表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ありふれた日々のつぶやき  作者: Tatsu。


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

43/47

42.ありふれてない不思議でマジな体験談

 先日の9月5日の竜巻災害で私の住んでる地区はモロに被災しちゃいました。

 まぁ、その話は今は置いといてですね、その数日後に私は不思議な体験をしたんです。

 ネタじゃありませんよ。マジな体験談です。


 テレビニュースで電柱が何本も横倒れになっている映像あったでしょ?

 あの場所って私の住んでるアパートの真ん前だったんです。


 被災後の市の復旧対応は凄く迅速で翌朝には道路を(ふさ)いでいた電柱は全て撤去されました。

 その日、私のところに知人が訪ねてきたんです。そして夕方に知人が帰ろうとした時、私が外に出ると道端にはもう新しい電柱が電線まで張られて立っていたんです。

 で、私は知人に言いました。


「復旧、メチャクチャ速いよ。もう電柱直ってるよ。これなら電気もすぐ復旧だね」


 その翌日の早朝、私が外に出たら、道に電柱が無いんです。


 あれ? なんで1回立てたものを取っぱらっちゃったんだろ? って思って外を一回りしたんですね。


 そしたら……あれ? ……あれれれ?


 地面には最初の折れた電柱の根っこがまだそのまま残ってたんです。


 ありえない……

 寝呆けてたのか……?


 で、昨日の知人に電話したんです。


「昨日さ、あんたの帰りがけに、もう電柱直っちゃってるよ、って話をしたよね?」って。


 知人曰く

「あぁ、覚えてるよ。でも俺はその話を耳で聞いただけで直接 目で見てはないけど」と。


 私が「電柱直ってる」って話した事実は確かにあったんです。実際に復旧も速かったんだけど、電柱が本当に立ったのは被災3日後のこと。


 どういうこと?

 私は一時的にタイムリープしたのでしょうか?

 それともパラレルワールドを体験したのでしょうか?


 この手の話が好きな人の話によると、「人は時々、自分の世界にごく近い平行世界(パラレルワールド)の自分と魂が入れ替わる時がある」とか。

「誰にも起こる事象だけど、転移した次元が近すぎて異世界に飛んだということに気付かない」とか。


 まぁ、いいや。そんなこと言われてもよく分からん。


 ただ、一つだけ後悔してるんです。


 もしも私が数日未来の平行世界(パラレルワールド)に行ったのだとしましょう。


『なんでその時、その日のナンバーズ宝くじの当選数字を確認しなかったんだぁ!』


 この世界ってのはしっかり科学的に考えると基本的にワケの分からん構造みたいです。


 平行世界(パラレルワールド)については私は「信じない派」ですけどね、


 皆さん、未来に転移したと感じた時は、その日の宝くじの当選数字だけはしっかり確認してくださいね。


 コレ、最重要事項ですよ。


 


 知人が帰って8時間後くらいの深夜2時頃、綺麗な月夜だったので辺りを少し散策して、「電気の無い月明かりだけの夜景」を写真に撮ったんです。

 この写真、暗闇で分かりにくいですけど、確認したら道路の電柱が倒れた側(写真左側)には電柱が全く立ってないんです。

 となると、知人が帰る間際に私が見た「電柱復旧後の光景」は本当になんだったのでしょう。

 知人によると、私は確かにあの時、「電柱もう直ってるよ」と言ったそうです。


挿絵(By みてみん)


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