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天から落ちた最強だが性格が悪い最低ランクの勇者が地上で独立部隊パーティーの一員に任命され帝国と戦う  作者: 元々島の人


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メガスと悪魔の合体

 メガスは悪霊兵達を引っ込めてしまった。 

 そして凄みを増した声で言う。


「悪魔王と遂に私は一体化した。これで死んでいった仲間や部下、いや先代やその前の代の意志を受け継ぎシュトウルムが世界を統一し志を達成する時が来たのだ」


 皆不安と認めたくない恐怖で声も出ない。

 エネルギーを与えただけで部下達はあれだけパワーアップした。


 まして憑依したらどれだけの強さになるんだ。

 それは想像して計れる事ではなかった。


「私は人間でも悪魔でもないその両方である真の王になったのだ」

「……!」


 皆の戦慄を嘲笑うかの様にメガスは右腕を前に突き出す。

 すると憑依した悪魔王の腕が半透明にメガスの腕に重なる様に現れた。

 そして黒い衝撃波、と言うより一瞬部屋が真っ暗になり見えない波動がパーティを襲った。

「ぐあ!」


 皆吹き飛ばされ壁に激突寸前になった。

 何て事だ、あいつには手で軽く触れた程度だろう。

 こいつ倒すと言うより攻撃を当てる事自体出来るのか。


 とシギアは皆を守らなければならない立場上かつてない不安に襲われた。


「ふふ」

 メガスは歩を進める。


 しかしメンバーの中でデュバンが真っ先に立った。

「はっ!」

 

 シギアは嫌な予感がした。

 デュバンは叫んだ。

 強がりも含めて。


「俺はどんな困難も恐怖も、闘志と努力で克服して来たんだ! そして皆と力を合わせて! いくら人間と悪魔が同化しようと俺達はこれまでずっと戦いパワーアップした! 人間の力を舐めるな!」


「よせ!」

 シギアは叫ぶのが精いっぱいだった。


「デュバンさん!」

 宝児はさん!以降が続かなかった。


 それは恐怖とデュバンの運命に嫌な予感を感じそれを肯定出来ない部分が心にあったからだ。

 しかしデュバンは2人の心を知ってか知らずか叫びながら突撃して行った。

 メガスはにやりとした。


 叫び走るデュバンは距離を縮める。

 しかし叫んだ内容と異なりどこか自分の運命を予感している部分があり、恐怖で一杯なのを認めたくない様だった。


 そして距離が6メートル程に縮まった時メガスは右腕を振り上げた。

 すると突如床から巨大な瘴気のとげの柱が現れ、一瞬でデュバンの体を垂直に貫いた。

 誰もが声を失った。


 デュバンは絶命したのだ。  

  



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