41.著作権法って難しいね
テレビで著作権に関するニュースを見ました。
とある会社が新聞の記事を複製してその記事を社内で共有した、という内容のニュースでした。具体的には新聞から複製した記事を社員たちにメールで送信していた、という内容でした。記事の複製でお金儲けをした、という話ではないようです。
ただ、テレビが言うには「著作権というものはそれを見たり読んだりした人が個人で楽しむことは全く何も問題ないが、その情報を複製して他人に見せることは著作権法に触れる」とのことのようです。
私、以前に少々、著作権法について調べたことがあります。
例えば漫画雑誌の作品からキャラクターを模写したとしますね。描くことで個人的にただ楽しんだだけというのなら全く問題はありません。ですけどね、そこで描いた絵を他人が見れる場所に掲載した、といった場合には厳密には著作権法に触れるそうなんです。
そんなこと言ったらさ、漫画を元にAIで作成した昨今のリアル画像なんかは問題ありまくりだと思うんですが……。
実際にはファンの方が模写したりしてくれることは、それを不快に思う作者もおそらくいないでしょうし、作品の宣伝効果もあったりするということもあって、問題になることはまずないらしいです。
何を模写したのか分からないほど下手くそな絵だったなら全く問題はありません。
上手い、下手、の基準はどこにあるのでしょう。
法律って、本当に解釈がムズいです。
話は変わりますけど私ね、少し前に『なろう』に以前に新聞の読者コラムに書いた作品を転載しようと思ったことがあったんです。
その作品はペンネームを母名義で書いた作品で、過去に7作品掲載させていただきました。
何故母名義だったのかというのは、重度の障害を持ってずっと介護施設にいた母の言葉を私が作品として書いていたから。もちろん新聞社には事情を説明して許可を取った上での話ですよ。
その母が昨年亡くなりました。
私は母のメモリアルにと思って『なろう』に短編集としてその作品を掲載しようと思ったんです。
新聞社に許可を取ろうと連絡を入れたところ、それはNGと言われてしまいました。「我が社は作品の二重掲載を認めていません」という返答でした。私が書いた作品なのにね。とても残念に思いました。グスン。
新聞コラムの切り抜きは保存してあります。
その保存記事を読んでもらうことは問題無しで、複製した物を読んでもらうことは違法。
本当に法律って難しいですね。