10.ハンバーグ弁当と価格問題
夜、いつものスーパーに買い物に行くと、お弁当が割引価格になっていました。
ハンバーグ弁当に「298円を20%引で238円」という表示のシールが貼られていました。
あれ? 元値は398円のはず、と思って他のお弁当を見てみると、別の種類のお弁当にも全て同じシールが貼られていました。
全てのお弁当を一律238円で売るんだな、と勝手に解釈し、迷わず購入を決めました。
他にも色々と購入したんですけどね、会計を終えてみると、どうにも見積もっていた金額よりも若干高いのです。
レシートをよぉくチェックしてみました。
「ハンバーグ弁当398円を20%引」と記されています。
あぁ、やはりシールの表示間違いか。元値の20%引が正解だったか。
と、納得したんですけど、お弁当にはしっかりと「238円」と表示されているのです。
いや、これはイカンだろ! ということで、店員さんに一声掛けました。あくまでも険悪にならないようにね。
「店員さん、お弁当の価格シールとレシートが違ってますよ」
店員さんはレシートとお弁当を確認。
「ちょっと商品とレシートを預からせてください。担当者の所に行ってきます」
という返事。
これは面倒臭いな、と思ったので、
「いぇね、いつも398円で買っているお弁当だから398円の20%引で私は納得してるんです」
と告げました。
「でもね、商品にしっかりと238円と表示されているんです。そしたら他のお客さん、皆、238円だと思うよ。それで320円払わされたら納得しないでしょ。私は納得しますけどね、店としてこの仕事はイカンでしょ! 担当者にしっかり言ったほうがいいですよ」
そう伝えて店を後にしました。
ちなみにね、このハンバーグ弁当、実は昨夜、私が仕事で荷受けして店に納品した商品です。それは店員さんには内緒です。
これにてこの件は一件落着。
実をいうと、ハンバーグ弁当の価格問題は私にとっては別の所にあるんです。
昨今の国際情勢で最近、様々な物が値上がり傾向にありますよね。価格をそのままに内容量を減らすというパターンも見受けられます。
で、私の好物のハンバーグ弁当。
以前はハンバーグ3個入り298円。現在はハンバーグ2個入り398円。
内容量減。値上げ。
これはちょっとやり過ぎなのでは?
以前の298円という価格は安過ぎだと思っていたので、私としては398円に値上げに反論はないのです。
でもね。
本音言うとね。
私、ハンバーグは3個喰いたいぃぃ!