第2話下
姫路先生のアノ一言に刺激されて、1ヶ月間全くシステムを起動していない。
でも、卒業するにはシステムを使うしか手がない。だって俺は、人よりテストと名のつくものに弱いから。
そして、1ヶ月普通の高校生活を送っていた、ある日のこと。
「本日は天気もいいので外で、システムを皆に体感してもらおうと思ってましゅ。」
~保健体育~
皆、校指定の体操服に着替えて運動場に出ていた。ただし、皆手に凶器を持っている。
「はぁ~い!!皆さん揃いましたね!!では一人1レーン次々に出てくる的を打ち抜いてください!!」
「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「「
はぁ~い!!」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」」
メガネを掛けると的が見えた。引き金を引くと、BB弾が発射された。
打ち抜いても乾いた音を立てるだけで、余り迫力がない。横にいるのは、クラス代表の
霧島醤油さん。学院長の娘で、名前の由来は母の翔子のしょうと父の雄二のゆをあわせて
醤油。変わった名前の彼女は成績が学校トップで、某有名私立中学を卒業したらしい。
(噂では、父は恐妻家で無理やり婿入りさせられたらしい)
霧島さんが銃の制御を誤り、横の男子生徒に、暴発させてしまった。
それが、あたりその男子生徒は0点となり、死ぬ気で勉強する羽目になったという・・・