表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/1407

第7話 出航! 

「ステータスオープン」


 名前:ショータ(20歳)

 種族:人族(男)

 職業:飛空艇船長


 LV:1

 HP:18/18

 MP: 4/10

 SP:10/10

 STR:2

 VIT:1

 DEX:3

 AGI:2

 INT:5

 MND:3

 LUC:小吉 (北方に吉あり)


 スキル:言語理解Lv1 飛空艇召喚Lv1


 称号:迷い人


 よし、MPも少し回復したな。さっきよりも早く回復したようだし、大人しくしていれば回復が早まるのかも。

 あと職業が無職から飛空艇船長に変わってる。これは船長登録のおかげか。だが特に職業補正的な変化はない。

 レベルが上がるときに補正が入るパターンかもしれないし、今後に期待だな。

 とりあえず機関部の解放が先だ。


『MP3を消費して「区画:機関部」を解放しますか? MP4/10』


 もちろんYES。このムニョっと感が癖になってきた。無限え〇豆みたいに発売されないかな。


『出航の準備が完了しました』


「よし、では出航!」


………………

…………

……


「おーい、出航だよー?」


………………

…………

……


 躁舵輪を持たないとダメなのかな?


「では改めて、(オホン)出航!」


………………

…………

……


まだ何か足りないのか? あ、もしかして言葉が違う?


「動け、動け、動け、動け、動いてよ。今動かなきゃなんにもならないんだ」(EV〇風に)


………………

…………

……


やっぱちがったかー。発音が悪いのかな? 「しゅぅくぉぉうぉ!!」

ポーズとか? 「出航!」(JOJO立ちで)

テンションが違うのか? 「出航!!!!!!!!」

いっそまとめてみるか? 「くぅぅぅぅぜんぜつごのぉぉぉ! ちょぉぉぜつここぉぉの飛空艇船長!(中略) そう俺はぁぁ! サンシャイン! しょぉぉ ボコォ たぁぁ! イエエェェェェ!! (ぜぇぜぇ)出航!!」(ブリッジしつつ)


………………

…………

……


 まぁこれで出航できても勘弁だったけどね。


『名前』


「え?」


『名前を……』


 あぁ、そうだったさっき名付けたんだった。


「ダンデライオン号、出航!!」


 その瞬間、本当の意味で目覚めた気がした。

 この『異世界アルカナ』に来てから感じていた重さ、空気、倦怠感。

 今までの後悔とか、これからの不安とか。


 それら全てが取り払われた感覚。

 自分の中にあるエンジンに火がともり、全身に血が巡っていく感覚。

 今なら空だって飛べる! そんな気持ちになる。


 そして俺は、いや俺と『ダンデライオン号』は初めて空を飛んだ。

18/01/05

色々修正。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