クリスマスパーティー
クリスマスの街は、いつもに増して賑やかだった。
「待ち合わせは、いつもの場所で。。」で、分かるようになっていた。
ライオン前には、もう既に、彼が居た。
「すみません、待ちましたか?」
と、聞くと、ニコッとして。。
「さあ、行こう!」
と、バーの方へ体を向け歩きだした。
いつもよりお洒落をしてきたのに、何にも触れてくれなかったな。。と、ちょっと、しょんぼりした。
そういう、おべんちゃらが言えないのが、彼のいい所なんだと、自分に言い聞かせた。
バーは二番町にある。
待ち合わせの場所から、歩いて5分ほどで着いた。
カランコロン。。
木製のちょっと重いドアを開けると、お店は、クリスマス仕様になっていた。
「メリークリスマス!」
「いらっしゃい」
と、迎え入れてくれた。
カウンターは、常連さんが既に座っていたので、今日、セットしたであろう小さなテーブル席に座った。
殆どが、見たことのない人ばかりだった。
その中に、ママの娘さんである、私の高校の同級生と、その友達が来ていた。
学生時代のつまらなく嫌な思い出がよみがえってきた。
同級生のその子は、私に挨拶をし、そそくさと、お店の手伝いをし始めた。
彼は、相変わらず、私より、常連さんと楽しそうに話している。
私は、不安になってきた。
周りは、知らない人だらけで、泣きそうになった。
やっぱり、私の人間嫌いは直らないんだ。
楽しいはずのクリスマスなのに。。
こんな気持ちになるなんて。。と、自分がほとほと嫌になった。




