クリウ対アレーナ2
「く、くうう」
クリウは何とかバリアがへこみ傷つきながらも防ぎ切った。
「防ぎきってる」
と宝児は感心した。
アレーナは内心で推測した。
私の魔法ポイントはまだあるけど、クリウは見た所あのバリアに魔力と体力を常時注入している、疲れてるのは跳ね返すのに力がいったからではなく常時注入し続けた為もある。
でも今力を込めてバリアをコントロールした時に体の中のバリアに注入しコントロールする為の白いエネルギーがはっきり見えて来た。
見えた上に大分使い切っている。
一方、クリウは不安を感じていた。
何となくアレーナにエネルギ-を使った流れを見破られたっぽい、と。
アレーナは再度推測した。
もしかして、当たる瞬間にも注入するエネルギーを変えている?ならば、と思った。
アレーナは目に力を込め人指し指をあごの高さまで上げ構えた。
宝児はアレーナの様子を見て推測した。
「多分、次はもっと強力な魔法を」
アレーナの指に火花が散った。
「はあ!」
アレーナの指から小さいが高速の雷撃が発せられた。
宝児は思った。
「は、速い!」
「くっ」
クリウはバリアを構えた。
稲妻が着弾したが弱めなのですぐガード出来た。
「あれ? 何かクリウさんさっきより疲れてますよ」
宝児は気づいた。
アレーナは再度指を顎の位置に持っていき、火花を集めた。
そして高速の稲妻を放った。
やはり、着弾の瞬間にもかなりエネルギーを消費している。
さらにそれにタイミングを合わせるのに神経を使っている、とアレーナは予測した。
ドン! と言う音と共に今度は中程度の威力のややスピードを落とした雷を出した。
「くっ」
とクリウはこれも防いだ。
「ならば!」
とアレーナは連続で高速の雷を撃って来た。
「あ、あああ」
とさすがにクリウは戸惑った。
「は、速すぎて反応しきれない!」
とクリウは叫んだ。
ドン! と何発かの雷がバリアに着弾すると衝撃が直接クリウに届きよろめいた。
それは打撃攻撃をまともに食らう程の衝撃だった。
「ぐ、ぐぐ!」
宝児は叫んだ。
「あっ、効いてる!」
レオンハルトは説明する。
「うん、それだけじゃなく今の防御は手を前に出していなかった。反応しきれなくなっているんだ」
シギアも続けた。
「それだけじゃなく。クリウはバリアを出した平時、構え時、着弾時とエネルギーを注入するタイミングが色々ある事アレーナが見破ったぽい」
クリウは苦しんだ。
こちらが着弾時に防御態勢にタイミングを合わせないとダメージを受ける事を見破られた?と思っていた。
アレーナはさらに指に大きな雷を溜めた。
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