8.やりたいことをやるは大切
テレビでなるかわしんごさんという絵本作家の方が取り上げられていました。
なるかわさんの絵本の紹介と、作画作業の光景が放送されました。
プロ作家の方の作業光景を見るということはとても勉強になります。
下絵を描くのが速いなぁ、と感心しながら視聴しました。
実は私、毎日少しずつ絵を描く練習をしています。
学生だった頃には漫画家になりたいと思ったことがあって、いっぱい絵を描いていました。
なんだかんだで夢を諦めて描かなくなりました。
それから何年も後になって、独学で創作童話を書くようになりました。
挿絵を自分で書けたらなぁ、絵本を描いてみたいなぁ、という思いもあって、まぁ、それだけじゃないんですけどね、最近になってまた絵を描くようになりました。
でもね、私、現在、右腕に少し麻痺があるんです。頭の中に描いた線が実際には上手く描けません。だから、ゆっくりゆっくり描きます。
最近はもっぱら、雑誌に掲載されている芸能人の似顔絵を描いています。
コツコツと毎日描き続けて、綺麗な線ではないけれど、以前よりも絵を描くということが少しだけ分かってきた気がします。
少し前にペンとインクを使って絵を描いてみました。インクだから描き直しはできません。
手が少しブレて、インクでは綺麗な絵は描けません。
いえいえ、負けませんよ。
右利きの私ですけどね、現在、左手でも描く練習をしています。どれだけ時間がかかるかは分かりませんけどね。
ちなみに腕に麻痺が出た根本の原因は先天性の病気を発症してしまったためです。
昔、ある専門学校のCMのキャッチコピーで
『やりたいことやらずに何やるの!』
というものがありました。
確かにもっともな話です。
やりたいことをみすみすやらずに、やりたくないことを嫌々やるのは楽しくないです。
だから、私は今日も下手くそな絵を描きます。
下手くそな絵をにやにやと見つめながら、
「うっわ! 凄く下手くそ!」
と呟きつつ、下手なりに描くことを楽しみます。
『人生、ジタバタしよう』
『遊び心は努力に勝る』
この2つが私の座右の銘です。
私ね、今までに命の危機に晒されたことが何度かあります。
その時に、「人生の最後に後悔することは何?」とネットで検索しました。
この質問でアンケートを取った時、90代の年配の方たちの圧倒的多数の返答は、
『何故やらなかった。何故挑戦しなかった』、だったそうです。
やりたいことをやる。
それはきっと、凄く大切なことだと思います。