心に火がついた。
最近アイデアだけがでてきて気がついたら投稿してる・・・。
連載は気が向いたらします。
私立暁海高校
偏差値は比較的高い66の私立高校
その高校の1年3組に一際輝く美女がいた。
彼女の名は翡翠 麻央
顔立ちは綺麗に左右対称で、髪は金髪で肩まで伸びている、極め付けは誰もが身入ってしまう青色の目、そしてスタイルもいい、大人しめの女の子。
極めつけに学力もトップクラス。
いわゆる容姿端麗で、本人は気にもしていないがクラスの男子、女子だけでなくクラス外からも注目されている。
その注目の的は絶賛恋をしていた。
その相手はいつも一人でいる、いわゆるぼっち
の男の子。
名前は鈴木 翔一
とくにこれといった特徴はなく
しいていえば少し顔立ちがいいのと、学力が平均よりいいことである。
今日 6月1日 4時30分
翔一は麻央から体育館裏へ呼び出しをされていた。
(俺にクラスの美人がなんのようだ?
もしかしなくてもいたずらかな。)
翔一は不安だった。
陽キャ達にドッキリでしたと言われたときの
自分のリアクションを必死に考える。
(そ、そうだったんですかぁー!?
···これじゃだめだな。
もっと大げさに···)
などど考えながら体育館裏まで歩く。
体育館裏につき少しだけ顔をだす。
(ほんとにいるよ···。
あ、わかった。嘘告だ。)
相談は論外、君の友達に好きな人がいるっていうのもありえない。
なら他に思いつくわざわざ体育館裏に呼び出す理由はこれしかなかった。
翔一は思う。
(こっちのほうがいやだ。)
嘘告だと反応に困る。
振ったら振ったでめんどくさそうだからだ。
かといって受けるとそれはそれでめんどくさい。
翔一は天秤にかける。
どちらが被害が少ないかを。
翔一は決心する。
(よし!振ろう!受けてバカにされるよりは
いい気がする。)
翔一は来たとすぐわかるように
大きな足音をたてながら歩く。
翔一が来たとわかった麻央は嬉しそうな顔をする。
その笑顔に翔一は疑問を抱く。
(嘘告ってこんな感じなの?)
翔一は嘘告も告白もされたことがないので
わからない。
「遅かったね。翔一君。来ないと思ったよ。」
「ごめん。」
「全然いいよ。」
麻央は終始笑顔だ。
「で?なんて呼び出したの?」
さっさと終わらせたいのではやめに切り出す。
麻央は恥ずかしそうな顔をする。
(言うの恥ずかしいなぁ。)
麻央は初告白である。
一方翔一は
(そういうのいいから。はやく言ってくれ。)
「私と···付き合ってください!」
(予想はしてたけどされると結構びびるな。
告白って)
「···ごめん。無理。」
麻央は心底悲しそうな顔をする。
翔一の心が痛む。
だが引くわけにもいかない。
だから翔一が思いついた嘘告の対処法を試すことにした。
「嘘告でしょ?」
(これをいったらどうなるのか気になってた。
ごまかすのかな?)
などど考えていると
「嘘···告···?なにそれ?」
(まさかの知らない!?)
麻央の言葉は嘘をついているようには見えなかっまた。
なぜなら純粋無垢を体現した目でこちらを
見ていたから。
「本当に知らないの?」
「うん。なんなのそれ?」
またもや純粋無垢を体現した目。
(確かに嘘告と思ったとき、麻央さんそんなことする人だったんだとは思ったけど。)
麻央はクラス内でもクラス外でも聖人として
知られている。
(ここは信じでみるか。)
「嘘告というのはですね···。」
5分後
「そんなのひどい!!告白は純情であるべきよ!!」
麻央は叫ぶ。
翔一は大人しい子だと思っていたのですこし
怖気づく。
「お、おう。一旦落ち着こう。」
一旦麻央は深呼吸して
「···ごめんなさい。取り乱したね。」
(この反応は嘘告を知っていてはできないな。)
「まぁそういうのが実際あるわけで。
俺はその嘘告かなと思ったんだけど。」
「違うよ。」
真面目な顔で麻央は言う。
(即答かよ。)
「嘘告じゃないけど、告白を断るの?」
(本気でいってんのか?)
ちょっとキレそうになる。
「···ちなみにどこが好きなの?」
(一応聞いてみよう。)
「えーとね···。
あれ?わからない。というかなんで君なんだろう。」
「···は?」
開いた口が塞がらない。
(どういうことだよ。)
麻央の恋はまがい物であった。
恋は素晴らしいものと姉から小さい頃から聞かされていた。
だから恋をしたいとずっと思っていた。
麻央は翔一に恋をしたのではない。
恋をするために翔一を好きになった気になっていたのだ。
なぜ翔一なのかはクラスの男子は下心が丸見えで、まったく麻央に興味がない翔一が選ばれた。
「話にならないね。じゃあね。」
(結局嘘告じゃん。上手な演技なことで。)
「あっ、まって!」
翔一はそそくさと帰る。
そこで麻央の心に火がついた。
普通ならここで恋がしたいがために
恋をしたのだと気づくだろうが
麻央はなにしろ自分が可愛いことを自覚している。
だから今まで事はすべてうまくいっていた。
だからこそ聖人でいられるのだ。
そんな自分が振られた事が気にくわないのだ。
その思いが一瞬気付いた事実を飲み込む。
「絶対に付き合ってみせるんだから!!」
戦闘力5のカスを見つけていただいてしかも読んでいただきありがとうございます。
ダメな所
直してほしい所
などなどあったらドシドシお願いします。
こういう展開がいいとかでも歓迎です。