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天から落ちた最強だが性格が悪い最低ランクの勇者が地上で独立部隊パーティーの一員に任命され帝国と戦う  作者: 元々島の人


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勇者パーティー対メガス

「ふふ、いいだろう。かかって来い」

 とメガスは微笑んだ。

 対してミランディが代表の様に対峙する為前に出た。


 距離を置いて立ち静かなにらみ合いを見せる。

 ミラムロはメガスに動じなかった。

 落ち着いた、感情が悟られにくい目付きだ。


 対してメガスは自分が負ける等全く考えていないにやりとした表情を見せる。勿論圧をかけながら。


 最初にミランディが沈黙を破った。

 走り込み臆する事無く切り込んだ。

 

 メガスは相変わらず動じていない。

 ぎりぎりまで剣を動かそうとしない。


 ミランディの一刀目をミンガードの時のそれと同じ調子でたやすく受け止めた。

 しかしミランディは受け止められてもひるみを見せず、払われても冷静に食い下がる。


 体勢が崩れても足さばきで持ち直し斜めから袈裟切りで攻める。

 この体裁きにメガスは軽く払っているようで少しだけ動揺した。ほんの少しだが。


 更には低い体勢での踏み込み打突もミランディは繰り出した。

 体を一杯に使った攻めでかなり予測不可能でスピードもありなおかつバランスコントロールも良かった。


 続く切り込みは跳ね返された。

 勿論メガスにはまだ余裕がある。

 それに体術とバランス、スピードで変化を付けて攻め込もうと言う努力姿勢が見て取れた。

 また気が遅れない様、臆する事ない変化しない表情で攻め込み動揺を見せない。掛け声も減らした。


 ミランディは足さばきでバックに逃げた。


 そして剣がぶつかり鍔迫り合いになるとメガスは少し真顔になり、ミラムロは隠そうとしても少しきつそうだった。

 その状態が続く。


 ミランディの動きと冷静さにメガスは少しだけ驚いた。

 勿論君主たる隙の無さと威厳を見せながら。


 ミランディはメガスの攻撃を必死に避け、受け止めた。

 さっきまでと違い今度は防御と回避に全エネルギーを注ぐ。

 だがすぐには息が切れず速いスピードをキープするスタミナも見せた。

 

 様子見と嘲笑いを兼ねるメガスの細かく素早い攻撃に対応して見せる。


 ミランディは一通り受けきると後方にバク転した。

 この動きにはメガスは動揺したがそれを悟られまいとした。


 そしてミランディはエネルギーを短時間で溜め奥義をまず地上で繰り出し、何とか受け止められると今度は空中にジャンプしまた同様に奥義、さらに後方にバク転してからダッシュして奥義の3段攻めを見せた。


 さすがに皆は彼女の腕の上がり方に驚いた。

 しかしメガスは後ずさりしながらも何とか奥義を防いで見せた。


 しかしメガスは衝撃波でミランディを吹き飛ばし、剣から出る黒い瘴気で腹を貫いた。

「ぐっ!」

 これにはミランディもダウンした。

 

 私とした事がどうした。

 この娘の攻撃程度が中々読めんとは。


「次は俺だ」

 とアリザインが前に出た。


「ふん、ぬっ!」

 向き合うなりメガスは空気投げで投げられた。

 完全に虚を付かれた。


 更に立ち上がったメガスをアリザインは上空に投げた。

 落ちてくるメガスをアリザインは下から切ろうとする。


 しかしメガスは体勢を空中で直し地上で待ち構えるアリザインの剣を防いで見せた。

 メガスは着地した。

 こいつらにこんな力が。


 メガスは動揺した。

 シギアは言う。

「どうだ、俺達の力は」

「ふん、私を怯えさせるまでには至らんな」


 と言い悪霊の剣を振るい、瘴気を大きな波の様に放った。

 広範囲に放たれた瘴気を皆はジャンプしてかわした。


 シギアは言う。

「あんたは強い。だけど俺達は今まで想像を超える敵達と戦って成長し勝つ女神様にパワーアップさせてもらった。幾らあんたでもきついんじゃないのか」

「ふん」  

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