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前編

 足が鉛みたいに重い。

 とりあえず歩いてはいるけれど、体中にどんよりとした空気が纏わりついて、先に進むことを躊躇わせる。足を動かすしかないから動かしている。それだけ。

 暗くなった空を埋める街の灯り。街の中心地に位置するこの通りでは、週末の金曜日を楽しもうと騒いでいる学生やサラリーマン達がやたらと往来している。誰もが通り過ぎる他人のことなんて気にしていない。けれどすぐに、私もその一員になってしまう。


(みんなに会うの、凄く久しぶりだ)


 正確に言うと、8年ぶりだ。高校3年生の時のクラス同窓会。仲の良い数人は大学に入ってからも交流はあったが、それ以外のメンバーは卒業以来会っていない。大学を卒業していれば、今年で社会人4年目というところだろうか。なぜこんな中途半端な時期に同窓会なんか、と思ったけれど、流れでつい行くことになってしまった。

 本当は行きたくなかったのに。


「志帆―!久しぶり!」


 会場である居酒屋の前に行くと、私を同窓会に誘ったナルミがいち早くこちらに手を振って来た。私も同じく手を振り返す。彼女とは今でも連絡を取り合う仲だが、実際に会うのは1年ぶりくらいだ。


「ナルミも!元気そうだね~」

「もちろん~志帆が来てくれて良かった~」


 ナルミの声に合わせて、居酒屋の前に集まっていた数人がこちらを向いた。髪型や化粧で変わっているけれど、見覚えのある顔が揃っている。


「わー、志帆じゃん!元気してた!?」

「超久しぶりーっ」


 数年ぶりの友人との再会。思わず私も興奮して、みんなの輪の中に飛び込んだ。さっきまでの憂鬱な気持ちが今だけは吹き飛ぶ…なんであんなに嫌だったのか不思議に思うくらい。

 こんなに楽しいのに。


「あっもう入れるって~」


 午後七時。店の予約の時間が来て、幹事の男の子がみんなを店内に招き入れた。広い座敷の部屋に通されると、席は既に決められているようで、小鉢の上に名前の書いた紙きれが置いてあった。


「ガーン、志帆と席離れてる~」

「うわ、ほんとだ。後でそっち行くわ~」


 ナルミとそんな話をしながら自分の席に移動した。よく見ると男女交互に組まれている。何だこれは。合コンじゃないのだから。

 メンバーを見渡していると、どうやらクラス全員が集まっているわけではなさそうだ。県外に出て行った子たちも多いから、せいぜい三分の一といったところか。正直久しぶりに会う子ばかりで、こんな人いたっけ?とか、名前何だったっけ?みたいな人が沢山いる。

 今日は結構気を遣いそうだな…。


「えーっ、みなさん!本日はお集まりいただき、ありがとうございまぁ~す」


 座敷の真ん中で立ち上がってヘラヘラと挨拶をしたのは、幹事の伊井田くんだった。彼はクラスの中心メンバーとして、何かイベントがあるときはいつも仕切っていた。ふざけたりバカやったりしていたけれど、いざという時は頼りになる。今回の同窓会も彼が企画したもので、相変わらずの立ち位置である。


「まだ集まってない人も結構いるけど、先に始めちゃいます!みんな、久しぶり!」


 うえ~い、とか、よっ、とか良く分からない合いの手にも、伊井田くんは嬉しそうに笑っていた。向かいに座っているみぃちゃんが、伊井田ハナシ長そ~、とうんざりした顔をこちらに向けてきた。


「自分事なんだけど、この度なんと仕事の都合で、久しぶりに地元に帰ってくることになりました!それでこの機会に、ずっとやりたかった3Aの同窓会をやろうかなーと。かなり久しぶりだから、人が集まるか不安だったんだけど、みんな仕事終わりにこうして駆けつけてくれて、本当にありがとぉ~~~」


 こちらこそありがとー!と、張り切り屋(というあだ名だった)の吉見さんが声を上げて、みんなもまたそれに続くようにうえ~い、と騒いでいる。久しぶりなのに、みんな高校の時と何も変わらないノリだった。こうして顔を合わせると、意外と時間のブランクなんて忘れてしまう。テンションが上がっているせいかもしれない。

