シュトウルムの歴史
ヘリウムは奴隷制や徴兵制の廃止、自由貿易をシュトウルムに度々訴え何度となく戦争を避けようとした。
ワンザの父メルモーンの代から平和主義を貫くヘリウムに対し、シュトウルムは200年ほど前から既に大国としての威容を振りまいた。
世界的覇権国、中心的存在とするフレーズを掲げた政治をしてきた。
オロゴンの前がマリゼン、その前がシュカイピ王だ。
中央集権制であり、多くの城を戦争の為に建てた。
モットアンドベイリーでなく最新技術を使った石造りの城を多く建てた。
シュトウルムは大陸3国の中で最も侵略が活発で、まずは小民族を征服して行った。
最初、シュトウルムの宗教はミバン・マドが開祖となり人々に伝えた。
シュトウルムの神を絶対視し、戒律を重んじた。
アガライブ朝を建てる。
シュトウルム教徒は異教徒に対し戦う事を誓う。
しかし実はヘリウム神信者と仲良くした時期もある。
迫害移住後、他国の神殿を打ち壊した。
軍事だけでは国をおさめられないため知識人の名家を招き国制を整備した。
彼らは法学を得意とする。
法体系は高度に理論化された。
宗教寄進制度で収入の1部を払う。
それがインフラを整備する。
また自国宗教を変に解釈する部分もあった。
そして他民族を弾圧した。
身柄を拘束し施設に強制的収容をしたり、反乱分子がでないよう党により監視され宗教も禁止され力を削がれている。
党は農民出身者などでなく貴族、豪族、知識人の強者ばかり支配階級ばかりだ。
収容施設で鎖に繋がれ労働をし国歌を歌わされた。
数十人が一部屋に押し込まれる。
病気になった者も隔離しない。
女性も屈辱を受ける。
「神はいない」と思わせ自国宗教を信じられなくする。隷属させ搾取する。
書類で点数を付けられ出身、経歴、人間関係、反体制的か等も調べられる。
尿で顔を洗う人もいる。反乱は更に隷属させられる。孤寺院は子供の為お金が使われていない。
本を出版する際シュトウルムは絶対だと書かせ、地図ではまだ征服してない場所をシュトウルム領地と書けと言われる。
知識分子は狙われる。土地を奪われ仕事に就けず殺された事も。
そこには強者が弱者を庇護する意識はない。
家を取り壊したりした。弾圧するほど統治する配下の評価は高くなる。経済依存から逆らえない。
反乱があればテロリスト扱いだ。
町自体が監獄だと言われた。支配体制の構築を行う。
他教徒は馬車に乗れない。
監視はどんどんきつくなり心の自由は奪われる。
しかしヘリウムはこれを完全には把握していなかった。
他国を征服し属国にして税を払わせる。
反乱があれば家族を殺したりする。
農民は租庸調を国に納めるか、府兵制による兵役を負担する。塩の専売税を課した。
均田制とも密接であるとも思われるが、府兵は一般農民と異なる。
農民的だが軍事の柱だった。
民籍一本化で農民も兵士も同じ戸籍で扱われる様った。衛士か待官と呼ばれる。
時代により農民は戸籍申告書を各戸から出され家族調査もする。人口調査もまとめ課税資料とする。
死亡率は男に偏っている。一元的支配は生活を保証し均田制が鍵だ。
騎兵、歩兵が整備された。
国家正規軍と皇帝個人的兵力は違う。
奴隷も戦士として使う。
地方官には辟召制の様な物もある。
農民達は鉄鋼生産もさせられた。
実は食糧生産は虚偽報告が官から王に伝えられた時期がある。
農業改革は失敗なのに成功と報告された。
農業を知らない者が上になった為である。
その後農地が国有化され逃げ出した農民もいる。
さらに簡易な鉄鋼炉で作っただけの鉄鋼を作るのに大量動員された。
農民の道具も溶かして鉄にした。
さらに燃やす為木も使う。
そして穀物刈り取りが出来ず飢えが始まる。
飢饉が始まり餓死者が多くいた。
しかも上には届かない。
しかしこれを期に個人が農地を持つのを復活させ、これにより意欲は高まり収穫は上がった。
飢饉が人災と認められた。上も信頼を失った。
マルクス、社会主義を目指すのではなく資本主義に戻ろうとする。
社会主義は共産主義に進む為の過程に過ぎないと説かれた。
社会主義は弾圧され反運動が展開された。幹部の地位にいる地主や豊農は弾圧された。
