宿泊先は、萬斎亭
エリザベスの魂がクマの縫いぐるみの中に入ったので名前が、エリザベアになりました。
アーサスが、マーリンの『拒否』のショックからようやく立ち直り、エリザベアと共にパトリック達が、待っているギルドに向かった。
「遅ーい! 何してたの?」
「あれ、神獣達は?」
「宿屋の馬屋に預けたぞ」
「ん、宿屋?」
「ギルドで教えて貰った宿屋で三食付きだったから」
「二人部屋しか無いから、二部屋借りたぞ」
「あゝ、有難う。じゃ、もう魔石以外は、売ったのか?」
「ドラゴンは、まだ売って無いよー」
「ん、有難う」
「じゃ、宿屋に行こうか?」
「酒買ってから行こうぜ!」
「ん、焼き菓子も」
「マーリン、お酒に甘い物は合わないよ」
「アーサス、女子会よ、女子会!」
「はぁ〜。そう言うことか」
「俺は、甘い物はでも飲めるぜ」
「ん? パトリックへん」
「俺もパトリックは、変人だと思うよ」
「何だとお! 女子会に乱入するぜ」
「はいはい、分かったよー」
「ん、男女会」
「マーリン、合同の男女会だね」
アーサスとパトリックは、酒屋でお酒やら飲み物を買い、マーリンとスーザンは、商店で焼き菓子と豆類等を買って宿泊先の萬斎亭に入った。
「いらしゃいませー」
「あっ、私たちの部屋の鍵貰えるかな?」
「あゝ、代表は、パトリックさんですね。」
「ん、有難う」
「湯浴みは、できるのかな?」
「今なら、10分しか会いて無いですけど」
「マーリン、急いで入ろう」
「ん、分かった」
「えっー、2人でって、マジですか?」
「覗くなよ!」
「ん、エロがき」
「いえいえいえ、覗きませんけど… 」
「此奴ら、ラブラブ夫婦だぜ!」
「えっ、ふうふ、 あっ、夫婦ですか」
「何を想像してたのかなぁ?」
「いえ、なっ、何にもしてませんよー」
アーサスとマーリンは、急いで湯浴みの小屋に行ってから自分達の部屋に戻った。
「マーリン、最近、胸が大きくなってないか?」
「ん、アーサスが、触るから」
「なっ、何で、何でそう言う事を言うかな」
「マーリンにお仕置きだなぁ」
「ん、やだ」
「ダメ、お仕置きするから」
アーサスは、マーリンをベッドに倒して両頬と首筋にキスをしてから唇を重ねようとした時、
「アーサス、入るぞ!」
クワーっとアーサスとマーリンは、急いで立ち上がり、
「ノックぐらいしろ!」
「あら、やっぱりお邪魔だったー」
「ん、丁度良い」
「マーリン、酷い」
アーサスは、マーリンの塩対応に肩を落とし、パトリックから渡されたお酒を飲んで『マーリンが冷たい』とパトリックに語ちっていた。
マーリンは、焼き菓子を食べ紅茶を飲みながら『アーサスが、ひつこい』とスーザンに語ちっていた。
「お前ら、知ってるか? 『夫婦喧嘩は、魔物も食わない』っての」
「あれ? 何か違うような… 」
「アーサスは、ベタベタマーリンに引っ付くな!」
「何でだよー。マーリン可愛いから引っ付きたいんだよー」
「マーリンは、塩対応の塩を減らせ!」
「ん? どうやって?」
「パトリック! なに仕切ってるのよー。マーリン困ってるわよー」
「いい加減にして欲しいですわ」
「「えっ! だれ?」」
「私エリザベスと言いますの。ゴホン、エリザベアでも宜しくてよ」
「「ふぇ! 何処?」」
「ここですわー。 アーサス様のポッケにいますの」
「なななっ、何で縫いぐるみが… 」
「しゃ、しゃ、喋ってるぞ!」
「あゝ、此れには、深い事情があるんだ」
「ん、エリザベアは、友だち」
「よく分からんぞ。でも許す」
「何なのよー。もう、何でも有りね」
クリスマスイブっすね。
ソロモンさんは、お一人ですか?
そおっすよ。
では、私と一緒に、
皆んなでジングルベルせなあかんやん。
寂しいボッチでちゅ。




