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天から落ちた最強だが性格が悪い最低ランクの勇者が地上で独立部隊パーティーの一員に任命され帝国と戦う  作者: 元々島の人


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闘技場の兄弟対決

「ようこそ。よく来たねここまで。馬鹿な兄上も」

 メガスはにやにやと笑った。


 シギア達が中央近くまで行くと、入り口から待機していた様に柄の悪い傭兵たちが大勢入って来た。

 またディスピット達家臣も。


 そしてワンザも来た。

「王様!」

「すまぬ、皆……」


 メガスは言った。

「心配しなくていい。彼らはもし君達が逃げようとした場合の見張り役だ。手を出す事はない。別に戦わなくていい」


「……」


「あの傭兵たちはコロセウムで犯罪者達を戦わせて勝った者を登用した。我々は情け深い、どんな人間にもチャンスは与えるのだ。そして君達との戦いで大勢死んだ正規の兵はもっと扱いも意識も上だ。彼らは皆敵国を悪魔と見なす様教育してある。だから大変忠実な尖兵となってくれた」


 ミンガードは言った。

「そんなのは間違っている。人の心を無くす教育等正しい訳がないそれが憎しみを生むんだ」


「憎しみも闘争本能も差別も偏見も無くなりはしない。だから社会的にどうにもならない腕力しか取り柄のない連中にもチャンスを与えてるのだよ。あれを見ろ」


 傭兵の1人がいきなり矢で撃たれた。

 苦しむ傭兵はあがいた。

「私は拾ってくれた陛下の為命を全て賭け戦います、うう」


「見ろ。我々に絶対の忠誠を誓っている。刺されても殴られても蹴られてもだ」


 皆叫んだ。

「シュトウルムの支配は絶対させない!」

「君達は確かによくやったがここで終わりだ。ねえマライ君」


 とメガスはマライの顔に剣を当てた。

「女の顔に傷を付ける気か!」

 デュバンは叫んだ。


「あるいは」

 と言いマライの髪に剣を当てた。


 ミンガードは前に出た。

「よせ、僕が戦う」


 メガスは嘲笑った。

「僕が倒す、か?」


「嫌、僕が君を説得する」

「説得だと? はっはっは!」


 メガスは続ける。

「裏切り者が言うとは、さぞかし天国の御父上たちもお嘆きだろう。しからば私の手で兄上を血祭りに上げ愚かな姿を亡き父に贈ろう。感謝しろ。君達に無残に殺された兵達が殺してくれと言っているのが聞こえるよ。さあ来い」


 ミンガードが前に出た。

「本当に1人か?」


 シギアは言った。

「ミンガードさん、俺達にすぐにでも交代してくれ」

「大丈夫だ」


 前に出る2人。

 メガスとミンガードは向かい合った。


 メガスの剣にマーティラスとアレーナが気づいた。

「あれは悪霊の剣! 死んだ戦士の霊魂を力にすると言う」


 にやにやと余裕綽綽のメガスと命を賭ける覚悟のミンガードの表情は対照的だった。

 見守るシギア達と傭兵の野次が飛ぶ。


 1分半近いにらみ合いを終え、遂にミンガードは切りかかった。

 間合いは遠間だった。


 ミンガードは振りかぶり切りつけたがメガスは足さばきでかわす事もせず剣先を回し込みあっさり受け止めた。


 ミンガードはあまりに簡単に受け止められひるんで後ろに引こうともした。


 残心をしそこなったが構え直した。

 ここで気を強く持ちステップ後もう一発今度は突進打突したが払われた。


 十分に構えが崩れない為密着させて攻めるのが常套手段、あるいは体当たりで引き技に転じる事もある。

 

 だがミンガードは気持ちをぶつけたかった。


 気で攻めている感じで、相手の心を感じ取り捨て身の気持ちで正中線を取り鍔を使い乗る様に入ろうとした。


 小手を狙って行き、そして次は読まれた為顔を狙い次も狙ったが中々当たらない。


 メガスからしたら意表をついた感じは全くなかった。


 メガスは剣を払い振りかぶりミンガードの顔を狙ったが危うく防いだ。


 剣を裏から払う技で攻め、ミンガードは何とか防御した。

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