春が来た!?
初めての投稿ですが少しでもこの作品をめて頂けると嬉しいです!
「先輩好きです付き合ってください!!」
桜吹雪が空へ舞う幻想的な校庭に、俺は人生初めての告白を受けた…
それは桜の様に淡いピンク色のふわふわした髪、透き通る様な甘い声、華奢な身体、小さな顔のとても可愛らしい………男の娘からの告白だった。
俺の名前は相葉 駿
突然だか皆さんは彼女というものを作ったことがあるだろうか?そうそれは一人の女性を愛し愛を育み合うパートナーのことである!!かくいう私も彼女がいない歴=年齢の男子高校生である。
中学生の頃は告白をすれば無様に散っていった敗残兵の私だが、高校生になれば自動的に可愛い彼女ができると思っていたのに…特になにもなく高校2年になってしまったのが許せない!!
だって漫画やラノベの主人公なんて俺と変わらない平々凡々の男なのに異様にモテてるじゃん!自分で言うのもあれだか顔は悪くない……が良くもないな…うん…けどそんな俺でも高校生なんだから彼女の1人くらい欲しい!周りから「青春してんなー」って言われる位の高校生活を送りたいんじゃーーー!
寒い冬が終わり暖かい春がやってきた。
俺の通う清光高校の通学路も桜並木になっていてとても麗らかな日々になり足取りも軽い!…はずだったのに…
「よう!駿おはよう」
「うぇ〜す」
「あはは!相変わらず覇気のない挨拶だね」
俺に話しかけ来たこいつは守谷 詩音俺の幼馴染だが、イケメン、成績優秀、運動神経抜群の非の打ち所もない人間である。無論そんな奴はモテまくりの完璧人生なのだが……残念なことにこいつの恋愛対象は男である。なんなら俺…女子からはめちゃくちゃモテるのに全部断っている……殺意が湧きそうだ…
「うっせぇ暖かくて寝みぃんだよ」
「そうかなら俺が保健室のベットで子守唄を歌っt」
「よし!眠気覚めた急ごう!」
俺は身の危険を感じ学校へと逃げるように歩いていった。
「あ!待てって駿!!」
学校に着き、俺らは新しいクラスに着くとクラスはとても賑やかだった。また同じクラスになって喜んでいる人もいれば仲のいい数人が他のクラスに行き嘆いている奴もいた。
「なぁ駿また俺ら同じクラスになって良かったな!!」
「あーそーだね(棒)」
「やっぱり俺たちは運命の赤い糸で…」
「キモイこと言うな!!」スパーン
なんておぞましいことを言うんだ!!こいつ!
「痛い!!なんで叩くんだ!」
「お前がキモイこと言うからだろ!!」
「何を言う!男同士の愛こそが!真の愛だと言うことを知らないのか!!」
「知らねーよ!!??」
そんな俺らのやり取りをしていると周りはとても賑やかだった。
「さすがうちの学年最愛夫婦」
「もう詩音うるさいから付き合ってやれよ駿」
うるさい!誰がこいつと付き合うか!!そんな野次を飛ばす男子とは逆に女子の反応は……
「なんで詩音くんの隣があいつなのよ!許さん!」
「よし!あいつ轢こ!私自転車通学だし!」
あ、やばい俺死ぬ……そして隅の方で見ている女子の会話も聞こえてきたが…
「やっぱり詩音くんが攻めの王道平凡受けの「俺の腕で泣け」が一番萌える!!」
「いやいやあえて嫌々言っている駿くんが攻めのイケメン受け!「いつもみたいにうるさい声を聞かせろ…」これが一番栄養になる!」
「「なんだと!戦争だ!!」」
「詩音!!駿は俺のもんだ!!」
と…このように何故か1年でうちの学年最愛カップルになり男子からはいじられ、女子からは殺意と俺の暗殺計画が練られたり、俺と詩音の薄い本ができる内容に戦争が怒っている。あぁ彼女を作りたいのに女子がどんどん離れていく(涙)
…てっ!誰だ!最後俺の事を俺のものだ発言したやつ!!こんな奴が隣にいるから俺も同じ穴の狢と思われるんだ……違うんだ…俺は普通に女の子恋愛したいだけなのに……けどそんな俺のもオアシスがいる!
