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天から落ちた最強だが性格が悪い最低ランクの勇者が地上で独立部隊パーティーの一員に任命され帝国と戦う  作者: 元々島の人


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ミンガード決死の説得

 メガスは剣で空を切り裂いた。


 シギアはマーティラスに剣の事を聞いた。

「あの悪霊の剣てどう言う剣なんだ? 何が凄いの?」

「ああ、あの剣はシュトウルムの兵士、戦士の霊を呼び出し自在に使いこなす能力がある。霊の召喚能力もあるし霊の力を纏わせパワーアップする事も出来る。今はメガスはその霊を使っているのかよくわからない。だがまだ全然本気じゃない様だ」


「ミンガードさんはもう汗だくだ」

 アレーナは聞いた。

「力の差?」


「それだけじゃない。説得しようと必死だから心に負荷がかかる。一方メガスはまるで気にしてないから負荷がかからない」


 切り合いは続いたがメガスは明らかに余裕綽々だ。

「ふふ、私を倒すどころか汗をかかす事も無理なんじゃないのか?」

「僕は勝つ。いや切って勝つんじゃなくお前に平和の意味を教え和平への道を作る」


 デュバンは言った。

「マジで和平を結ばせる気なのか」


「くっ、まだそんな事を。一体どうやって私の首を縦に振らせる気だ。えっ? 私にかすり傷を負わす事も出来ない癖に」


 シギアは気にした。

「まずい」


「かすり傷を負わせられなくてもお前を説得出来ればいい」


「さっきも言ったろう。人間は自分より強い者にしか従わんし言う事も聞かん。力のある人間しか心を動かす事は出来んのだ。だから私は国民に事ある毎に力について演説して来た。力あるシュトウルムこそが世界を制するに相応しいと」


「王位について人を従わせる事に慣れ過ぎたか?」

「慣れ過ぎたんじゃなくて当然の事だ。世界中が従うのも目前だ」


 訴えながらの戦いでミンガードに隙が出来胸上部を薄く切られた。

 しかしまだひるまない。


「僕はこんな戦争を必ず終わらせる」

「なら神にでもなって私を許したらどうだ。そうしたら皆平和になるぞ」


「許したいさ」

「何?」


 ミンガードの意外な言葉にメガスはわずかに沈黙した。


「なら償って死ね。簡単には殺さんぞ。兄弟とはいえ嬲り殺す。ちなみに貴様には悪霊の剣はもったいない」


 ミンガードは苦しんだ。

 あと一発食らったら……


「貴様は理想ばかり言い過ぎた。悪人を完全に許すなど。お前の愛しいマライもあの世へ送ってやる」


 これはミンガードも表情が変わった。

「!」

「おっ、怒ったな。いいぞ、いつでも殺し合いなら」


「それでも僕は」

 と言いミンガードは剣を捨てた。

「何⁉」


 ミンガードは素手で突撃した。 






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