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天から落ちた最強だが性格が悪い最低ランクの勇者が地上で独立部隊パーティーの一員に任命され帝国と戦う  作者: 元々島の人


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見え始めた光明

 マライとそれに呼応した4匹の竜が戦いの場に到着した。

 色は赤、青、金、緑だった。


 しかしヘリウム兵達は敵と勘違いする者が多かった。

「ひいっ! まだドラゴンの援軍が!」

「ミンガードが捕まってる?」


 しかしマライの手の中のミンガードは「敵じゃない」と言うサインの為手で×印を作った。


 そしてマライも敵でない事を示す為、白色火炎をギルギザン達に向け放った。

「ぐあああ!」

 ギルギザンは苦しんだ。


 ヘリウム兵達は驚く。

「どう言う事?」


「この竜はマライさんだ」

 ミンガードが言う。

「えっ⁉」

「そしてこの竜たちは彼女に呼応して来た味方の竜たちだ」


「ええ? マライさんが竜族?」


 女神が説明した。

「そうです。彼女は竜族、あの竜達は私達の味方」 

 他の竜が言う。

「もう大丈夫です! 私達が援軍です」


「何と」

「光明が見えて来た」

 とヘリウム兵達は歓喜した。


「おのれ、ひるむな!」

 宝児の竜巻に巻き込まれたヒルデバルは踏ん張り、手から更に強力な衝撃波を宝児とレオンハルトに放った。


「ぐぐ」

「さすがに6大幹部の長、そう簡単に倒れんか」


 しかし宝児は諦めなかった。

「僕だって勇者の卵の端くれなんだ! ただはいはいいう事を聞くだけの自分とはおさらばなんだ!」


 と言って竜巻を強くした。


「ぐぐ、あの小僧……私は負けん! こんな奴共に心を取り乱し冷静さを無くしただけで顔に泥を塗られたも同然だ! 舐めるな!」

 さらにヒルデバルは衝撃波を強くしていく。


「頑張れ、宝児」

 と遠くからシギアはつぶやきグッドサインを出した。

「シギアさん……」


 そしてマライ達は白色火炎でギルギザンとバットゴーレムを攻撃した。

 これまでになくひるんだ。


 そしてアレーナとミラムロはコンビネーションでガム・ゴルドを遂に倒した。


 アレーナは女神に言った。

「私にも大きな力を!」

「でも貴方の体内にエネルギーをそんなに入れたら!」

「構いません! ここで負けたくない! 皆を負けさせたくない!」


「僕だって!」

 と更に宝児は竜巻を強くした。


 レオンハルトは言った。

「俺と宝児君、あと1人ドレッドと畳みかければヒルデバルを倒せる」


 しかしドレッドはキングへイルに苦戦していた。


「僕も行く!」

 とミンガードは言った。


 それを遠巻きにシギアは見て思った。

 ミンガード……本当は早く弟のメガスの所に行って戦うか話し合いたいだろうに……



 ミンガードは思った。

 メガスを倒し止めるのは僕しかいない、他の人には譲れない。でもシギア達仲間の事も同じように大事なんだ。


 マライは思った。

 ああミミーデン様、貴方こそ平和への架け橋……


 デュバンは遂に特攻するようにジメーンに突撃した。

 そして

「まだやられん!」

 

 とやけになったジメーンは黒い負のエネルギーの塊で剣の様な物を作り、デュバンと相打ちの様に胸を貫いた。


 女神は皆を励ました。

「もう少しです! 頑張って! シュトウルム城までの女神の道が出来ます!」


「よし俺も!」


 とシギアは白魔導士達に呼び掛けた。

「俺の剣に聖なるエネルギーを集めてくれ!」

 

 



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