情報収集の酒場にて2
(やってしまったー、キレるなんて、疲れてたからかな。違うな。酒と、酔ってる奴がストレッサーでキレてしまったのか。くそ、変わらないのか。)
やまとは、血を出しすぎたのか、フラフラしていた。
(やばい、フラフラしてきた。どこかで、休もう)
家のような建物の日陰に入った。そして、一息ついた。
(ふー)
タオルを取ると血が染みていた。おでこを触ると、まだ、血が出ていたので、はちまきのように結んだ。
やまとが休憩している近くで、女性が二人たむろして話していた。
(ねえねえ、聞いた?エレアの話)
(あーあのインチキ占い師?)
<インチキ占い師?>
やまとは、聞き耳をたてた。
(そうそれ、また外れたみたい)
(えーまた?行かなくてよかった)
(えー行く気だったの?)
(だって、コラキの所高いんだもん。占いには興味があったから)
(え、まだ、コラキさんの所行ってないの。行った方がいいわよ。ちょっと高いけどその分占いで得するんだから)
(そう、じゃあ行ってみようかしら)
(そうして、インチキ占い師の所行くのは、貧乏の人とか物好きだけよ)
(あの、すいません。ちょっといいですか?)
やまとが、先ほど話していた女性二人に声をかけた。
(はい?)
(私、コラキさんに占ってもらいたいんですけど、場所が分からなく、迷っていた時に、先ほど、通りかかった時、コラキさんの話をしていたのを聞いたんですけど、場所教えて頂けるとありがたいです。)
(あなたも、コラキさんの所に行きたいのね。コラキさんの所は、ここから、大聖堂が見えるでしょう?)
(大聖堂?)
(え、あの神様がこちらを向いてるじゃないですか)
女性は、指をさした。その指は、像を指していた。
<え、あの像が建ってる場所が大聖堂?>
(もしかして、大聖堂って四つあるんですか?)
(そうですけど、知らないんですか?)
(はい)
(あの、こちらを向いている像と、あっち側の像の中心くらいにコラキさんの場所はあります)
急に、もう一人の女性が早口で言った。
(ちょっとこの人怖いから、早くいこ)
そう言って、二人はやまとから離れて行った。
<キルシュバンの人って思われたのかな?どんなところなんだ?
まあとりあえず占い師とこに行くか。占い師なら、これからのことわかると思うから。
でも、今日は休もう。>
近くの宿屋に行って、お金を払って寝た。
お久しぶりですね。ホーネストです。
今回は、ストレッサーについてお話しますね。ストレッサーっていうのは、外部からの刺激、ストレスの原因のことです。やまとさんにとっては、お酒と酔っている人がストレスの原因みたいですね。心理的ストレッサー、物理的ストレッサー様々なものがストレスの要因となっています。ストレスっていうのは、小さなことでも、感じてしまいますよね。
お酒にストレスを感じたということは、やまとさんは、過去に何かあったのかもしれませんね。
では、今回はこんなところで、では。