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元素気球

掲載日:2015/11/29

元素気球


この話は夏休みの暑い昼間を皮切りに

僕の日常を、蹂躙し始めた

八月二日のお昼が始まろうとした時刻であった


プールには、午前中に行ったし

スイカは食べたし、夏休みの宿題だって

午前中の内に、ノルマより1ページ多くやることも出来た

それならもっとやっても良いんじゃないかと、思うかも知れないけど

じいちゃんの言葉に、程々と言う物がある

そう言うことだ

僕は、宿題から手を引くと

お昼までの短い時間

社会の情勢を知るべく

テレビを付ける

すると、悪の組織と戦う

光景を、趣特にも、写している

ドキュメンタリー番組が

やっていた


「ほうほう、いつもこの時間帯に放映されていないことを考えると

夏の特別放映にちがいはない」

僕はそんなことをつぶやきながら、茶の間にある木のテーブルから

今日の新聞を、手繰り寄せると

そのまま、テレビ欄を観察する

「うむ・・これは驚きだ、なんと、ラーメン仮面とビルディングレンジャーの二本立て、しかも、再放送なんて、ちんけなものではなく

新作ではないか

くそう、そうと知っていれば、録画をしたのに」

そんなことをまたつぶやきながら

僕は汗が流れ落ちるのも

気にもせず

その画面に食い入っていた

「ご飯よ」

母の声がする

しかし、今眼下では、悪の組織団体ハンバーガンとシシトウ仮面が

その熱烈に極まる、攻防戦を

敵の用意した、熱しられたふらいぱんの上で

繰り広げられている

実に焦れったい

「ご飯ですよ」

にどめの声がした

僕はそのとき、ビデオテープがもう無いことを知っていた

しかし、このまま番組を見れば

二度とこの番組を見れない法律を立案される可能性を

否定できない

10歩先のことが分かる僕は

そんないやな未来をかき消すように

やむなく

泣く泣く、立ち上がると

そのままお勝手に向かった

その薄暗い中に

電気がつけられ

漬け物や、野菜

あさののこりなどが

毎日変わることの無いように

其処に陳列している

それを対した疑問をも抱くこともなく

かっこむと

そのまま

「ごちそうさまでした」

そう言うと

そのまま茶の間のテレビ台に

鎮座した

「ふー、危険な戦いだった」

僕はそう言うと

チャンネルのボタンを押した

押した

二度押した

三度押した

間違っているのかと

見ながら四どめを押した

電源の確認

さらに確認

電源がついていることの確認

テレビに電気は通っているようである

悩んだ

もう一度

五どめのボタンを押した

消沈

動く気配無し

「どういうことだ」

電池の確認

入っている

電池切れの心配をして

近くにあった

ラジコンにそれを入れてみるが

全く問題はない

それもそのはず

昨日おばあちゃんが入れていたのを

僕はこのめで確認済みだ

どういうことだ

それなれば、どういう事だというのだろうか


僕はそのリモコンを、なんと無しに持つと

そのまま、近くの電気屋「石頭治郎」に向かう

その店は、名前こそ、妙ちくりんであり

とんでもなく曰くありげなおやじがいそうであるが

殆ど逆である

其処にいるのは、美人のお姉さんであり

どういう戦略を立てているのかは

知らないが、大手電機メーカーよりも、幾分安い

大型家電なんかもあり

使わないと言うのに

その美人さに釣れて

毎月購入する

馬鹿もいると言うが

僕が今向かっている最大の理由は

其処のテレビを、拝借することにある


僕は距離にして

五百メートルもない距離をもうダッシュにして走る

道行く者はない

それはお昼時であり

この暑さだ

僕くらいであろう

こんな猛烈に暑い中を

さらに暑苦しく走る人間は

そう思っていると

前から、別の人間が走ってくる

これはいよいよ

幻覚症状か

新手の陽炎か、などと思っていたが

どうやら、相手もこちらに向かってるらしい

はたしてどこにいくのだろう

と考えている内に

僕はテレビやに付き

そしてそれは僕の背後を通り過ぎていった

