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プロローグ
初めて書く作品で、あまり上手くないと思いますが、読んでいただけると幸いです(>人<;)
妖とは、遥か昔よりこの世に在る、人に害を為す存在。
それらを討ち、あるいは封じるため、約八百年前より「退魔師」と呼ばれる者たちが現れた。
だが今や、その退魔師も、ある出来事を境に数を大きく減らし、現存する者はごくわずかとなっている。
退魔師には、一つの責務がある。
「後世に記録を残すこと。」
己が確かにこの世に生き、妖と対峙した証を。
そして、妖が如何なる存在であるのかを、後の時代へと伝えるために。
それらの記録は、やがて一つの名で呼ばれるようになった。
——妖伝。
それは、退魔師が命の果てに残した言葉。
妖と向き合った者たちだけが知る、真実の断片である。
その中には、妖に対する様々なことが綴られているという。
それらを元に旅に出る者は数知れないが、生きて戻った者は、一人としていない。
それでもなお、妖は止まるということを知らず、人々を蝕み続けている。
そして再び、「妖伝」を辿りし者が現れたのだった。




