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天から落ちた最強だが性格が悪い最低ランクの勇者が地上で独立部隊パーティーの一員に任命され帝国と戦う  作者: 元々島の人


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情と効率

 エイスラーはガイと戦っていた。

 エイスラーは思った。


 型にはまらないまさしく猛獣のような、防御を無視したような攻め方だがあまりに速くてそれをカバーしている、と。

 

 エイスラーは勿論彼を傷つける事を避けているわけだが。

 シギアは懇願した。

 「エイスラーさん、何とか時間を稼いでくれ」


 マギーは叫んだ。

「お兄ちゃん!」


「お前が叫ぼうと無駄だ」

「やかましい」

 と言い帝国兵はマギーを叩いた。


「大丈夫だ、さっきのようにぐわ!」

 タードは攻撃された。


 帝国兵は脅迫した。

「あ、もし今度元に戻ったらマギーを殺す」


「卑劣な奴らめ!」

 エイスラーは怒った。


 そして拳銃をサリディアスに食らわせた。

 「うおお!」

 サリディアスのこめかみを銃弾がかすった。


 皆感心した

「すげえ威力だ」


「おのれ!」

 サリディアスは怒り剣の奥義を放った。

「うおお!」


 剣の光が広く遠くまで広がり、レオンハルト達のみでなくエイスラーも襲った。

「なんて威力だこれほど広範囲に」

 レオンハルトは動揺した。


「はっはっは、エイスラー、貴様を倒しその銃の秘密を奪ってやる」


 レオンハルトも奮起した。

「くそ、俺達もまだ負けんぞ」

「しゃらくさい!」


「僕だって! くらえ!」

 遅れてきた宝児は水の魔法をサリディアスに向け放った。


 弓兵達は宝児を狙ったがドレッドは大盾で防いだ。

 シギアは感心した。

「エイスラー強い。2人を同時に相手にしてしかも片方のガイは傷つけない様にしている」


 アリザインはクリウに言った。

「俺よりシギアを先に治してくれ」

「え?」


「俺よりもシギアが治った方が有益だ。悪い言い方をすればその方が死傷者を減らせる。より強い者が先に動ける様になった方が良いからだ」


 シギアは反対した。

「でも俺達は皆から『効率性よりも人の命を第1に救う事』を教わったんだ。うーん」


 しかしアリザインは言った。

「それは間違いじゃない。しかし、人の命や情などに重きをおく、それだけでは駄目な事もある」

「わかったわ」


 シギアは納得した。

「俺もわかった。俺を回復させてくれ」


「あっ! エイスラーが!」

エイスラーは肩口を切られた。


 シギアは気づいた。

「あの人反撃しようとすれば出来たのにもしかしてしなかった?」


 レオンハルトも再度奮起した。

「俺達もまだ負けてはいないぞ!」

「こざかしい!」


 レオンハルトはエイスラーに注意を促した。

「エイスラーさん、貴方はガイの相手に集中を!」


 そして回復したシギアは割って入りサリディアスに拳を浴びせた。


「シギア! 何故剣を使わなかったんだ?」

「1発殴る必要があった」


 その頃エイスラーはわざとの様にガイに切られた。

 その時マギーは叫んだ。


「もうやめて!」

 そしてエイスラーも言った。


「これ以上悪人に惑わされるな」

 シギアはガイにも言った。

「一緒に帝国を倒そう!」




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