表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/8

秘めたる獣


えー書いてるの深夜なんでいろいろと雑ですが申し訳ないです


サーブを打つ前に羅泉がいう


「君の限界能力察知(アバドレードスキャン)見せてもらうよ」



「いいですよ…」



羅泉の鋭いサーブが決まる



「くっ…!」



負けじと蒼園が逆クロスにボールを返すがそこには既に羅泉が走り込んでいた


「いいコースだ!」



羅泉のシュートを返せず1-0となった



「その能力、ある程度見なきゃ使えないらしいね…」



「そうですけど、問題ありますか?」


図星を言われちょっと不機嫌にかえした蒼園に満足気な笑みの羅泉、嫌な先輩だ




「いいよ……待ってあげる」



そこからは嫌なくらいにラリーが続いた



(くっ、ほんとに俺の限界能力察知を待ってるのか…なら遠慮なく……!)



羅泉のボールが蒼園に帰ってきた時だった




「さぁ、いつでも……こ…い…?」



羅泉はまるで動きがスローになったのかと感じてしまった




(これが…能力か……)



羅泉が反応できずに蒼園のシュートがコートに決まる




この時2-1



「こっからが勝負だね」



羅泉がサーブを打つ




「左クロス45深さ32…!」


蒼園のレシーブが決まり2-2になる




そのまま蒼園の限界能力察知によって第1ゲームは蒼園がとった



「ふぅ、なかなか厄介だね、その能力」




「光栄です」



蒼園が能力を使ってサーブを打つ




(うごけ…ないな)



見事にサービスエースをとる




「ふぅ、ほんとに動けないや」



「いいんですか、そんなに余裕かましてて」



「…うん、あと1ゲームはね……」




そしてそのゲームも蒼園がとりゲームカウント0-2になる



「結論から言うと、君のその能力は相手のそのポイントのプレーを見てどこに打てば反応できないかを瞬時に判断する能力のようだね」



「…お察しのとうりで」



またも図星をいわれ、さらに不機嫌になる




「なら…攻略できそうだ」



羅泉がサーブを打つ



「センター45深さ32!」


蒼園のボールはコートの中央に突き刺さって決まった




……はずだった



「ここか!!」



羅泉がボールを返して蒼園を抜いた




「わ…1-0……」


浜野も驚きを隠せない




それもその筈、蒼園の能力は相手の反応できないコースにボールを打つこと、それが返されたのだ



1番驚いているのは蒼園だった



(な、なんでだ…コースを間違えたはずが…)




「いくよ〜」


羅泉はまた普通にサーブを打つ、ここに特に変わったことはない


「そこだ!」


蒼園はストレートにめいっぱいの勢いでボールを打つ…が



「お、ラッキー!」



偶然来ていたとでも言いたいのか、羅泉が右クロスで待ち構えていた



そしてまたボールを打ち返す




「な、なんで…」



蒼園がロブを上げるとすかさず羅泉がスマッシュで決める



2-0




「はぁ、はぁ……」



「不思議そうだね、どうしてだと思う?」



「それが分かれば苦労しない…」




「まぁそうだよね、うん、簡単さ、君が能力を使って俺の動きを読む時にフェイクを入れただけさ」




「フェイク?」



「あぁ、君に間違った判断をさせたのさ」




あの瞬時にそんな動きをしていたなんて……


紛れもない、目の前にいるこの人は天才だ

そしてその時、蒼園の中に眠る何かが目覚めようとした




「……へっ」




(面白い、獣の力か…)



蒼園の脱力した構え、そして獲物を一直線に見るその目はまさに獣そのものだった




「でももう…無駄だ!」



羅泉のサーブがはいる




「左45深さ21…訂正、右41深さ14……」



その瞬間、羅泉をあの感覚が襲った




(なに…なぜこのスローモーション感覚に…)




そしてボールはラケットに触れることなく羅泉を通過した




「つ…2-1」

浜野はいま自分の目の前で何が起きてるのかを理解できなかった




「へぇ…フェイク後の本当の動作に入ったのを瞬時に判断したか…やるね」



羅泉が頷く




蒼園は一言も発せず、次のレシーブ場所につく




「でも…負けないよ!」



蒼園が限界能力察知を発動してボールを打つ


しかしそこは…



「アウト!」



浜野がアウト宣言をする



「はぁ、はぁ…疲れか?…」

確かに蒼園の疲労も半端ではなかった




「…っふふ」






「決まったな」

部長の 新野 聖が隣にいる男に言った





「あぁ、でも面白いやつじゃん、燃えるな」








その後、試合は羅泉が支配してゲームカウント2-3で、1-3の蒼園サーブだった(つまり蒼園が2ゲームと、1ポイントを取得してる)



ということは羅泉のマッチポイントである




「はぁ……はぁ…くっ……」



蒼園はもうフラフラであった




「どうする?やめとくかい」



羅泉も勝ちを確信して声をかける





「やるに…決まってんだろぉ!!」




その時蒼園が放ったサーブを羅泉の勝ちを確認してたレギュラーは浜野を除いて見ていなかった




「なんだ…今の……」



羅泉も驚いた



自分が反応できなかった、それも能力ではない、その威力のせいである



「くっ……はぁ…はぁ」



しかしその一発だけであり試合は羅泉の勝利だった




「少し休みな」



羅泉に言われ、蒼園はベンチに座って休むのであった





「ふっ、どうだ」

新野が羅泉に感想を聞く




「いいね、あの子…化けるよ」




「だといいがな……」






蒼園「あれ?今日キャラ紹介はやんないんですか?」


浜野「それが…作者がこれ作ったの午前2時だから(予約掲載のシステム使わせていただきました)もう寝かせてほしい、だって」



蒼園「あ、あはは……あはははは」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