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恋人未満 

 アーサスとマーリンは、【ソロモンの鍵】(グリモア)の[悪魔学]の書いてある項目も時間も忘れて読んでいた。アーサスは、既に魔物化も解けて人間の姿に戻ったので慌てて隣のマーリンを見ると『スー、スー』寝息を立てて眠っていたのでホッとしていた。


「ホッ、寝てて良かった。起きてたら俺の全裸見せるとこだった」


 アーサスは、ベッドの所までマーリンを連れて行くのに抱きかかえようとするとマーリンが目を覚ましそうになった。


「マ、マ、マ、マーリン寝てて、目を閉じて!」

「んっ? なに?」

「見るな! 裸だから。 服になりそうなの探すから」


 バタバタ

 パタパタ


「マーリン! 来るな!」

「アーサスも見た」

「はぁ〜、分かったよ。 悪かった」

「ん、マーリンも服探す」

「あっ、見つけたから。それ以上、近付いたらおそうぞ!」

「ん? 襲う? あっ」


 マーリンは、耳まで真っ赤にして慌てて後ろを向いた。アーサスも後姿だが裸を見られたので顔を赤らめていたが[恋人の様な雰囲気]を楽しんでいた。戸棚には、何着も服が掛けられていたが防腐維持魔法がかかっているのか取り出した服は、型は古いが清潔だった。


 服を着終わったアーサスは、マーリンに近付き背後から抱きしめた。


「マーリン、好きだよ」

「うん、知ってる」


 アーサスは、マーリンを迎え合わせになるように身体を回し、彼女の頬に手をそっと当てた。


「マーリンは?」

「うーん、好きがどんな気持ちか分からない」


 アーサスは、悪戯っぽく微笑みマーリンの鼻の先に軽くキスをした。マーリンが顔を赤らめじっと見つめていたのでもう一度、キスを仕掛けた時、声が聞こえたので慌てて手を離し離れた。


『はあぁ〜。パパ人間に戻ったの?』

「あゝ、そうだ。 もう少し、寝てろ」

『ガルルー、やだ! お腹空いた』

「そうだなぁ、ちょっと待ってろ」


 アーサスは、マーリンに『本棚の裏が台所になってたから一緒に探そう』と誘い手を差し出した。其れを見て、少し微笑んだマーリンは、アーサスの手を握って一緒に本棚の裏に回った。 


『キュウ〜ン、どうしてママの顔が赤いんだ?』


 台所には、小麦粉のような物しか無いのでアーサスは、リルンを連れて食べれそうなフルーツ類取りと昼用の肉を狩りに行った。マーリンは、ナンを焼く為の準備をしていた。


 マーリンは準備が終わったので椅子に座って【ソロモンの鍵】の呪術の知識をアーサス達が帰って来るまで読む事にした。暫く読んでいると【闇の祝福】の事が書かれていた。


 [呪いの準備]

 • 太陽が月に覆われる日を選ぶ

 • 新生児

 • 瘴気

 [呪いの呪文]

 イッヒ^エロイム^エッサイム^ボル-ムンデゥ;

 [呪いの成果]

 満月の夜、人間が魔物化する

 [呪いの再来]

 精霊と交わると、魔物化は解呪される

         人間が魔力で魔人化する

 [解呪の方法]

 生きた精霊の血と生きた人間の心臓の血を飲む


 マーリンは、読み終わって愕然がくぜんとしたと同時に自分が死ぬ前に心臓を差し出す事でアーサスを助ける事が出来ると喜んだ。


「サラマンダー 出て」

『嬢ちゃん、なんじゃ?』

「ここの部分だけ燃やして。他は、だめ」

『そんな事で呼ぶんじゃねえ』

「うん。やって」


 サラマンダーは、小さな弱い火の粉でマーリンが言った所を綺麗に焼いて消滅させた。

マーリン、どうして隠すの?

ん? サプライズ。

「助けてビックリさす」って事っすか?

うん。


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