表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
124/1407

第124話 厨房の床にはお宝が眠っている

ガロンさんが夕食の仕込みを始めるというので、俺は一旦部屋に戻ることにした。ついでに飛空艇でごはんパックを手に入れておこう。トンカツならご飯が必要だろうしね。

 部屋に戻る途中食堂を通ったが、シャーロットたちの女子会は続いていた。無論あの輪の中に入るような真似はしない。触らぬ神に祟りなし。ごゆっくりーとだけ声を掛けて退散した。


 部屋に戻りいつものクローゼットにバックドアを召喚する。エレベーターで上層へ向かおうとしたら、


『現在「機能:エレベーター」はロック中です。開放しますか?』


 そういえばロックしてた場所を開放しておかないとだな。ロックしていた区画を開放しながらミニキッチンへ向かう。

 ミニキッチンの床下収納には、保存食類が補充されていた。どうやら時間経過でも補充されるみたいだな。


 今日の夕食は俺達二人にガロンさん一家、それとアレク君達三人だから全員で八人となる。それに対してごはんパックは十五個しかない。ここは一つ補充回数上限を増やしておくかね。


『MP2を消費し「備品:保存食」の補充回数上限を三回にしますか? MP46/50』


 あれ? MPが増えてる。あぁ、ウコッコゥ倒した時レベルアップしたのか。力が漲って来たんだけど、結局ステータスの確認してなかったな。


「ステータスオープン」


 名前:ショータ(20歳)

 種族:人族(男)

 職業:冒険者兼飛空艇船長


 LV:6 (5)

 HP:58/58 (51)

 MP:46/50 (45)

 SP:39/39 (34)


 STR:18 (14)

 VIT:17 (14)

 DEX:22 (17)

 AGI:17 (13)

 INT:28 (22)

 MND:24 (20)

 LUC:中吉 (金運上昇中)


 スキル:言語理解Lv2 飛空艇召喚Lv4 槍術Lv3 隠密Lv2 盾術Lv1 概観視Lv2 不意打ちLv1


 称号:迷い人、巨人殺し(ジャイアントキリング)


 レベルは上がったがスキルに変化はない。まぁ昨日の今日だしな。金運上昇って、ワイルド・ボアとかウコッコゥに遭遇してたのはそのせいか。


 まぁ今更だな。そんな事よりウィンドウの方が先だ。上限を三回にしてごはんパックを補充する。これで二十個。一人当たり二パック……足りるとは思うけど、やたらと食べるヤツが二人もいるからなぁ。どうせならもう一回やっとくかね。


『MP4を消費し「備品:保存食」の補充回数上限を四回にしますか? MP44/50』


 倍になったか……けどまだ許容範囲内だ。YESを押し補充も済ませる。さすがに二十五個は食べ尽くされないよな?

 若干不安に駆られるが、上限解放のウィンドウは出てこない。まぁドンドン上限解放してたら上限の意味が無くなるか。


 ごはんパックをマジックバッグに仕舞い、今度は厨房へ向かう。こっちの床下収納の中身も気になってたんだよな。


『MP2を消費し「機能:床下収納(厨房)」を開放しますか? MP38/50』


 さて、こっちは何が出てくるかなぁ。食料だといいなぁ。米とか醤油とか出てきたら最高なんだけどなぁ。

 ――よし、ここまで期待を込めておけば、ダンデライオン号ならきっと応えてくれるはず。いざ、オープン!




「マジか! 流石ダンデれもん! やってくれるぜ!」


 床下収納に入ってたのは、小麦粉っぽい白い粉が一袋(持った感じから2kg位かな)。そして米一袋(これも2kg位)、更にジュースサイズ(200ml)の紙パックに入った醤油が一つ。


 あぁ即補充したね。全補充でMP5とか表示されたけど、どうでもよかった。補充回数の上限解放にMPが12掛かろうが関係ない。当然上限一杯まで開放だ。

 残りMPが6になったけど後悔はない。まぁウコッコゥでレベルアップしてたから出来た力業ともいえるな。


 でも炊いてないけど、米が10kgも手に入ったんだから、ごはんパック二十五個はやり過ぎたか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