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天から落ちた最強だが性格が悪い最低ランクの勇者が地上で独立部隊パーティーの一員に任命され帝国と戦う  作者: 元々島の人


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鍔迫り合いと読み合い

 ミンガードは次に振りかぶり手首を狙って行ったが読まれた為踏み込んで次は顔を狙って振りかぶるが中々当たらない。


 メガスは剣を払い反撃で顔を狙ってきたがミンガードは危うく防いだ。


 鍔迫り合いでもメガスはにやにやしている。

 ミンガードは疑念を感じた。

 

 引き技で切ろうと言うのか。

 相手と間合いが取れなければ引き技に来るだろう。

 と読んだ。


 ミンガードは逆にこちらが引きに来るのではと思われているのではと警戒し中央を取ろうと押すがメガスはその隙を探していた。


 左側に押して中心を取り返そうとした所を狙ったがこれをミンガードは読んでいた。


 メガスはミンガードの顔面打ちを右斜めに体をさばき剣に空を切らせようとした。

「ふふ」

 とメガスは笑う。


 ミンガードは攻めの姿勢でメガスの剣を払ったが払ったらすぐ打ちに行った為戻すのに苦戦した。


 剣を密着させ剣を巻き上げ手元を崩しにかかった。

 ミンガードは剣を担ぎ顔面を狙って来るとメガスに意識させた。


 その為メガスは焦って手元を上げなかった。

 メガスは力が抜けた状態で間合いを詰める。

 その姿に威圧感がありミンガードは圧に気おされた。


 ミンガードの手元が上がった。

「びっくりでもしたのか?」

 とメガスは思った。 


 何しろそういう間合いは打ちやすい。

 こう言った打つか打たれるかの間合いで我慢できるかで勝負は決まる。


 打ち急がんのか?

 とメガスは思った。


 ミンガードは下攻めを出した。

 しかしメガスは体を引いた。

 ミンガードはのけぞった為顔に逆に食らいそうになったが防いだ。



 左半身を使い、体重を乗せ左手を突き上げる!

 とミンガードは唱えた。


 読み合いの膠着から打突しようとしたが打ち返されそうになった。


 剣先を緩めて誘うか

 とメガスは思った。

 誘いに乗って面返しが出来れば。


 メガスは挑発する。

「私を説得するセリフでも考えているのか?」


 ミンガードは

「僕の望む事は平和。そしてお前を止める事だ」

「それは私より強くないと出来ないが」


「それは違う。自分より強い者の言い分しか聞かないお前が間違っているんだ。本当はどんな小さな人間でも正しい考えや言葉を発する事は往々にしてあるんだ。弱者の方が正しい事を思ったり言う事が多いんだ」


「弱者はただ支配されるだけだと思うが」


「押し付けかも知れないが僕がお前の考え方を変えてやる。考えは個人の自由だが、お前の様に国を率いる立場の人間が誤っていると多くの人間が迷惑をこうむる」


 ミンガードは思った。

 それにしてもあいつはいつでも相手の動きに対応出来る構えが出来ている。


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