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冷たくない方程式〜その2

作者: 星野☆明美

惑星・ウォードンを調査していたグループの1つで、致死性の疫病が発生した。


ウォードンに血清を届ける小型宇宙船には、燃料も酸素も最小限しか積まれていない。発進後、パイロットは船内に隠れていた密航者を発見する。規則に従うならば、密航者はエアロックから真空の船外へ放棄しなければならない。しかし、ウォードンで調査の任に携わっている兄(疫病には罹患していない)に会うために密航したその18歳少女は、罰金程度で済むと思っていた。


パイロットは、燃料が最小限しか積まれていないためにこのままでは安全に着陸できないばかりでなく、血清を待つ6人の命までも死に至らしめることになることを少女に説明する。パイロットが少女の放棄を遅らせるために最善を尽くす間、彼女は両親とウォードンにいる兄へ手紙を書き、兄と無線で会話を交わす。無線が途切れた後、少女は自らエアロックの中へ入る。


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↑はゴドウィンの「冷たい方程式」のwikiのあらすじです。


……少女はエアロックに入ると、気密服を着込んで命綱をしっかり繋ぎ、船外へ出た。ロボットアームを操り、宇宙船が航行している付近を漂っている隕石をいくつか捕まえてそれを持って船内に戻った。

「これをどうするんだい?」

「燃料と酸素をこれから採取するの!」

はああ?

パイロットは口をぽかんとあけて少女を見ていた。

次に少女が惑星ウォードンと連絡を取ると、かろうじて元気な調査員が出た。

「血清の作り方を送信します」

「設備がないんだ!」

「落ち着いて。疫病にかかって元気になった人は一人もいないんですか?」

「いや……いるにはいるが、なぜですか?」

「抵抗力がついている人の血液から血清がいくらでもつくれるんですよ!!!」

「え?」

「わざわざ届けに行かなくても?」

「Okey!」

パイロットは少女をお兄さんに会わせてあげることができました。


一昔前にはできなかったことが今日では可能になってきています。

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めでたしめでたし。

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