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もっと強かったら

男と3人と女2人が入ってきた。

(また、来たんですか?前回で最後って言っていたじゃないですか)

(あんたの占いのせいで、不幸になったんだから。しょうがないでしょ)

(しょうがないって、そんなのおかしいじゃないですか?未来を言っただけなのに)

(あんたのせいで、不幸になったんだから、この疫病神)

やまとが聞いた。

(この人たちは?)

アメリアが話そうとした時、男が遮るように話した。

(あんたもしかして、お客さん?)

(はい、そうですけど)

(もしかして、ここのこと聞いてないの?)

(外れるって噂ですか?)

(え、なにそれ、今そんな噂になってんの?不幸になんだよ、まあ同じようなもんか。)

<あれ、最初では、当たらないって聞いていたけど、占いは当たるのか。その当たる占いにいちゃもんを付けてるってことかな。色んなレッテルを張られてるのか>

男が話した。

(ダルは、あるんだよね?)

(もうないですよ)

(え、何もやってないの?体でも売れよー、こいつみたいな物好きがいるかもしれないんだから、じゃあそこら辺の売れる物でも持って行ってもいいっててことだよね)

(やめてください)

<2対5は分が悪いな>

男たちが中を物色し始めた。男が、水晶玉を持っていこうと触ろうとした時、

バシッ

やまとが男の手を叩いた。

(お前ら、いい加減にしろよ)

(邪魔するなよ)

(邪魔なのは、こっちだよ、俺がいるのが入ってきた時見えなかったのかよ。)

やまとは、男をにらみつけて近寄った。

(な、なんだよ)

(出て行けよ、こっちは真剣な話をしてんだよ)

じりじりと近寄った。

(お、お前うるせえよ)

バン

何か嫌な音がした。視界がぐらっとして、気づいたら床を見ていた。

<あれ、めっちゃ蹴られてるけど痛くないし、動けない。やっぱり俺、弱すぎる>

何か声が聞こえるが、何を言っているのかわからなかった。

、、、、、、、、、、、

目が覚めるとそこは、占い師の店の中ではなかった。そして隣には占い師であるアメリアがいた。

(ここは?)

(あ、目覚めました?良かったです。ここは、2階です)

(あれ、あの人たちは?)

(あの人たちは、出て行きました)

お金を渡したのかとやまとは焦った。

(ダルを渡したんですか?)

(いえ、渡してません。あなたが倒れた時に、やばいって言って逃げていきました)

(あ、そうですか。あなたが無事で良かったです。)

<やり過ぎて死んだと思われたのかな?>

(どうして、あそこまでしたんですか?)

(え、それは、あなたの占いの結果を知りたかったからです)

<それだけではないけど>

(それだけで、あんな5対2の状況で、私を助けようと思ったんですか?)

(僕にとっては、それだけの事じゃないんですよ)

(え、)

(あなたが先ほど、人に自分の占いを馬鹿にされるのが普通って言ったじゃないですか。少し考えれば分かることでした。僕は、周りの反応を見てきたはずなのにてきたはずなのに、あなたを馬鹿にしてしまった。こんなことで、許されることじゃないことは分かっています。本当に)

謝ろうとした時、アメリアに遮られた。

(大丈夫ですよ。最初に謝られた時は何も思いませんでしたが、今こうして私を救ってくれたこと、それだけで、あなたの気持ちは伝わってきます)

(そうですか)

(はい、今日はここで休んでください。)

(あなたは、どこで?)

(私は、その椅子で休みます)

(いや、私は近くの宿屋で休みますよ)

(いいですよ、そこで休んでください、私の気が収まりません)

(じゃあ、明日も来て占ってもらいませんか?)

驚いた顔をした。

(え、占い信じるんですか?)

(もちろん)

(でも、不幸にするかもしれませんよ)

<先ほどから思ったことだが、この人は周りのせいで自己効力感が低いな>

(あなたの占いは、不幸になんかしません。絶対に)

アメリアは半信半疑の状態だった。

(そう、ですか?)

<まあ、これだけじゃあ自信持たないよな>

やまとは、逃げるように店を出た。

(じゃあ、また明日)

(あ、行っちゃた。名前も知らないのに)

宿屋に戻り眠った。

ガチャ、アメリアの店の玄関を開けた。

(あ、待ってました)

昨日と同じところに座った

(まず、名前を教えてもらえませんか?)

急に言われて驚いた。

(え、名前、やまとです)

(やまとさん、珍しい名前ですね)

(よく言われます)

(で、今日は?)

(あの、ひとまずここ離れませんか?昨日の人たちがまた来る可能性があるので)

(そうですか)

アメリアは腕を組んで考えた。

(そうですよね、怖いので、どこか行く場所はあるんですか?)

(宿屋を転々としようかなと思ってます)

(はあ、それだと、ダルが必要になりますよね)

(ダルのことは、心配しないでください。私があなたの分も払います)

(どうしてですか?)

(理由は、タイダル国が滅亡する原因を占って欲しいのです)

(え、本当に信じてるんですか?占いを信じてくれるのは嬉しいですけど、私には滅亡するなんて考えられません)

(でも、もし起こるのだとしたら、止めなくてはいけません。自分の占いが信じられませんか?)

(まあ)

<ここで引いたらやばい。押すしかない>

(自分の占いを信じてください)

(そこまで、言うならやりますよ)

(ありがとうございます。では、まず宿屋に行きましょう、いつ来るのか分からないので)

(はい)

アメリアは何か不満そうだった。

<まあ、しょうがないよ、自分の国が滅亡するなんて思わないよ>

そして、二人は宿屋に向かった。


こんにちは、ホーネストです。

今回は、自己効力感についてお話します。

目標がある状況において必要な行動をうまくできると、自分の可能性を認知していることです。簡単に言えば、自分はできると思うことです。

アメリアさんは、周りの人たちのせいで、自己効力感が低くなって自分の占いを信じれなくてなってしまってますね。ひどいですね。

今回は、やまとさんかっこよかったですね。あそこで、ボコボコにしてればもっと良かったんですけどね。ちゃんと自分の非を認めて、謝ってますからね。まあ言わないのが一番ですけどね。

今回は、こんなところで、またお話しましょう。



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