何者だろうか

そんなことはどうでも良い

僕は国会中継を

隠してあったチャンネルを使い

変えると

そのまま仮面ライダーシシトウへと変換

するとどう言うわけか

チャンネルを押していないと言うのに

画面が暗い

電源を入れるも

変わらない

・・どういう事だろう

僕が考えていると

二時を告げげる音楽が鳴る

「・・あちゃー」

それはすなわち

番組終了の時間を知らせることである

「何て事だ」

「よう」

僕は独り言を言っていたが

不意に呼び声をかけられ

辺りを見渡すと

店内から

髪の長い女性がこちらを見ていた

「髪姉」

僕は言った

いつの間にかこの名前になっているのも

昔からこの人は

髪を大事にしていて

その長さは

僕が生まれてこの方

変わっていることが見たことがない

位に、一定であった

ある時、この人は人形なのではないかと

思ったこともあるが

彼女にはしっかりと親がいる

もうしんでいるが

それは確認済みであるからにして

ないであろう

しかし、そんなにも

まるで精巧なのである

「このテレビ9チャン写らない」

「ああ、どうもおかしんだよ」

髪姉が言う

この人がおかしいというのいうのだから、おかしいのであろうが

しかし、問題点は其処ではない

並外れた、機械工学の知識所有者の髪ねえである

液晶画面からブラウン管まで

果ては、ハッカー、ウイルス作成何でもござれである

その人が、「おかしい」と言うのだから

そのこと自体が

実に大変おかしいのである

もう、怪獣が深海からぞろぞろ上がってくるくらいの

事態であった

「どういう事」

僕は、髪姉に言う

「ああ、どうも、電波ハックされているようなんだ」

「電波ハック・・・何それ」

髪姉は、それを聞かずして

そのまま、テレビの後ろでごちゃごちゃと何かをしている

その手には

箱型の四角いものが握られており

いくつか部品が

四方八方から飛び出している

もちろん僕はそれが何かは分からない

いつの間にか

髪姉は、愛用の黒いスポーティーなサングラスをかけていることから

それが何かを本格的にやっていることが分かるが

それがどう何をやっているか

僕にはさっぱりであり

ただ、たびたびノイズの中に浮かぶ

テレビ番組ではなさそうな

映像を眺めていた

「やはりどうも」

後ろでそんな声が聞こえたと思ったら

彼女は、そのまま、店のおくの

階段に走っていき

そのまま上に上がると

しばらくして

妙な格好のまま

どこかに行こうとしている

「どこ行くのさ」

僕は、たずねた

「・・・少し、遠くに行こうかと」

「どこよ」

「さあ」

彼女はそう言うと

下でころころと滑車を、転がしながら

商店街の道を

陽炎か蜃気楼かのように

それこそ幻と思われるくらい

元気良く

炎天下に、消えていく

「まっ、まってよ」

僕は、店の戸締まりもしていない

その店先から、彼女の後を追おうとしたが

其処には、珍しく止まっているtaxiに、乗り込んだ後の

髪姉のすがたが、あるばかりで

それに走って追いつく前に

それはあるかかなた

アーケードの、向こう側から

国道に消えていった

「あちゃー・・どうするんだよ」

僕は、店を後方に考えながら

そんなことを、つぶやいた


一応、合いのみは、渡されている

僕は其れを手に遊びながら

店の奥でクーラーを楽しんでいたが

お昼時になったので、一時退却をすることにする

「しかし、何がどうなったって言うんだ」

もう一度店先のテレビを9チャンに帰るが

相変わらず砂嵐が・・そう思ったとき

電話が鳴る

果たして誰だろう、車がいるとなると、僕一人の手ではと手も無理であろう

「はいもしもし」

受話器を取ると

僕は受話器越しに相手に言う

「蛙電気店ですか」

「はいそうですが」

「冷蔵庫を百台ほどそちらで買いたいのですが」

さて困った、僕は商売に関する限り

とにもかくにも分かるものではない

店の中にある物を売るならまだしも

其れは専門外である

「・・・実は店主が、今留守にしていますので

其れは急を要するのですか」

「そうですね、今日中には」

「そうですか・・」

