7/21
彼からの電話
滅多に鳴らない携帯に、ドキッとする。
イタズラかな。。
そう思って、ほっとこうかなと思いながら画面を見ると、飲み会で知り合った、年上の彼だった。
そう言えば、酔った勢いで、電話番号を交換したんだっけ。
声をワントーン上げて、電話に出た。
「はい」
「もしもし??なっちゃん、何してるの??」
「え??別に。。」
「今度、飲みに行かない??」
「え??そんな急に。。」
「そんなこと言わないで、楽しいから行こう!」
相変わらず、彼は明るかった。
彼といると、人間嫌いが直るかな。。
私、人と深く関わりたくないと思っていたけど、本当は仲間と言うものに憧れを持っているのかもしれない。
私、人を好きになりたいのかな。。
彼のことは、好きでも嫌いでもなかった。
でも、彼といると、もしかしたら、人生が変わるかもしれないと思った。
うまく説明できないが、そう思った。
私は。
「金曜の夜なら空いてます。」
と言い、電話を切ると、いつも暇なくせに。。と、吹き出してしまった。