第1話〜プロローグ〜
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諸事情により、描写および
お借りいたしました、キャラクターの編集と描写の編集作業を
行っています。
3話づつですが、現在、描写の加筆とキャラの作成作業に
取り掛かっています。
〜プロローグ脱出〜side
私は、イリア・キサラギ少尉
この辺境のアルティア第22補給基地所属の情報オペレーターだ。
今この基地は混乱と怒号悲鳴と銃声……
そして、化け物の雄叫びに包まれていた。
事の始まりは30分前になる私は、何時もどおり仕事を同僚に交代して
2時間の休息を取る為に自室のベッドに入った
何時も通りのごく普通の勤務だった筈なのに……
ウトウトと眠気が入って来た時に突然警報が鳴り響いた。
《当基地に所属不明の敵出現!
基地職員並びに全兵士は戦闘配置に付け
これは演習に非ず繰り返す……》
スピーカーからけたたましい非常アラームと
スピーカーからオペレーターの切迫した声で眠気が吹き飛ぶ。
私は直ぐさまベッドから跳ね起き、指令室に向かった。
(所属不明の敵? こんな辺境の小さな基地に? でも、出現とは、どうい言う事何だろ?)
今は考えても仕方が無い、早く自分の仕事をしなくては
私はこの基地の情報オペレーターだ、情報を分析して各部隊に正確に伝えなければ成らない
不正確な情報は部隊又はこの基地や自分を危険に晒すのだ。
通路は混乱していた同僚や顔見知りの兵士達が、慌ただしく走り抜ける。
その時悲鳴と断末魔そして化け物の叫び声が聞こえて来た。
「ば、化け物…… きゃぁぁぁっ」
「撃てーっ! ぐあぁぁぁぁっ」
人が血激しく吹き出して倒れていく。
「ガアァァァッ」
「グォォォォッ」
「グルルルルッ」
そこに現れたのは……。
通称:アルマジロタイプと呼ばれる甲殻型のモンスターと人狼タイプのモンスターだった。
(よりによって、アルマジロタイプ……
私のオートマチック拳銃じゃ豆鉄砲レベルだ)
「う、うぁぁぁっ、に、逃げろーっ」
「きゃぁぁぁーっ」
咄嗟に私は他の職員達と一緒に逃げ出した。
その後の事は覚えていない途中まで方同僚達と一緒に逃げていたけど
その途中で逸れてしまったからだ。
今、私は生存者を探しながら、通路を移動していた。
通のあちこちに破壊された瓦礫やらダクトが散乱していて
電源が落ちた通路に所々火がくすぶっていた
壁に有る非常用の電話を使い
思いつく全ての部署の回線を回したが誰も出ない。
恐らくエリアを放棄したか全滅のどちらかかだ。
連絡を諦め通路を歩いて行くと顔見知りの兵士が横たわっていた。
「うっ……」
彼は死んでいた……。
私は彼に祈りを捧げ彼の装備品を拝借した
正直死人から、武器を取るのは気が引けるだが
今は贅沢は言ってられない。
今手元にある武器は
アサルトライフル一丁:予備のマガジン無し
手りゅう弾一つ多分、彼が一つ使ったから、これは大事にしないといけない
そしてアーミーナイフ一本、そして頼みの綱の無線機は壊れていた。
私はアサルトライフルの銃口を下にさげるて構え慎重に通路を歩いて行く
幸い、化け物には遭遇はしなかったけれど、正直、このまま無事に脱出できたら
物凄く幸運が舞い込んでこない限りは無理な話ね?
稀に見かける化け物をやり過ごしたりしながら
ようやく空き部屋を見つけ、今後の対策を検討する。
私の考えた案は三つ
1化け物と戦う
2生存者を見つけ救助待つ
3基地から脱出する
私は、じっくり考えた末に、3を選択した理由は、一番は愚策だ!