電気屋と言うどころか、社会人としてあの長髪は、おかしいのだ

携帯電話は、持っていない

家のテレビは、ブラウン管

いつも焼酎便を片手にあおっているが

なぜか知らないが、酔わないし酒臭くない

酒瓶には水でも入っているのかと

以前こっそり飲んでみたが

正真正銘の酒であり

しかもどこかにいたのか

しっかりとバレてまでいた

とにかく良く分からない人物という奴である

そう言うわけで、僕は、待ってもらうことを何とか進めることが自信がないので

残念だが、今回の取引はおじゃんと言うことになるのだろうな

と思っていた

「すいませんが、いつ帰るか分からないので」

「はい、では失礼します」

僕は受話器を置くと

店の戸締まりをして

外に出た

相変わらず暑い

どうしてこうも暑いのだろうか

家に帰ることの経緯を丁寧に話して聞かす

「あらま、くろちゃん大変ね」

こっちが大変であるが

ちなみに、名前が、黒沢 電である

その一番はじめを取っているらしいが

何でも親父さんも同じだったらしく

妙な物を受け継いだものだと関心こそしないがそれに類ずる

「其れでしばらくは店番をしようと思うわけです」

「良いんじゃないの、お弁当持って行きなさい

ほら宿題を暇な時間はできるでしょ

全く・・・」

何が全くなのか

どちらにしてもクーラーの存在は偉大であった


次の日の午後から、僕はその場所に向かう

それでも日は幾らも暑く

そしてそのときも、向こうから何者から猛ダッシュで

熱風をまき散らし

僕は其れを日傘でよけながら

基、雨傘で避けながら

目的の場所まで移動するのである

ちなみに、避けるなどという漢字は

昨日の宿題で嫌と言う位出たので

何となく文字にできるし

雨傘という持ち物の意味については

先ほどテレビで

竜巻及び

突風注意報及び大雨を含んだ

台風が接近してくるとか

ちなみに、小早川さんではなく

たまに出る、丸尾であったことが実に残念であり

しかも、昨日を持って

お昼エブリは、卒業したという

恐ろしき事実も含む

とにかく僕が、その場所に着いたときは

どちらにしても関係なく

汗だらだらなのである

しかし、其れとは全く別に

汗をかいて、いない奴が

電気屋のシャッターの前に置かれていた

「カエル」であった

ちなみにカエルと僕が喋っているわけではない

何となく、驚きを含ませたのだ、エヘン

どちらにしても、僕は其れを見ている

ビニール性なのか

もしくは石か

其れは遠目には、分からない

しかし昨日来た時点では

そして帰る時点でも

そんな物はない

そしてここは「蛙電気屋」であるが

そんな置物はなく

看板に唯一

保育園児の落書きより酷い

蛙と言うよりも

お化け以下の存在と

暴言を吐きたくなるような

陳列無比な物である

「あのーー」

僕はそのカエルとにらめっこをしていると

後ろで声がする

果て誰だろう

僕は振り返らない

もし違ったら、はずい

そして僕は今カエルと一緒にいるのだ

この空間に他者はいらない

エヘン

「すいませーーん、蛙電気ですか」

どうやらここらしい

僕は、精一杯

威厳を保つために

ゆっくりとゆっくりと

後ろを振り返った

そしてそこで目にした物は

茶色

長細く

粘土質

絵的には、どういう理由かは知らないが

茶色いソフトクリーム型をし

某噺家は、其れを人間の抜け殻という

かく言う僕は、「ぎゃーーーー」

と、威厳を台無しにして叫ぼうか

または、しりもちを付く

恐ろしい物にであった表現をしようか

なんて難しく高等なことはせず

ただ、「花子」と、

その茶色いうんこについて、話しかけていた

別にこの状況下の中

そんな良く分からないことをしたのではない

もちえおんそれを向けている人物に言ったのだ

少なくとも、固形物でも液体でもない

ましては半重力物質などではない

お気を間違えないよう

其れはお下げを左右に短く縛り

背丈は実に小さい

僕が小学三年であり

平均的な小ささであるなれば

其れは僕の三分の1、12くらい位小さい

其れなのに、大学生なのだから

意味が分からない

しかも変そうと称して

保育園児など誰も着ないほど