その後民主化を説く学生ら若者の運動は軍に鎮圧され殺されたがその時民衆を説得したのが悪魔教会で、「言う事を聞いていれば必ず幸せになる」と説いた。
ヘリウムはシュトウルムの方がはるかに強い為攻め込まれるのではと思い対外交渉で何とか良い関係を築いたが不平等な条約もあった。
ヘリウムから輸出した服や靴は物不足を救った。
ヘリウムは軍備を拡大すべきか悩んでいた。
それをすると戦争をしたいと国民の1部に思われてしまうからだ。
シュトウルムでは奴隷がカカオを植栽し商人が仲介し貨幣としても扱われた。
植民地で新しい味が作られた。
プランテーション経営者は奴隷を売買した。
知識階級は迫害され逮捕されたりした。
ガルデローン軍は植民地にされた少数民族を救援しようとした。
そしてさらにその後ヘリウムではペストやライ病等疫病が起こった。
しかしその時女神の父である神が降臨し人々の前に姿を現し、疫病を消し去った。
これに国民は驚き感謝し祈りをより捧げる様になり、食糧難や財政難も乗り越える事が出来た。
その話を聞いたシュトウルムは
「あの国には神が付いてるので侵略は後回しにしよう」と言った。
そしてヘリウムの神に変わる呼ぼうとすると、そこに悪魔が降臨した。
悪魔はメガスの父オロゴン王を
「自分たちについていき他民族を侵攻すればやがて世界の全てを手に入れられる」
とそそのかした。
これに気を良くしたシュトウルムは軍事力をさらに上げた。
しかし度重なる遠征に軍資金は必要となった。
戦争用に多くの城を築く為労働に駆り出され農民は従軍を強いられ小作人は低く扱われる。
勿論、王位を巡る戦いにはいつの時代も様々な要素、問題がある。
政争や兄弟の争い、諸侯の反乱や失脚させようとする画策、擁立する者と反対、邪魔をする者の戦い。
異民族の意地のぶつかり合い、女性問題もある、中には女性を巡り親子が殺し合う事もある。
体制の緩みや社会矛盾を王達は無くしていく努力をした。律令体制が社会に対応して行けなくなった。
国民は反発した。
流民問題もある。
「貴族たちに権力を独占させるな」
また貴族たちも王に反発した
「弱小王国ヘリウムと同盟するな」
「選挙制王位に移行しろ」
またシュトウルムは徴兵制のみでなくコロセウムでプロの乞食や放浪者、蛮族、逃亡者を戦わせて良い成績を収めた者を好待遇で戦士に迎えたりと様々な方法で戦士を集めた。
シュラフタ出身の騎士学校も作られた。
父オロゴン退任前から息子メガスは19歳で軍事功労賞を得た。
保守派議員達の連盟が出来ておりメガス即位次第補佐する暗黙の了解が出来上がっていた。
メガスは寵臣政治の部分が大きかったため諸侯、議会は対立して行った。
少年時は役職者と貴族の評議会が助けた。
諸侯に助言を受けた。
何人かの貴族がフォローしていたが、不在時には不利になった。
国王の座を狙う者は少なくなかった。
メガスは「ヘリウムに対し憤怒や恨みはない、それは同じレベルの者がするものだ」と言う考えを持ち諸侯らに「ローマのカエサルの様な考え方だ」と言われた。
かつ悪魔教に熱心で生きている間も死んでからも大きな悪魔の力で守られると考えていた。
悪魔王をあてにしているのではと思った諸侯もいたが「何を考えているのか読ませない様にしているなら天才だ」とも言われた。
顧問会議の席次を争う権力闘争が起きた。
戦争の為メガスは人頭税や水車、パン焼きかまどにも税をかけた。
貴族院と騎士と平民の庶民院は密接だった。
中小地主は5000人程だった。
貨幣保存は納戸部がした。
反発した貴族や平民を処刑した事もあるがそれ以上に「悪魔が付いている」と後ろ盾が非常に国民を強気にし「言う通りにしていれば世界を手中に出来る」と言う自信を生んだ。
やがてシュトウルムはガルデローンに攻め込みヘリウムに援軍を要請したがこれにヘリウムが応えなかった為関係は悪化した。
そしてシュトウルムでは宗教を曲解し都合よく解釈して国民に広めたが、ヘリウムからの移住者が「永遠絶対の支配者はいない。神の前では皆平等だ」と意を唱えたのを異端として処刑した。
これがヘリウムにとって「戦争をすべきでは」と言う選択肢を生んだ。




