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天から落ちた最強だが性格が悪い最低ランクの勇者が地上で独立部隊パーティーの一員に任命され帝国と戦う  作者: 元々島の人


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シミュレーションバトル2

 ドラゴンは召喚された。


 その大きさたるや、尻尾を合わせれば20メートルはある。


 巨大な顔は2メートル程、全高は8メートル程、巨大な目と2本の角は相手を威圧し、口は今にも獲物を呑み込まんばかり、爪は引き裂こうと待ち、尻尾は1振りで城壁を崩しそうな力を感じさせた。


 ドレッドはさすがに畏怖した。


「これがドラゴンか、俺初めて会ったよ」


 レオンハルトも恐れを隠しながら言う。

「俺も、敵におびえたら武人失格だとは思ってるが、さすがにこいつは迫力があるな」


 シギアもさすがに汗をかいていた。

「俺も学校の試験で戦った事あるけどこいつは本当手ごわいよ」


 宝児はもっと怯えていた。

「ど、どうやって攻めたらいいか」


 シギアは葉っぱをかけた。

「おいおいリーダーが委縮しないでくれ、頼むぜ」


 さすがに宝児は心を見られたようで慌てた。

「わ、わかりました。じゃあ、ドレッドさん。まず攻撃を! まず大きな相手なので様子を見たいので、攻撃は弱めで。攻撃2・スピード3・防御4でお願いします」


 そして指示通りドレッドが攻撃したが、やはりとても1発では倒しきれない。


 手強いな、と思いながら宝児は続けて指示した。

「レオンハルトさん、同じく攻撃2・スピード3・防御4で!」


 レオンハルトも続いて攻撃したが、何せ相手は大物だ。これも効いてるのかよく分からなかった。


 剣の手ごたえはあるにはある。

 しかし映像はリアクションも忠実なので先のサーベルタイガーに比べあまりこたえていなかった。


 宝児の声が大きくなった。

 ここで決めよう!と気持ちがついはやってしまった。

「シギアさん! 最大攻撃力で!」


「うおお!」

 指示通りシギアは疾走し剣を振りかざし全力攻撃しドラゴンに決まった。


 これが、良くなかった。

 シギアは反撃を思い切り受けた。口からの激しい火炎攻撃だった。

「ぐあ!」

「シギアさん!」


 隊長は難しい顔をした。

「うーん、とどめを刺せなかったためスキルの『カウンダー』を受けてしまったんだ。そうならない様戦略をあらかじめ練る必要がある。今のは命をやられているかも」


 宝児はぞっとした。そして考えた。

 僕が様子を見たりシギアさんにとどめを刺させようとしたり、曖昧で中途半端な考えだったから悪いんだ、と宝児は反省した。


 僕は今皆の命を預かっているんだ、それなのに、と落ち込んだ。

 シギアは宝児が落ち込んでいるのに気づいていた。


「わかりました! じゃあレオンハルトさん、まず攻撃5・スピード1・防御4でお願いします!」


「思い切って配分を変えて来たな」

 とレオンハルトは思ったそして応え剣で攻撃した。


 するとカウンターの火炎攻撃が来た。

「レオンハルトさん! 盾で防御して下さい」

「よし!」


 しかし、炎は盾でとても防ぎきれなかった。

 これにレオンハルトは大ダメージを受けた。


「ああ……」

 と宝児はすまなさそうな顔をした。


 ドレッドは言った。

「火炎は盾じゃ防ぎきれないよ」

「すみません。また変えます」


 宝児はしっかり責任を持ってリーダーを務めようと再度思った。

「シギアさん、攻撃4・スピード5・防御1でお願いします。すぐにレオンハルトさんも同様の割り振りで!」


 宝児の狙い通り、シギアとレオンハルトは素早い攻撃を仕掛けた。

 するとドラゴンが火炎攻撃を仕掛けた。宝児が叫ぶ。


「今です! 後方にジャンプして下さい」


 狙い通り、2人は速いスピードで炎をかわしノーダメージで済んだ。


 すかさず宝児は叫ぶ。

「ドレッドさん」

「よし!」


 ドレッドも続けて攻撃したがさすがに倒せない。

「敵が大物すぎる」


 宝児は迷った。

「うーん、僕の攻めで正しいのか」


 シギアは皮肉を言った。

「おいおい迷ってると我々が全滅するぞ」


 レオンハルトはかばった。

「全滅とか言うな宝児君が気にするだろ」


「ああ、悪い。ただこいつ相当な大技でないと倒せないよ。俺に奥義を使えと言え」


「俺もだ」

 シギアとレオンハルトは連続で訴えた。


 隊長は釘を刺した。

「こらこらそこ指示しない! 宝児君にゆだねる事!」


 しかし宝児は少しリーダーシップを発揮した。

 びしっと言いたかった。


「いえ! 強攻撃は出しません。温存したいのと、さっき勝負が決まったと油断してしまったからです」


 レオンハルトは言った。

「宝児君はドラゴンのHPがどれくらいか知らないんだったな」


「攻め方を変えます。後方攻撃で先手を取ります」


「成程」

 とレオンハルトは納得した。


「じゃあ、アレーナさんとコアさん、どちらが……」


 宝児はじゃあ、今度は後衛からの攻撃でダメージを与えよう、と思った。


「ええとアレーナさんとコアさんだったらどちらがいいか、じゃあアレーナさん、えっとえっと」


 アレーナが雷魔法を発射したがあまり効かなかった。

「属性が合わない」


「え、えとコアさん!」

 しかし指示が遅かった。また火炎を食ってしまった。


「もう1度だな」

 隊長の指示は厳しかった。


 シギアはアドバイスした。

「魔法は詠唱に時間がかかり、弓矢は引く時間がかかるが、かかる時間も相手に与える影響も違うから上手く見極めるんだ。あと属性も大事だ」


 宝児は気を取り直して言った。

「今度はコアさんが最初に攻撃してください」


「わかった」

 コアが弓を引き矢が飛び、ドラゴンに突き刺さる。


 さらにアレーナの雷魔法が当たった。


「じゃあドレッドさん! 攻撃2・防御3・スピード3で攻撃して下さい!」

「わかった!」


「レオンハルトさん!」

「わかった!」


「シギアさん、攻撃5・防御2・スピード3でお願いします」

「割り振りが違うな」


 シギアは手ごたえを感じた。

「よし!」 

 攻撃が決まったがまだドラゴンは倒れない


 隊長はかなり容赦なく言った。

「よし、そろそろ増援を出すか」


 皆驚いた。

「増援ですか!」


 魔法使いは詠唱した。

「はい召喚!」

 今度は大型のうさぎと食虫植物が出て来た。



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