化け物の数が多すぎる此処に来るまでに
やり過ごした数を考えれば十匹・二十匹じゃない
恐らく少なくとも三百か五百は居る。
私はゲームや映画の主人公じゃない、ただの情報オペレーターだ
まして、本格的な戦闘は不可能に近い。
次に、二番これも無理だろう、私は、前に町で強盗を始めて威嚇射撃で撃退した事が有るが
今回は、凶暴な化け物ばかりで、しかも恐ろしく手ごわい相手を
たった一人で、化け物だらけの基地から仲間を捜すのは無謀過ぎる。
第一救助が来るかどうかも解らない、どんなに早くても、二・三日はかかるわ
救助は到底間に合わない。
私は空き部屋の平凡を慎重に開け通路を警戒しながら、慎重に歩いて
エレベーターフロアを目指した達を片付けてから、非常用階段で地上(外)に出よう
そう、今の気分はまるで昔見た、ホラー映画の世界に迷い込んだ気分だ。
そう、結論付けると私は空き部屋のドアを慎重に開けて
通路を警戒しながら、非常用エレベーターと非常用階段の有る通路を目指した。
とのかく、今は逃げる事が最優先の課題ね?
考えてても仕方が無い、私は空き部屋のドアを慎重に開け通路を警戒しながら
エレベーターと非常用階段に向かった。
エレベーターフロア付近で、気配を感じ、身を隠しながら
様子を伺うとやっぱり見張り(?)の人狼が二匹居た。
(まるで彼は、軍隊だわ。)
動きに無駄な所が無いそれに襲撃から、腕時計を見ると3時間が立つ
この様子だとやっぱり外部からの応援は当てに出来ない
他のエリアは駄目だろうか?
まずは地上(外)へ出ようその前に、この見張り達を片付けずける。
私はしゃがんで手投げ弾を転がす用に投げる、激しい爆音と爆風そして
辺りに煙りが巻き起こる、二匹の内一匹は虫の息のもう一匹は辛うじて立ってるのがやっとだった。
「うあぁぁぁぁっ!」
私は二匹にアサルト・ライフルの射撃で止めをさし非常用階段のドアを脚で蹴破る。
階段の踊り場にもう一匹が隠れていたが、素早く頭部を撃ち抜く
奴は仰向けに倒れ動かなくなった、突然背後に気配を感じ振り向き様にもう一匹を倒した。
「ふぅ…… もう居ないわよね?」
誰に言うことなく私は一人つぶやいた、私は急いで階段を駆け登る。
「はぁ…… はぁ……」
こんなに走ったのは久しぶりだ。
もう少し訓練を真面目に受けとけばと少し後悔する
階段を駆け登り続けると出口が見えてきた。
「はぁっ…… はぁっ… ケホ…… ケホ……」
激しい運動に息が上がる私は咳込み呼吸を整える。
身体を落ち着かせ階段を登ろうとした時突然ドアが吹き飛ぶ。
「!!」
私は反射的に階段に伏せた。
ドアをブチ破って来たのはまた人狼だった、いい加減にしてよ!
