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円卓会議

 魔女の森の噂は、シャローム大陸に住む全ての者に恐怖を与えた。


 王都の居城では、暴君で愚王のウザネス王が丸いお腹を突き出して円卓会議の席で不機嫌そうに座っていた。


「また、魔族と戦争になるのか?」

「陛下、もし、そうだとしても… 」

「獣人達は、協力しないっしょ」

「頼りの魔女は、全滅したと聞き申した」 


 ウザネス王の問いに国の重鎮達は、自分達が獣人達を虐げて来たのと、魔女達の戦力も無いので戦況が不利になると理解して居た。


「待て待て… なぜ今頃、魔女の森を狙った?」

「魔女の森で欲しいものが有ったと、聞き及んでおりますわ」

「欲しいものとは、何だ?」

「噂により違いますぞ。魔女の宝であるとか、生贄の子供か、それから、処女の血ですかな。ハッハハ」

「陛下、噂は、定かでは有りますまい」

「うむ。 魔女の宝かぁ… 」

「奪ったなら、こっちには攻めて来無いっしょ」

「そうか。そうじゃな。其れなら、会議は、終わりじゃ」


 早く愛人の元へ行きたいウザネス王は、魔族が、攻めて来ないと結論付け、円卓会議を手短に終了させた。


 だが、その中で筆頭魔法師のソロモンと王の側近のタービンそして、第二近衛騎士団の団長のダグラスは、円卓の間に残り、アーサスの呪いと今回の襲撃の関連性を秘密裏に話すことにした。


「タービン卿、噂の本質をご存知では?」

「知らぬ。だが、アーサス様の呪いで、奴らは、この大陸を諦めていないのは、分かっておるのじゃ」

「実は、[魔女の森]のババ様から、最後の密書を受け取ってるっす。」

「何と!」

「どう言う事じゃ?」


 ソロモンは、アーサスが、呪いを受けた日にババは、今回の事の予言をしていた。何故なら、アーサスと同じ日に産まれたマーリンと言う娘は、精霊王と魔女のサマンサとの子供で、その日に【精霊の祝福】を授かっていると言う事を二人に話した。


「もしかして、その娘が、アーサス様の【闇の祝福】を解呪出来る、のか?」

「まだ、分からないっす。でも、何某かの可能性も… 無きにしもあらずっす」

「その娘は、マーリンと言う娘は、何処におるのじゃ?」

「多分、魔族も探してるっす」


 ソロモンは、[精霊の加護]について研究する事を伝え、そして、ダグラスには、マーリンを早急に、魔族よりも早く探し出す事を頼んだ。


「ソロモン、アーサス様は、元気にしておられるのじゃな」

「ええ、勿論っす。4の月には、聖教皇国の魔剣学園に入学する事が、決まったっすよ」

「何と、素晴らしい。皇国に行かれる時は、是非、護衛の任務を」

「そうっすね」


 話を終えたソロモン達は、其々の任務の為に円卓の間を後にした。




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