放ったんだが、やはり対魔族用に造られただけは有るな? 


「もう少し、低めに撃つべきだったかな?」


何も知らない第三者がいたら多分、言い訳にしか聞こえ無かったはずだ

彼は目的地に向かって走り出した、とにかく今は時間が惜しい

もう邪魔な魔物は、ほとんど居ない後は、目的地まで一直線だ。


見晴らしの良い丘の上から人間の施設を見下ろす。


「カニモドキ10、人狼20、アルジロタイプ10

そして…… 樹の怪物オークが10か?

やはり、操られているのか……?

それとも、こいつらの判断なのか?

どちらにしろ、厄介だね、人間にとっては」



オーク一匹はフェンスの近く早い目に潰すか?


僕はそう決めると丘から一気に駆け降りる、坂を弾丸の用に疾走する

目の前に対魔物用のフェンスが見えて来る

この、フェンスは普通の巨大な熊位なら、簡単に黒焦げだたが僕には役に立たない。


僕を黒焦げにしたいなら戦艦クラスの紋章機関三つはもって来い。


派手な音供に電流が、スパークするが僕にはとっては精々静電気レベルだ

振り返って来たオークの頭をかみ砕く。


騒ぎを嗅ぎ付け残りのモンスター達もやって来る。


さて、人間達に新手と思われ無いように、獣人の姿に変身しよう。


僕は体内の魔力を集めると自分の周りに放った。


たちまち白い光と電流が走り僕は片膝を折る用に地面にうずくまていた。


「まとめて相手をするよ」


そう言うと拳を前に突き出す用に構えるっ、そしてマシンガンの用にありたっけ叩き込む。

それこそ、ほぼ無差別に近い状態だった

今ので、約半分のモンスター25匹は片ずけた

残りは警戒をしていて向かって来ない。


素早く、左手を巨大なガキ爪に変化させると僕は死の舞を舞う

次々と魔物達がなす術も無く命を散らす。


(向かって、来なければ死なずに済むのに、何故来るんだお前達は!)


そう僕は今彼等に苛立っていた

心が泣いてるもう…… いい加減逃げてくれ……。

多分僕の顔から…… 涙が出てるのだろう、視界が滲む彼等を操る存在に

対して表現しきれない殺意が沸いて来た。


余りの理不尽さに虚しくなるが此処で、闘うのを止めると死ぬのは自分だ!

気が付けば僕一人が立って周りは魔物達の骸だらけだった。


余りやるせなさに遠吠えの様な叫び声を上げていた。


そして、僕は倉庫と呼ばれる、建物が沢山建って居る所へ向かう

何故なら耳に女の人の悲鳴が聞こえて来たからだ

もう誰も死んで欲しくない人間も魔物達も

そう思うと倉庫に向かって走り出した。


多分これが此処の闘いの最後だろう、さっき嫌な気配は消えた

アレは持って行かれたが少なくとも、まだ生きてる人間に話を聞けるだろう

姿はこのままの方が都合が良い本来の姿は特に女の人には不向きだ

だって、1階建ての家一件分の恐ろしい怪物が愛想よくしても

人間から見れば、人語を解する巨大な魔物にしか見えない。


倉庫区画と呼ばれるエリアに付く、この辺りからだったな悲鳴が聞こえて居たのは?

人の気配がする、此処だな、僕は倉庫の入り口へ向かう、そこには一匹の人狼が女性の軍人を片足で踏みつけて居た、僕は奴を睨みつけると走り出した……

このままだと彼女は死ぬ…… 死んでしまう。


不意に頭に忘れかけていた、思い出が浮かぶ過去むかしこんな事が有ったな?

あの時と同じ経験等二度と御免だ。


奴もこちらに気づき、脚を彼女から退ける、そしてこちらに向かって来る

恐らくこの場の戦いは、これで終わりだろ並ば遠慮は無しだ彼女が叫ぶ。


「だ、駄目…… は、早く逃げなさい……  うっ」


無理に声を出して咳込む。


彼女が心配だが今は人狼こいつを片付けるのが先だ

僕と奴の姿が重なる恐らく彼女には、二人の剣士が居合で切り合った様に見えたはすだ

奴のガキ爪は僕の左頬を掠めて地面に突き刺さる!

僕の左腕は奴の脇腹を貫いていた。


左頬を血が伝う。


一方の人狼の方は腹から血を吹き出し倒れる、僕は彼女の無事を確認する事にした

彼女は気を失っていた僕は彼女の片腕を拾うと傷口に魔力を注ぎ込む

そして次に自分の半身(端末)を彼女に与える。


人間等の生き物を傀儡にする大禁術…… しかし、僕のやり方は少し違う僕のは

大半の負担を自分自身にかける本来僕は傀儡等必要しなし必要無い。


それから次は彼女の深層領域に意識を沈ませる

彼女は半分人間では無くなる多分罵倒される、いや怨まれるだろ、当然だ

僕には、それらの責めを負なければ、為らない怨まれるのは良いただ……

泣かれるのは嫌だ。


そう想いながら僕の意識は闇に沈んで行く。

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