 傍からそんな盛り上がりを眺めながら、そういえば伊井田くんと吉見さん、付き合ってるとかいう噂があったなぁ、なんてことをぼんやり思い出した。


「とりあえず、積もる話はこれからじっくり話していくということで!まずは乾杯しましょ~!ビール持ったか~!」


 その合図で、みんながグラスのビールを一斉に手に取った。


「それでは、かんぱ~いっ!」

「かんぱーい」


 近くの人たちとグラスを合わせる作業を繰り返して、ビールを一口。


「あー、美味しい」

「ね~っ」


 みぃちゃんがニコニコ笑いながらビールを飲んでいる。可愛い顔してなかなか飲むらしい。私の隣の席は空席で、まだ来ていないか欠席かのどちらかだろう。しばらくみぃちゃんたちと他愛もない話をしながら、ビールを飲んだ。

 斜め向かいに座っているのは大人しめな印象の瀬尾くん。当時はあまり話をしたことがなかったけれど、控えめながらも相槌を打ったりして私たちの話を聞いていた。

 そんな感じでまったり会話を続けていたら、不意に、みぃちゃんが私の後ろの席を指さして「志帆、アレ見て」と笑いだした。

 振り返ると、伊井田くんがクラス一美人のエリちゃんの隣を陣取って、馴れ馴れしく肩に触れている。エリちゃんは困った様子ながらも何とかやり過ごそうと引き攣った笑いを見せていた。


「あ~…」

「んで次あっち見て」


 続けてみぃちゃんが指さした先には、少し離れたテーブルからその様子を眺めている吉見さんの姿だった。無表情な視線なのに、それがどこか恐ろしい。


「ああ~…」

「ぷはっ」


 瀬尾くんもついつい吹き出してしまっている。


「女は怖いね」


 私がそう声を掛けると、いやいや、と瀬尾くんは首を振った。


「向井さんの顔が、面白くて…」

「なんじゃそりゃ」


 私の顔見て笑ってたんかい、と思わず突っ込んでしまった。その発言にみぃちゃんも「瀬尾くんひど~」と笑っている。


「ごめん、だって反応が面白くて…はまった」


 笑い続ける瀬尾くん。彼がこんな風に笑うなんて思わなくて、嬉しいような切ないような、複雑な気分。


「まあまあ志帆。喜んでもらえて良かったじゃない」

「そういうことにしとこうか」

「い、良い意味です!」


 瀬尾くんがそう謎のフォローを入れたところで、今度は部屋の入り口からわぁっと歓声が上がった。今度は何事だ、と視線を向けると、丁度背の高いスーツ姿の男が座敷に上がって来るところだった。

 坂城亨だ。


「おートール遅かったなーっ」

「悪い仕事だった。結構集まってるな?」

「坂城くん久しぶり~っ」


 男も女もみんな坂城に注目している。彼もまた、伊井田くんとは別の意味で目立つ人物だった。見た目しかり、運動や勉強の面でもしかり。

 正直、あんまり会いたくない人物。


「おお、坂城くんだ。やっぱイケメン~」


 みぃちゃんがビールを飲みながら、坂城の姿をジロジロ眺めている。そうして次に、私に視線を移した。


「ねえねえ志帆、聞きたい事があるんですけど」


 興味深げな瞳。やっぱり、来ると思った。


「知らないよ」

「もぉっ、そう言わずに!」

「い~から、あ、瀬尾くんビール空いてるから頼むよ」

「え?あ、うん、ありがとう…」


 無理矢理瀬尾くんを巻き込んでしまった。何のことだか分からないという表情の彼は置いておいて、店員さんに声を掛ける。このままだとみぃちゃんの質問攻めにあいそうだった。


「あ、すいません生一つ追加で」

「いや、二つで」


 突然降ってきた声。

 振り返ると、そこにはやっぱり思った通りの人物。

 坂城亨は注文を終えた後、何食わぬ顔で私の隣の空いた席にドカッと腰を降ろした。


「きた~~~坂城くん!おつかれ~」

「坂城くん久しぶり」

「おう、みんなもう結構飲んでるなぁ」


 みぃちゃんは超絶面白そうな表情で、瀬尾くんは普通に友人との再会を喜んでいる様子で、途中からやって来たこの来訪者を迎え入れている。何なのよこれ。何でコイツ私の隣に座ってるの?


「ここ、俺の席みたい」


 私の無言の突っ込みに答えるように、坂城は手元の紙きれをこちらに見せてきた。その顔はニッコリ意味深な笑顔で。

 隣が坂城だって分かってはいたけれど、律儀にここに座るなんて絶対ワザとだ。さっき友達と挨拶したんだったら流れで向こうで飲むもんじゃないか、普通?