人狼は腰辺りで両手を広げ雄叫びを上げる。
私は素早く頭部を撃ち抜く。
「ガアァァァッ、じゃないわよっ!」
ライフルは今ので弾切れになってしまったので、その場に捨て変わりに
オートマチック拳銃のセーフティーを解除して、外の様子を伺う。
外は地獄絵図だった赤々と夜空を炎が照らし
軍用機や軍用車両がまるで玩具みたいにひっくり返って炎上していた。
私は、トラックの残骸に隠れて様子を伺う。
……やっぱり此処にも居る。
魔物の数は全部で8体出まるで偵察をしている、兵士達みたいな動きだ。
私は気が付かれ無い用に残骸やコンテナ等に隠れながら倉庫区画を目指す、倉庫区画なら多少の薬や食料品がある筈だ出来れば壊れてない車両も、残ってる筈だ。
****
〜蒼き獣王〜side
うっそうとした樹海の中を一匹の蒼い魔獣が駆け抜ける。
その姿は巨大な狼と狐を合体させた容姿だ毛色は蒼い色で体格は馬ぐらいは有るだろ。
走っているのは、彼と、後ろからからを追いかけている
魔物だけだ、今彼が、向かって居るのはアルティア地方に有る人間が造った施設だ。
僕は、蒼い獣王と呼ばれる魔獣だ、それも普通の魔獣とは規格違いだ。
彼の後ろに魔物の大群が後を追って来る、しつこい、お前達等に構って要られか。
彼は後ろの連中を、無視しようと、全力で振り切ろうとした
彼のスピードに着いて行けるのは、この世界で条件付きで、二・三人位だ。
更に加速しょうとした時前の地面が突然盛り上がり中から蟹とサソリを合体させた様な魔物が現れた。
甲殻類の……まあ、ザコの名前なんて覚える必要なんかないか。
元々彼に自分を害する者の名前等を覚える気が無かった
ただ有るとすれば自分が認めた相手か、自分以上の存在か又は自分が認めた相手位だ。
彼はカニモドキを思いっ切り踏み付け跳躍した、グジャリと踏み付け足の裏に生ぬるい感触がつたわる。
一撃で、奴は潰れたそして何事も無かったかのようにひたすら走る。
「アレは、人間達には無用長物だ」
彼の真上に人狼達が樹の上から降って来る用に飛び掛かって来た。
「チッ」
舌打ちすると右前脚のガントレッドの様な脚飾りが光り輝く
そして青白く輝く爪クローが出現した、そして身体のバネを使い跳躍する。
「ハァッ」
人狼達は瞬時に輪切りにされる血しぶきをを上げながら
まるで、スローモーションシーンのように
ゆっくりとその場に崩れ落ちる、と、今度は樹の怪物オークが現れた。
「!?」
いきなりオークは丸太ほどのこん棒を、振り回し襲いかかって
来た大量の土砂と土煙が巻き起こせる、土煙で視界が奪われるが
僕は耳は良いので相手がどこにいるのか直ぐに解るが、突然殺気を感じて
僕は素早くその場から飛びのく、叩き付けたこん棒を持ち上げ
二度目の攻撃僕はジャンプして奴に向かった
しかしそれが災いした左腕に身体を締め付けられる。
「ぐぁぁぁっ!!」
だが奴の顔面に口から魔弾を放つ。
銃弾を撃ち込まれた、カボチャ見たいに頭が弾け飛ぶ魔弾によって
粉々に吹き飛ぶオークが仰向けに倒れる。
僕は幸にも前脚が自由だ、ありたっけの魔力を、ガントレッドに送り込む勢いよく刃先だけを腕の付けに飛ばす、そして鈍い感触と共に腕が見事に切断される。
ガントレッドの特長は刃を飛ばす事が可能なのと状況に応じて刃先を変えられる利点が有る。
ガントレッドに送り込むこれは小型紋章機関を取り込んだ古代兵器の一つだ
使い方はただ念じるだけだけれど、扱いは極めて難しい為この手の武器は
戦闘慣れしている、歴戦の人間の戦士しか使わなかったらしい
ま、僕は、この武器が大切なものだったので
使い方をじっくりと覚えこんできたので扱いは時に問題はない
そして、すばやく僕は斧刃をイメージする。
ガントレッドの先に魔力でできた鋭い斧の刃が出現する。
「斬れ」
勢いよく刃先だけを腕の付けに飛ばす。
このガントレッドの特長は刃を飛ばす事が可能なのと
状況に応じて刃先を変えられる利点が有る。
関節ごと切断する、僕は腕ごと地面に落下する……
幸い高さが低かったのでダメージは少ない。
バチバチ…… ジッ、と言う異常音が聞こえる。
あちゃーっ! ガントレッドに無理させ過ぎたか?
ガントレッドから少し煙りが出たが何処の町で修理を頼むかんしかな?
大分骨董品だが闇で頼めば大丈夫だろう。
首に巻き付けてあるスカーフと一緒に付けて有る袋にある程度路銀が入っているが
ろそろ、心もとないこの件が片付いたら野宿だ。