古くさいイメージの中に存在する

それに、している

「驚けよ少年」

僕はその年で馬鹿をやっているこの人に幻滅の意味を持って驚いている

「花子」

「何回呼ぶんだよ」

「・・・・・・・・・・・・花子」

もうこの人間について話すことはこの名前しかないような気がしてきた

「花子」

「・・・・・お帰りくらい言えよ」

「ただいま」

其れは小さいからだを、ゴム鞠どころか

ゴム製のビービーダマ位の早さを持って

事もあろう事か

小学三年生の僕の股ぐらに

その大根のような足を無意味にしたから上に上げようとした

「ぐわっと」

僕は危うく男としての威厳を殺されそうになり

横に伏せるという

威厳を捨てる行為をした

少なくともこいつは適う相手ではない

鬼裏危険山に入り

36匹の犬を仲間にして返ってきた

恐るべき鬼ッ子である

生まれたときから英会話をはなし

食べる物は一万以上の高級品

その金も、将来を約束しているという

企業や学校

その他諸々からたかりまくり

受けるという

僕からしたらそんなのはうそっぱちだとは言い難い真実がある

何かの薄っぺらくもあるかも知れなかった本からだが

脳の発達が良いと

その成長は遅いという

つまりは、こいつはそれに当てはまりかねない

しかし、ここで問題にある点は

心の生育とは切り離された論理なのかと言うことだ

心の発達が早いと

その人間はその成長を遅め

馬鹿だと・・・

「おい、殺す気か」

僕は、二どめの戦闘態勢に、はやくもはいりはじめた

それはじりじりと平坦な美形を、お面のように顔色一つ変えずに

近づく

僕はそれを細心の注意をもって逃れようとするも

果たして逃げきれる確率0、何パーだろうか

五体満足で帰れたときは奇跡だ

僕は前の獣に、言う

「何がしたいのだ」

「いや、驚くかと思って」

「・・・・・・小学生か」

「おぎょろくど」

「・・・・」

突然妙な事を話し始めた

ついに、凡人では理解できない言語に手を出し始めたというのか

「ブラックルームより抜粋」

「妙なもの出すな」

「いや、あれは傑作です

私の中では」

奴はよだれを垂らしている

奴の中で、それは唾液物の品目と言うべきか

それとも料理の一つという目で見ているのか

やらぴー

などと、僕は、ゲスに、ゲス感染しているさなか

二人の背後を

一陣の風が吹く

「・・あ」

僕はそれがいつも猛スピードで

道を走る

少女らしきものだと思ったが

凡人とは違い

非凡は、それに向かって走り出した

全くもって犬のような習性であり

理性という言葉を破り捨てているのではないかと

思われる

どちらにしても、天敵の居ない頂点君臨者は、

そう言うものかも知れない

「まっまて」

絶対に待たないようなことをいって手を伸ばすが

案の定

それは土煙とウンチのみを残して

その竜巻のような物へ

走り去っていった

「・・・・・・始末しろよ」

僕は、よしみとして

仕方なしに、店にビニール袋を取りに行った

帰りに持たせてやろうと決意して

それとは別に

何かが起こったのか

僕は爆音がして

袋をもちながら

表へ行くと

そこには、変わり果てた道路

鏡が割れたミラー

シャッターがふきとんだ店

とうとう

大地震が起こったかのような有様である

「・・・どうしたんだ」

僕が惚けていると

それが近寄ってきた

こちらの言葉を取らないでほしい


つまりようやくすると

「ぐぎゃーんがごぎゃーんになってもうそれはぼるるるーーだったそうだ」

詰まりよく分からないと言うことである

「大丈夫ですか」

絶対そうではないだろうが

僕は優しく声をかける

「つまりだ、いきなり消えたんだよ」

「え」

僕は一音を残して

固まってしまう

「え・・どう言うことですか」

「つまりだよ、消えたんだ」

「目玉を落としたとか」

「そしたら見えないだろ」

「ああ・・でもあなたなら」

「・・・どういう意味だ」

「空が青いですね」

「意味が分からない

しかし、強いて言うのであれば

月が綺麗ですね

みたいなことを言っているのか」

「ザッツライト」

「・・・・・それでおまえは、どうしたいんだ」

