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最悪な私
彼と目が合った。
賑やかなバーに、一人ポツンと下を向いて座っているという状況に、私は恥ずかしくなり、「そろそろ、私、帰りますね。」
と、彼に言って席を立った。
バックを持ち、ママに「ありがとう」と言い、逃げるように階段を下りた。
何やってんだ、私。。
でも、当たり前か。。
私、人が嫌いなんだもん。
仮面を被っていても、いつかは剥がれる。
彼の前では、明るく振る舞っていたけど、もうムリだ。。
少し酔っている。
フラフラしながら、当てもなく夜の街を歩いていた。
私は、人間嫌いを直してくれるだろうと、また、自分の都合のいいように彼を利用しようとしていた事に気付いた。
ダメだ、私。。
最悪だな。。
自分の事も、嫌いになっていた。




