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天から落ちた最強だが性格が悪い最低ランクの勇者が地上で独立部隊パーティーの一員に任命され帝国と戦う  作者: 元々島の人


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形勢逆転

 シギアはメガスをかく乱する為空を自在に飛び回っていた。

 とても速いだけでなく動きの軌道が複雑で読みにくい。


 中々メガスは捕まえられない。

「くっ、もっとスピードを上げねば!」


 さっきまで何をやっても余裕綽々だったメガスの顔から余裕が消えた。

 シギアは円を描いたりジグザグに、しかもスピードを調整しながらまるでフィールドをかける様に飛び回る。


 またメガスは、シギアが攪乱の為の飛行に出ている事を見破れず、あくまで攻撃の為に飛んでいるのだろうと思っていた。

 これがさらに予測を難しくした。


 メガスは初めて空を飛んだ為慣れておらず複雑な動きが出来ない。

 読み通りだ。奴は空中戦に慣れていない。


「く、くう!」

 メガスの余裕がさらに消え歯ぎしりを始めた。

 一心同体化した悪魔王はアドバイスした。


「焦るな。奴の動きを見極めろ」

「しかし、奴の動きが複雑すぎる。それに飛び始めてからどんどん体力が落ちて行く。これほど消耗するとは」


「奴に消耗を悟られるな」

 しかし悪魔王の忠告もメガスの焦りを消せなかった。

 シギアは気づいた。

「あいつの顔から徐々に余裕が無くなっている。読みが当たったのか」


 空中での攻防は3分近く続いた。

 そしてメガスは息が上がって来た。

 単純に疲れだけでなくイライラもそれを倍加した。


「落ち着け。お前は世界最高の力を手に入れたんだぞ」

「本当に世界最高か。こんな弱点があって」

 メガスは初めて悪魔王を批判した。


「はあ、はあ」

 メガスは遂に息切れしだした。

 

 シギアはこれをチャンスと見た。

 シギアは斜め下や遥か上から切りつけたり読めない攻撃をしかける。


「く、くう、私とした事が!」

 明らかにメガスの動きが落ちている。


 クリウはメガスが全く自分に注目してないのを利用しエネルギーを溜めていた。

 そして攻撃の末遂にシギアはメガスの胸を切った。

 血がほとばしる。


「私は悪魔の力と肉体を借りているのだ。人間の様に簡単に死ぬと思うな」

「簡単に勝つとは思ってないさ。でもあんたは明らかに余裕がそがれている」

「くっ! 私は強い。最強の存在だ」


 しかしディスピット達諸侯は呆れていた。

「見ろあの小僧が思い上がり油断して押されてあのざまだ」

「ど、どうするのです? まさかメガス様がやられたら」


「ええい! 援軍はいないのか? この傭兵だけでは束になってもあいつらには勝てん」

「ほぼ外は全滅しています」


 そしてまた剣が当たった。

 鮮血が飛び散る。

「ぐああ!」


 クリウは思った。

「今のメガスなら!」


 クリウは溜めたエネルギーで超特大の攻撃白魔法を放った。

 これがもろに当たり爆発した。

「あ、ぐう!」


 シギアも驚いた。

「き、効いてる! 何て威力」

「あの小娘め!」

 

 しかし攻撃しようとした瞬間間髪入れずクリウの魔法がもう1発さく裂した。

 また爆発が起きる。

「が、がああ!」


「ま、まだ生きてる」

 とクリウは戸惑った。

「ゆ、許さん!」


 メガスはシギアとの戦いを止めクリウ目掛け急降下した。

 クリウは避けられない。


「死ね!」

 メガスが剣を放ったがシギアが先に地上に着きクリウをかばい胸を一杯斜めに切られた。

「ぐあああ!」


 シギアは致命傷を負って倒れた。

「は、はは! 馬鹿な奴だ!」


 その時遂に女神が来た。

「なっ!」

「悪魔王! 静まりなさい!」


 そしてシギアを抱き寄せ回復させ言った。

「ついにSランクの剣を持って来ました。もうこれで貴方は誰にも負けません」


 そしてシギアは起き上がった。

「おのれ!」


 メガスは瘴気を放ったがシギアは1振りで切り裂いた。

「なっ!」

「メガス、覚悟しろ」


  

 

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