「坂城くん仕事だったの?遅くまでお疲れさま~」

「いつものことだよ。早く帰れる方が珍しいくらい」

「へーっ忙しいんだぁ」


 みぃちゃんが上手い事話を繋いでくれている。正直助かった。私は坂城と話すことなんて特に無いし、瀬尾くんもそんなに仲が言い訳ではないらしいから。みぃちゃんは誰でもどんな時でも自然に会話を広げられる人物なのだ。


「ていうか、坂城くんって地元で働いてたんだねえ」


 追加のビールが運ばれてきて、二度目の乾杯のあと。みぃちゃんが意外そうに尋ねた。


「ああ。就職でこっち帰ってきたんだ」

「そうなんだ。え、じゃあどこに勤めてるの?」

「K新聞社」

「え~っすごっ!!」


 みぃちゃんの声と、瀬尾くんの驚きの表情と、私の視線と。一斉に浴びた坂城は、居心地が悪そうな表情をする。


「別に、凄くはねえだろ。地元の会社なんてそうそうねーし」

「いやいや、十分凄いじゃん。はー、坂城くんは期待を裏切らないわぁ」

「確かに、エリートって感じ…」


 流石だなぁ、と瀬尾くんまで感心している。

 坂城は何でもできる。だからみんなに一目置かれている。それは今も昔も変わらずに、いつでもこいつは一番なのだ。それを見せびらかすこともせず、自然に。

 凄いなんて、私は言いたくない。


「みんなは?何してるの」


 自分の話題から話を逸らすためか、坂城がそう問いかけた。


「私は、M保険の事務やってる~」


 先に答えたのはみぃちゃんだ。M保険といえば、全国大手の保険会社。エリア職でも採用は難しいところである。彼女のことだから、それなりに良いところで働いているとは思っていたけれど、やっぱりという感じだ。


「そこも忙しいって聞いたことあるよ」

「あ~営業はね。事務はそこまでじゃないよ。残業も時期によるし。瀬尾くんのほうこそ、忙しいんじゃない?」

「いやあ、僕のとこも田舎の市役所だから全然マシ。結構のんびりしてる。こっちの街中はかなり忙しいらしいけどね」


 そうなんだ~、場所によるよねぇ、なんて相槌を打ちながら、ある程度皆の話が終わったところで。


「あれ、志帆は何してたっけ?」


 当然のように私にも同じ質問がやって来た。同窓会となると、嫌でも出てくるこの話題。敢えて話さないようにしていたのだけれど、どうやらこれは避けられないらしい。


「…私は、Y広告だけど」

「えっ、超有名なとこじゃん」


 みぃちゃんがビックリしている。何だかいたたまれない気持ちになるが、嘘はついていない。


「向井さん、イメージ通りだ。似合ってるっていうか」

「そうだな、向井っぽい」


 瀬尾くんの言葉に、坂城が追随した。私っぽい?その適当な相槌は何なの?


「羨ましいな~、志帆って昔から才色兼備だったじゃん?やっぱりデキる女は違うね~。私負けるわぁ…」


 みぃちゃんのストレートな台詞。それは媚びているわけでも自分を卑下しているわけでも無い。ただ悔しいと感じる気持ち。それを誤魔化そうとしていないだけ。

 悔しさ。それは私が坂城に対して抱く感情と似ている。

 みぃちゃんは言葉に出来るけれど、私は言葉に出来ない。


「私、お手洗い」


 気まずくなって席を立った。

 そのついでに、店外に出て少しだけ火照り始めた頬を冷やす。大人数部屋独特の熱気と騒がしさで、頭がぼんやりとしてきたのだ。

 何だか疲れた。

 時計を見ると八時半を指している。一次会が終わるのはあと半時間だ。もう少しだから我慢しなきゃ。

 店内に戻り、大部屋のある二階への階段を登ろうとした時。


「おい」


 突然腕を掴まれた。


「…坂城」

「どこ行ってた?」


 真っ直ぐこちらを見つめてくる。思わず目を逸らした。


「どこって、外。空気吸いたくて」

「ふうん。そうか」


 そう呟いて、私の腕を離した。


「向井、相変わらずだな」

「なによ、ソレ」

「…そういう態度」


 俺に対する、と最後に付け加えて、坂城は煙草を取り出した。


「ちょっと、ここで吸ったら…」

「外」

「は?」

「外、付き合って」


 再び私の腕を取って、店の外まで連れて行く。出入り口に設置されている喫煙スペースのベンチに腰掛けて、何故か私は大人しく坂城が煙草を吸うのを眺めていた。

 何でこんなことしているんだろう。

 馬鹿らしくなって、でもそれを拒めなかった自分。


「今日向井に会えたら、話しようかなあと思ってた」


 煙を吐き出しながら、坂城が呟く。煙草の煙、一瞬だけ揺らめいて消えていく。匂いは嫌いだけれど、煙の行方を眺めるのは楽しい。


「何の話?」

「何でもいいよ」

「何それ」


 私と坂城の関係。説明しろと言われても、説明するほどのものでもなくて。

 強いて言えば、0.5の関係。1にはならなくて、でも0ともいえない。仲が悪いわけでも、特別親しいわけでもない。それなりに友達として付き合ってきた。浅すぎず深すぎず。

