執念の戦い
「切れた!」
明らかにダメージを受けた反応だった。
「ギ、ギギ」
と言う声やのけぞる反応、煙を吹きだしたりした偽悪魔王。
「武器の発射口が弱点なんだな! よし!」
デュバンは確信し突っ込もうとした。
マーティラスは止めた。
「あっ、しかし突っ込むのはリスクが大きい、ここは慎重に」
「分かってる。だが攻撃を食らう前に倒すだけだ!」
とデュバンは突っ込んで行った。
「俺も」
と言ったドレッドだったが、レオンハルトは
「お前は装備が重いから危険だ。俺達に任せろ」
とアリザイン、ミランディ、ラスビイらと突撃して行った。
そしてマーティラスも行った。
デュバンは
「あれ、マーティラスさん?」
「仕方ないだろ。俺だけじっと待ってる訳に行かん」
「おのれ、ちょこまかと!」
偽悪魔王は全身弾を撃って来た。
「来た!」
「これだけ広範囲じゃバリアも追いつかない!」
シギアは言った。
「特攻じゃない! 避けながらやるんだ! メガス達が控えてるんだ。そいつを倒すだけじゃ駄目だ後を考えないと」
皆弾は流石に避け切れなかった。
「ぐっ!」
デュバンは言った。
「避け切れなかったら当たっても耐えるんだ! 何としても前に出て突破するんだ!」
「俺は死ぬのはそんなに怖くない」
とアリザインが言った。
ミランディは流麗な動きで下腹部に潜り込みミサイルを攻撃しだした。
デュバンは言った。
「俺は手をやる!」
「えっ無茶じゃ!」
「うおおお!」
「危険だ! 火炎弾をもろに食らうぞ」
「うおっ!」
火炎が出たがデュバンは転がり難を逃れた。
マーティラスも左手攻撃に参加した。
「マーティラスさん?」
「俺は無茶な戦いは嫌いだが、お前に感化された」
デュバンは左手に飛びつき張りつく執念を見せた。
「発射する瞬間を狙って切り離脱するんだ」
シギアは宝児と胸の暗黒弾発射口に行った。
シギアは空中から張りつき宝児は地上から魔法を撃った。
開きそうな穴をシギアが攻撃すると煙が出た。
「暗黒弾で一気に吹っ飛ばせ!」
暗黒弾が発射されたがシギアは少し食らったが張りつきぱなしだった。
「何て奴だ!」
「うおお!」
張りつきながらシギアは猛烈に発射口を攻撃すると激しい煙が出て遂に偽悪魔王は動きが止まりかけた。
「攻撃しすぎると爆発する! 逃げるんだ!」




