情報収集の酒場にて
(まずは、服を買おう)
やまとは、町を歩いた。
(ねえねえ、お母さんあの服変なの)
(見ちゃダメ)
すれ違う人々に変な目で見られた。そのため一刻も早く服を買いたかった。15分ほど歩いた時、服を売っている場所を見つけ、服を買った。
<この服より、スーツの方がかっこいいのにな>
町を見る限り、物騒な服を着ている人や、喧嘩をしている人を見なかったため、危なそうな雰囲気は感じられなかった。
でも、城の方を見ると、四つ変な像が建てられていた。
<全員別の方向を向いているな>
(森の時から、ずっと歩いて疲れてきたな。それに、今日は、暑いな。30℃以上は、あるんじゃないか)
森から何時間も歩いていたため、やまとは、疲弊していた。
(どこかで、休もう)
近くからにぎやかな笑い声が聞こえた。声のする方に行くと、そこは、酒場だった。
<ここで、ひとまず休もう、ついでにこの国についても聞くか>
早速酒場に入った。
ビールのようなものをテーブルに置いていっている、店員らしき女性を見つけ声をかけた。
(すいません、お話を聞きたいんですが)
(お話?だったら、まず頼んでからね)
(え、頼むって料理ですか?)
(そうだよ、お話をするくらいの対価がないとね)
<こいつ、ちゃっかりしやがって。安いのを頼むか。>
やまとは、先ほどの服屋で、この国の通貨はダルと言って数字が高くなるにつれて、ダルがかかると、自分の国と一緒だと分かった。
(わかりました。じゃあ、このアールをください)
(かしこまりました。)
テーブルがる場所に座って待つことにした。
(やっと座れたー)
2分後
(お待たせしました。アールです。)
運ばれてきたのは、黄色い飲み物だった。
<これが、アールか、周りを見ると、これを飲んで酔っているな>
お酒を全く飲まないやまとにとっては、お酒は苦手だった。
<飲まなくていいや>
女性はテーブルにアールを出した後、向かいの席に座った。
(話ってなんですか?)
(タイダル国ってどんな国なんですか?)
(それを聞くってことは、あなた、どこから来たの?)
(それは、)
続きを話そうとした時、男の声により話せなくなった。
(エリーちゃん、口説かれてるの?)
隣のテーブルに座っている、酒に酔って頬を赤らめている男がしゃべった。
(そんなんじゃないよ、この人がこの国について知りたいみたいなの)
(あんたこの国のやつじゃないの?)
(はい、遠くから来まして)
(まさかキルシュバンの奴じゃないだろうな)
<キルシュバン?バグラーさんが言ってた国だ。好戦的って言ってたな>
(違いますよ、カンザフ国から来ました)
(そうか、カンザフ国からか)男は、安心していた。
<カンザフ国とタイダル国は友好と聞いていて、良かった。それよりも、酔ってる人と話したくねーな>
(キルシュバン王国ってどんなところなんですか?)
やまとは、店員の女性を見て、話かけた。
(あそこは、ゴミしかいねえよ)酒臭い男は言った。
<聞きたいのはお前じゃねー>
(それは、私も同感)
(どうしてですか?)
(それは、)
店員の女性が話そうとした時、酒臭い男が割り込んできた
(それはな、奴隷にするような奴らだからだよ)
(奴隷?)
(二人が話すなら、私はいらないよね)
店員の女性は席を立ち、カウンターに戻って行った。
(ちょ、)
(あーあ行っちゃた)
<お前のせーだよ>
(まあ、俺と話せるから良かったじゃん)
やまとは、多少腹が立ったが情報を教えてくれるなら、我慢ができた。
(先ほどの奴隷っていうのを教えてください。)
(奴隷っていうのはさ、あーキルシュバンのこと思い出したら嫌になったから、キルシュバンについては話さないわ)
(じゃあ、タイダル国について教うえてください)
(えーめんどくせーよ。それよりも俺の話を聞いてくれよ)
そこから、酒臭い男は、自分の話をし始めた。
(あの、質問があるんですけど)
男は、聞いていなかった。
数分後、、、
(だから、酔ってる人と話したくないんだよ。信憑性もないし)
(おまえ、俺の話が嘘って言いたいのか、ああ)
男は、立ち上がりやまとに唾をかけながら怒鳴り散らした。
(うるせえな、俺は、酒に溺れるてる奴なんかと話したくねえんだよ。)
(俺は、お前のために話してやってるのによ)
ガン、
(いった)
頭に衝撃が走った。やまとは、何が起きたのか分からなかった。咄嗟に手が動き顔に当てた。その手を見ると、その手は、血に染まっていた。どうゆうことだと思い、男を見ると、その手には瓶を持っていた。
男は、飲んでいたアールの瓶で、やまと顔面を殴っていた。
やまとが手で顔を抑えている間に、男がもう一度殴ろうとした。その時、周りで飲んでいる人たちが男に飛びかかり抑えた。
(大丈夫ですか?)
先ほど話していた店員の女性に声をかけられた
(まあ、はい、タオルもらってもいいですか)
店員の女性は、カウンターからタオルを持ってきて、やまとに手渡した。やまとは、そのタオルを傷ついたおでこに当てた。
(ありがとうございます、ダル置いときますね)
やまとは、酒場から出ようとした時、
(あの、もうちょっと休まなくて大丈夫ですか?)
(大丈夫ですよ)
そう言って、やまとは、酒場を後にした。