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天から落ちた最強だが性格が悪い最低ランクの勇者が地上で独立部隊パーティーの一員に任命され帝国と戦う  作者: 元々島の人


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解放戦始まる

・悪人の凶悪さ。

・回想はテンポを下げる。

の指摘された二点を変更しました。

「痛い!」

 鞭で町民は叩かれた。


「もっと多く運べ!」

 帝国兵の怒号がとどろく。


 ここアミランの町はヘリウム王国の統制下だった。


 ヘリウム城から6キロほどの距離にある、かつては平和で繁栄した町であった。

 しかし今は帝国に奪われ、町全体が植民地の様になっていた。


 兵は叫び町の人を叩いた。

「全く貴様らはこの町を収めるジェネラル・マドン様への忠誠が足りんようだな」

「そ、そんな滅相もない!」


 かつて栄えたこの町は確かに建物や町並みは解体されていない一見美しい場所に見える。


 しかしそれらは殆ど帝国に制圧され、残ったのは富裕層も何も関係なく、強制肉体労働をさせられる人々ばかりである。


「どうした?」


 そこへ背は170少しであるが、身の丈に合わないかなりの重い鎧に身を包んだ40代のひげを生やした騎士が様子を見に来た。


「マドン様、これはこれは! ええ、こ奴らが我々及びマドン様への忠誠が足りないのではないかと」


 ジェネラル・マドンは言った

「ふん、忠誠のみならず能力もやる気もない奴らだ、さっさと締め上げろ」


 マドンは合図の様に強く地面を踏んだ。


 兵士は嬉しそうに答えた。

「はい!」


「やめて下さい!」

 と町民男性は叫んだ。


「吊り上げろ」

 とマドンが指示すると男性は死刑台にかけられた。

「さっさと首を吊れ」

「助けて」 


「死ななければ貴様の子供を手足と口を縛って水に放り込むぞ。深い深い水にな」 

「やめて下さい! なんでもしますから子供だけは」

「子供を先に殺すか」

「そんな」


 しかし鞭をふるおうとした兵は突如ばったり倒れた。

 矢が後ろから飛び、兵の背を射抜いた。


「誰だ!」


 帝国兵が振り向くと後ろにはコアを始めとした弓兵たちがいた。

 そしてさらに後ろには騎士団、兵団もいた。

 全員で120名はいる。


「ヘリウム国騎士団か⁉」


 ヘリウム代表兵は叫んだ。

「そうだ! 今日からが我々ヘリウム王国の反攻作戦開始だ。まずここアミランから解放する! ジェネラル・マドン、覚悟しろ!」


 帝国兵リーダー格は叫んだ。

「正面から攻めてくるとは血迷ったか!」


 ジェネラル・マドンは前に出た。

「キングへイルを撃退したのはお前たちなのか?」

「そうだ! 貴様も同じように倒す!」


「おのれ、かかれ!」

 合図が発せられた。


 そして両軍の戦いは始まった。


 金属と金属がぶつかり避難が遅れた住民は悲鳴を上げ逃げ惑う。

「押せ押せ」


 陣形を守り突撃して行くヘリウム兵早くも血が飛び散る。

 馬がいななき、兵と住民の悲鳴がまざりすさまじい音響となる。

 

 剣で切り槍で刺す。


 士気的には反攻の為気持ちを高めて来たヘリウムの方が優勢だった。

 シュトウルムは不意打ちされた感が否めない。


「行け! 行け!」

 劣勢を感じ取った帝国兵リーダー格はどやしつける。


 前に押し寄せた両軍団があちこちで剣をぶつけ火花を散らす。

 しかし帝国はまだ準備が整わず、簡単に押し切った。


 しかし当然、援軍は来た。

 援軍はざっと140名だった。ここからが本番だった。


 アミラン配置の帝国兵は大将のマドンが重装兵なので影響を受け若干重い大きな装備だった。


 ヘリウムはどちらかと言えば軽装である。


「さあ、皆、我々に構わず間をぬってジェネラル・マドンを倒してくれ!」

 隊長カーレルは怪我復帰早々、シギア達に言った。


「皆、敵陣奥深くに急ぐんだ! 他の味方兵の事は構うな!」


 レオンハルトがリーダーをする。

「護身程度の戦いにしてボスを目指すんだ」


 通行する道で激しい戦いが繰り広げられる中シギア達は間をぬって前進していった。


 シギアの前に血を流す兵や剣で刺される姿が映った。

 勿論他の仲間たちにもだ。


 ドレッドは言う。

「これはちょっと援護に入った方がいいんじゃ、皆を見捨てるのは」


 クリウも同調した。

「うん、私も大けがした人を放っておきたくない」


「いや、それは駄目だ」

とレオンハルトはあまり強くなく言った。


 シギアは同調し言った。

「ここは俺達だけ先に行くんだ。騎士の人達が俺たちを先に行かせる為体を張ってるんだ。だから俺達勇者パーティーはそれに応えて先のボスを倒すため急ぐんだ。それもまとまるんじゃなく1人ずつ、1人でも早く先に行くんだ」


 そう言うとさっとシギアは先に駆け出して行った。

 ドレッドは言った。

「さすがにあいつは冷静だな」


 そしてシギア達を行かせようとする兵達は何人も傷つき倒れて言った。


 そしてまた1人兵が倒れそうになった。

「うわっ!」

「死ね!」


 そこへ、シギアは突如戻って来た。

 スキル「高速移動」を使っていた。


 シギアは切りかかろうとした兵を倒した。


 先輩騎士達は言った。

「シギア、何で戻って来た!」

「そうだ、先へ行けと言ったろう!」


「すみません」

 

 シギアは剣の衝撃波で前方3、4人を吹っ飛ばした。


「おのれ……」

 と言いながら兵は迫る。

 シギアは剣を構えた。


 そこへカーレルが来た。

「シギア、ここはいい。戻るんだ」

「は、はい」


「皆自分たちが犠牲となり君たちを先に行かそうとしてるんだ。だからそれを理解しろ。出来なければ1人前の戦士にはなれんぞ」


「はい」

 シギアはくるりと1回転し走り去った。






この回が特にノベル道場で指摘を受けた回なんですね。なのでテンポや雰囲気を考えて行きます。

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