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天から落ちた最強だが性格が悪い最低ランクの勇者が地上で独立部隊パーティーの一員に任命され帝国と戦う  作者: 元々島の人


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デュバンの弱気な遺言

「俺の剣に聖なるエネルギーを集めてくれ!」

「わかった!」

 

 とクリウやマーティラス、モフレン達白魔導士はシギアの剣にエネルギーを送った。

「聖なる剣の力でこいつらを倒してやる」


 その間、ギルギザンの相手は竜達がした。


 マライは火炎をゴーストナイトに向け放つと悶え苦しんだ。


「ぬっ!」

 悪魔王は気づいた。

「何故だ、肉体のないゴーストナイトがダメージを」


 マライは言った。

「この炎は邪気に特に強い効果を発揮する炎」


 そして一方シギアには聖なるエネルギーが集まっていた。

「行ける! これならギルギザン達を倒せる」


 しかし一方で問題も起きていた。

 デュバンは胸を貫かれ重傷だ。


「致命傷だ!」

 とドレッドはおびただしい出血を見て叫んだ。

「ぐ、ぐう」


 いつも弱音を吐かないデュバンが今度こそ本当に辛そうだった。


 アレーナは戦況を見て女神にパワーを与えてくれるよう頼んだ。

 そして不安ながら女神はエネルギーを送った。

「あああ」


 落雷の様なショックにアレーナは苦しみ、それでも何とか受け入れようとする。さらにデュバンへの配慮も忘れなかった。

「早く白魔導士に回復して貰わないと!」


 しかしデュバンは力なく言う。

「い、良いんだ俺はもう」

「え?」

「俺の人生はここまでだ。こいつと相討ちになっただけ上出来だ」


 ドレッドは言った。

「これが人生の終わり何て言うな! 生きるのを諦めるな。もう少しで戦いは終わる!」


 レオンハルトも言った。

「そうだ、いつも熱くて弱音一つ吐かなかったお前はどうしたんだ」


 ドレッドは思った。

「あいつチームに入ってそんなに経ってない。すごい不屈の男、そう一面的に相手を見てたんだ。弱い言葉を口にするの初めて聞いた」


「よそ見をするな!」

 とドレッドをキングへイルは殴った。

 そして剣は折れた。


 しかしドレッドは立ち上がり素手で殴り合いを始めた。


 アレーナは思った。

「ドレッド、素手になってまで……ジェネラル・マドンと戦った時と同じ。何故そこまで」

 と自らも苦しみながら魔力を制御した。


 レオンハルトと宝児は叫んだ。

「デュバンが重傷を負っている! 白魔導士を連れてくれ!」


 しかしデュバンは叫んだ。

「駄目だ! 今はシギアにエネルギーを集めてるんだろう」


 シギアは決断した。

「クリウ、マーティラス行ってくれ!」

「わかった」


 と2人は言い他の白魔導士達はシギアにエネルギーを与え続けた。


「足りなくてもこれで行ってやる!」


 とシギアは剣で奥義をギルギザンとバットゴーレムに放ち大ダメージを与えた。


「シギア達だけに頼るな! 俺達の手で!」

 と勇気づけられた兵士達は突撃した。


 そしてアレーナは特大魔法をヒルデバルに見舞った。

 この隙を突いてレオンハルトとミンガードは攻撃を決め遂にヒルデバルは倒れた。


 そしてシギアの奥義と竜の火炎で弱ったギルギザン達にも兵士が総攻撃し遂に倒れた。


 女神は言った。

「今こそ女神の道が出来ます!」 


 

  

     

  

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