「何が」

「私は妙な物を見た」

「へー」

「それをおまえは何とも思わないのか」

「思ってたら行動に出るか心の中でくすぶらせて殺しますよ」

「・・・どっちだ」

「さあ、人は一人ですが、細胞の超絶集合体です

一つの行動に縛られる訳ないじゃないですか」

「それじゃあどうしろと」

「つまりですよ、あなたは、僕に何を言おうが

僕は直接関係はないんです」

「調べろ」

僕はその直後

奴にクーラー管理を任せ

外に出ることになった

轟き道場の一人娘は

帰郷そうそう、クーラーをもとめここに来たらしかった


「調べろと言われましても」

僕は一人そんなことを言ってみた

その暑い商店街は、何の偶然か

一瞬だけ、雲を太陽が遮って

暗闇が支配した

もちろん完全な闇ではない

なんか不透明な日陰状態だ

「つまりですよ、これは無謀すぎるんじゃ」

僕は陽炎が揺らぎ始めた道を見ていった

そんなとき

僕は素っ頓狂な物を見た

「・・長髪さん」

それははじめ、陽炎よりも黒い何かに見えた

しかし、次第に大きくなり

それは確固たる形に変身するまでは、それほど時間はない

「長髪さん」

もう一度言った

長髪ねえが、そこにいた

僕は恐る恐る近くに駆け寄ると

「どうしたんですか」

と、本人とおもしき人物に

本人であろうという前提で、話し始めた

「分からん」

「え」

それは、最近にどめの言葉であった

「分からんってどう言うこと」

「いや、どうも分からないんだ

記憶の閉場が、一瞬に書き換えられた

あり得ない

スタンドアローンである、人間の脳がだ」

「どう言うことなんですか」

「つまりだ、孤立した計算機が、勝手にウイルスにかかり

計算を消してしまうようなものだ」

「つまり、あなたは何か消されたと」

「それが分からない」

「・・・」

「何か消されたような気がする

しかしだ、それが一体何だったのか」

「まあ、良いじゃないですか、分からないことは、知らない方が」

「おまえ大丈夫か」

「どう言うことです」

「以前のおまえは、そんなこと言わなかった」

「そんなことありませんよ、あなたが知らないだけです」

「いや違う、少なくとも私のデーターは、お前の・・・・」

それは次第に動きを止めた

「お前は店番をほっぽりだして

何をしているんだ」

「何って、いきなり走り出すから

何かと思って

心配したのに、その言いぐさとは」

かくして店に戻るのである


「どうだった」

真っ白の髪の女が僕に言う

「恐ろしいことですが、ビンゴです」

それは、オールレッド

血のような水であった

画面一杯に、生命反応が写りだし

それが、また一種の生命であると分かる

「しかし、どうする」

「何がです」

「今のところ、我々AIに、その力は及ぶところではないが

いずれ、それが影響するかも知れない」

「しかし、これは、二重バグの可能性は」

「私の浸透ウイルスから生きて出てこれる嘘はない」

それはそうかも知れないが

「しかし、水が、生命体だなんて

とても」

「電気は、プラスからマイナスに流れているのが

皆の知るところだ

しかし、実際には逆だ

なぜ直さないと思う」

「面倒だからでしょう」

「そうだ、しかし、今回の場合どうだろう

誰が都合が悪いのか」

「・・液体ですか」

「そうだ、奴らは、どちらかと言えば

寄生虫もしくは、この星の第二の生物とも言える

もしかしたら第一か

彼らに、死はない

ただ、そこにありつずけるだけであり

生きている存在かどうか

しかし、液体となのある物の

殆どにいる

海であり血であり湿度であり

そしてそれは地球を動かす生命体である」

「でも、どうしてバレるとまずいのでしょう」

「本当の主君とは

居ても居なくてもどちらでも良いと言うぞ」

「つまり、そう言う存在がベストと」

「まあ、機会には関係ないがな

もしも、襲う意志があるのであれば

とっくの昔に水浸しだろうさ」

「でも、アイン、僕たちも実は、別の生命体に」

「ははは、わたし達は生きているのだろうか」

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