 卒業してからは、連絡を取ることも無かった。結局はその程度の関係だったということだ。


「向井」

「何?」

「俺、卒業してから向井に連絡しようと思ってた。お前が浪人して、大学に入ったらって。でも、一年経っても結局連絡出来なかった。良い結果が出たら、お前が連絡してくれるかもしれないとも思った」


 坂城の言葉は、私の返事など必要としていないみたいだった。ただ吐き出している、その事実を。私には、彼が何を求めているのか分からない。


「向井から連絡が来るなんて、ありえねーんだよな。俺は気づけなくて、ただ待ってた。バカみたいなよな」


 まだ長い煙草の先端を灰皿に押し潰して、坂城は大きく息を吐いた。


「なあ、向井」


 こちらを向いたその視線。大きなその瞳は、見つめる者を飲み込んでしまいそうで、怖くなる。


「お前といくら仲良くしていても、お前が俺を嫌いなこと、気づいてるよ」


 チクリと刺さる言葉の棘を、気づかないフリなど出来ない。


「お前と俺は、同じ立ち位置だったもんな。だから相容れないんだよ」

「坂城…何で」


 何故今頃そんなことを言うのか。

 今さっき坂城に会うまで気にしないでいたことを。どうしてわざわざ抉り出そうとするのか。


「俺は、」


 突然背後の扉が開かれて、店内の騒めきが溢れ出した。途端に私たちの間に張りつめていた緊張が解かれて、先程の空気が押し出されてくる。


「ちょっとちょっと、お二人さん!!」

「うわ、」

「うわじゃないよ、志帆ちゃん!二人とも、そんなところでコッソリ何抜け駆けしてんだよ~っ」


 騒がしい喧騒と同時に店内から姿を現したのは、もう酔いが回りきってしまった様子の伊井田くんである。まだ一次会だというのに、この体たらく。幹事として大丈夫なのだろうか。


「おい伊井田。お前顔ヤバいぞ」

「トール。俺はまだまだイケるから。これからだから」

「これはもう駄目だな」

「駄目じゃないから。ていうか、お前ら!やっぱり訳アリなんだろうっ!」


 伊井田くんがまた訳の分からないことを言い出してきたけれど、ひとまずそれを無視して先程のベンチに座らせた。

 …目が座っている。

 何だかヤバい予感。


「この際だから聞いてしまうけど、お前らずっと付き合ってるって噂だったよなぁ~。実際どうなのっ!?やっぱりそうなのっ!?」

「付き合ってねーよ」

「も~水臭いな~。さっきだってお前らが手繋いでるの見たってヤツいるんだぞ~。結構その話で盛り上がっちゃってたぞ~。しらばっくれるのもいい加減にしろ~」

「お前がいい加減にしろよ…」


 ああもう、何でこんな面倒臭いことになってしまったんだろう。私と坂城のことをとやかく言われるのは昔からだったけれど、うんざりなのだ。みぃちゃんに先程問い詰められそうになったのもきっとこの件だし。こういうのが嫌だったのに。

 正直この同窓会に坂城が来ないことを祈っていたけど、出会ってしまったものは仕方が無い。


「伊井田くん、これ飲み会代。私、これで帰るから」

「志帆ちゃん、逃げる気だな…」

「今日、企画してくれてありがと。それじゃあね」


 伊井田くんがもう既にダウンしていて助かった。無理矢理胸ポケットにお札を突っ込んでその場を立ち去る。


「おい、向井!」


 坂城の声。無視しようと思えば出来るのに、やっぱり立ち止まってしまった。


「逃げるな」

「逃げてない」


 追いかけてきた彼の背後に、ベンチに放置された伊井田くんの姿が見える。


「置いてきて大丈夫なの?」

「誰か見に来るだろ。それよりまだ話終わってねえから」


 彼の様子から、どうやら諦めそうにないと悟った。街中を二人で歩いて、また誰かに見られて噂されるのも面倒だ。私は抵抗するのを諦め、一先ずここから移動することにした。


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