真白と灰
「レント、君が好きだ」
それはあまりに唐突で、あまりに早かった。
「お前、正気か?」
あの日、俺はそう返すことで精一杯だった。
だけど、今は、どうだ。
好きだ。
もどかしく、むず痒くなるほど好きだ。
今、彼が目の前で微笑んだ。
鼓動が早くなっている。
うるさい
止まってほしい
見ていたくない
もう目を逸らせばいい
でも逸らせない
吸い込まれていくようだ
認めてしまえばいい
だが心はそうさせようとはしてくれない
手が伸びてくる。
頬に
俺はその手を振り払った。
「気色悪い」
口先はひどい嘘をついた。
それはあまりに唐突で、あまりに早かった。
「お前、正気か?」
あの日、俺はそう返すことで精一杯だった。
だけど、今は、どうだ。
好きだ。
もどかしく、むず痒くなるほど好きだ。
今、彼が目の前で微笑んだ。
鼓動が早くなっている。
うるさい
止まってほしい
見ていたくない
もう目を逸らせばいい
でも逸らせない
吸い込まれていくようだ
認めてしまえばいい
だが心はそうさせようとはしてくれない
手が伸びてくる。
頬に
俺はその手を振り払った。
「気色悪い」
口先はひどい嘘をついた。
~Pr~
2018/04/11 18:34
(改)