「あ!駿くん詩音くんおはよう!また同じクラスだね!」
「お、おはよう楠田さん…」
「おはよ」
「お前!せっかく楠田さんがあいさつしてくれたのに無愛想とか失礼だろ!」
「あはは、いいよ駿くん1年生の頃もこんなだったし。それに楠田さんじゃなくてくるみって呼んでって前から言ってるでしょ!」
「ご、ごめんねくす、くるみさん」
「うん!OK!」
この天使のように優しく接してくれる女性は楠田くるみさん。茶髪の少しくせ毛かかったセミロングにとても小さな顔をしたThe美人という完璧人間である。1年生のころ詩音にベッタリされているこんな俺でもとても優しく接してくれる唯一の女性である。
そんなことをしてくれる彼女だから自分は淡い想いを寄せているのだが……まぁ無理だろうな……けどそんな優しく接してくれるくるみさんの優しさを無下にしやがって、馬鹿なの?死ぬの?
「それじゃ!1年間またよろしくね!2人とも」
そう言うと彼女は自分の席の方へ行った。あーやっぱり可愛いなくるみさんは…そんなことを思っていると教卓の方から声が聞こえた。
「はーい皆さん始業式が始まるので体育館へ移動お願いします」
ストレートのとても綺麗な黒髪にとても幼い顔立ちをし、なにせ身長140cm代というとても危ない先生が我の担任鈴木 瑠花先生、またの名を「合法ロリ先生」という思春期の夢を詰め込んだ様な先生である。
「相葉くんおはようございます!また1年お願いね」
「はい鈴木先生今年もよろしくです」
「それじゃ詩音くんと仲良くするのもいいですけど始業式遅れないようにね」
この先生も誤解してるよ…もう午前中でもう疲れたからツッコミいいや。教室を出て体育館へ向かっていると淡いピンクの髪の子とぶつかってしまった。
「あ、ごめんなさい」
「いえ、こちらこ…あ…」
なんかびっくりしたような顔をされたがなんか顔に付いてたかな?まさか鼻毛とか?それはとても恥ずかし…
「す、すみません失礼します」
そう言ってその子はどっかいってしまったが一瞬その子に違和感を覚えたが始業式が始まるので特に気にもせず体育館へ向かった。
今日は始業式とクラスで簡単な自己紹介で学校は終わりだ、まさかまたくるみさんと同じクラスになるだなんて、なんて素敵な学校生活なるであろうか…ああ神様ありがとう。
「駿どうした?ニヤニヤして。まさかそんなに俺と同じクラスになって喜んでいるとか」
「それはない」
「即答!?」
「まあ、しゃべれる奴が居て良かったけど」
「なんだよー駿本当は嬉しいんじゃん」
「うっせ!とりあえず早く帰ろうぜ」
そんな会話をしながら俺らは下駄箱開け、靴を取ろうとすると俺の下駄箱から一通の手紙が入っていた。
「ん?」
「どうした駿?」
「いや下駄箱の中に手紙が…」
「まさか!駿にラブレター?」
「まさかってなんだよ!あったて良いだろ」
「どこの馬の骨のメスじゃぁぁ!俺の駿に色目使うメスはー」
「バカ!こんなところでとんでも発言すんな。新入生がドン引きしてるだろ!」
新入生達が俺らのことをホモだと認識するだろう、違うんだ…俺はノーマルなんだ……
「で、内容は何て書いてあるんだ?ことと次第によっては俺が〇〇して〇〇〇してやる」
「なんてことを言うんだ!」
こいつ怖っ!こんな事今まで言った事ないのに…
「ほら早く読んで!」
「わかったよ…」
『 拝啓 相葉駿様
突然の手紙申し訳ありません。
あなたに伝えたいことがあります。
明日の放課後中庭で待ってます。
絢瀬 桜』
それはあまりにも綺麗な字で、可愛らしい名前の子からの手紙だった。
「うおおお!マジか!ついに俺に彼女が!」
「いや、悪戯かもしれないよ?捨てな、その手紙」
「お前はどんだけ俺に彼女作らせない気だよ!
「だって俺がいるだろ!」
「きもいわ!」
でも、長かった…彼女いない歴=年齢何てもう言わない、俺にはついに彼女ができるんだ…
さらば普通の高校生活…
こんにちは甘酸っぱい高校生活!
俺はこの喜びを…後悔することになる。
初めまして!ラノベが好きで初めて書いてみました!チラッとでも見ていってくださると嬉しいです。