30.思い込みと自己暗示
最近の私、凄く仕事面でゴタついてました。
というのは、今までやってきた仕事に別会社の参入が決定して、今年4月以降これまでの作業者たちは全員リストラ、ということになっちゃったのです。
が、会社からの「ウチの作業者を採用してやってくれ」というお願いにより、仕事経験者として希望者の移籍採用が決まりました。
でも、ここで同僚の皆さん、困惑するわけです。
様々な憶測の噂が流れました。
〝次の会社は凄く厳しいらしいぞ〟
〝労働時間を削られて稼げなくなるって話だ〟
〝やりたくない部署に回されるらしい〟
等々。
で、移籍を拒否して辞めてしまった人たちが結構いたのです。
私も新会社の仕事が始まるまでは凄く不安でした。
そして今日で移籍一週間が経過。
実際、作業内容自体はほとんど変わりませんでした。まぁ、業務は同じですからね。作業時間は残業が削られましたけど。
で、思ったのは、
「移籍を拒否した皆さん、思い込みの取り越し苦労だったよ。辞める必要無かったよ」
ということ。
思い込みって怖いですよね。辞めてしまった人たちの心の中では、不安な思いが「実際にやってくる出来事」という自己暗示に変わってしまったのだと思います。
人はどんなことでも思い込みを持ちます。
私はよくパチンコを打つんですけどね、この台は出るはずだ、なんて思っているとよく大惨敗をします。
無我の境地って大切ですよね。
でも、どうしても人は思い込みを持っちゃいます。
現実はその瞬間が訪れてみないと分かりません。
思い込みは自己暗示へと変わります。
自己暗示は良い方向性のほうが良いと思います。
だから私は思っちゃうのです。
『私は天才だ!』
えっ?
そんなわけない! って?
いえいえ、誰も言ってくれないんだから、せめて自分だけでもそう言わなくてどうするんですか。
『私は天才だ。だから今日こそはパチンコ勝っちゃうぞ』
そう言い聞かせながら、きっと今日も惨敗してうなだれるわけです。
私って、アホなのでしょうか?
思い込みってのは良い方向でも悪い方向でも所詮は自分だけの想像の産物です。
だから、未来の出来事がその思い込みのままに起こるなんてことは稀だと思います。
未来はその時になってみないと分かりません。
でも、どうしても思い込んでしまうなら、悪い思い込みより良い思い込みのほうがマシだと思います。
だから今日も私は思い込むのです。
『私は天才だ。だから今日こそはパチンコ勝っちゃうぞ!』
私、きっとアホなんです。