表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/8

蒼園 風太

えー、見ててわからない単語があったらどんどん言ってください



お願いします


「ふぅ…想像以上の化け物だ」


ただいま盟真高校で行われている浜野VS蒼園の試合

7ゲームで行われていたのだが(先に4ゲーム取った方の勝ち)



「これでゲームカウント2-0ですね」


蒼園が2ゲームを連取していた



「あぁ…」



そして次のゲーム、またも蒼園サーブから



「とばしてきますよ!はっ!」



蒼園から速いサーブが繰り出される



「ぅぐっ!!」


浜野も1ゲーム目で目を慣らしてなんとか返すが



「へぇ、頑張りましたね」



無情にもボールは相手コートのサービスライン、つまり浅いところにふわっとロブが上がったのだが既にそこには蒼園がスマッシュの構えをとっていた



なんなくスマッシュを決めて蒼園が1ポイント



「はぁ…はぁ、すごいな」



「いや、返しただけ尊敬しますよ」



そう言いつつ息ひとつ切らせず次のサーブの準備に入る




(仕方ない…本気で行くか)



一応説明しておくが1ゲームとるには4ポイントをとんなければいけない


今蒼園が1ポイントとったので1-0である




「はっ!」


蒼園のサーブがサービスラインギリギリに食い込む




「残念だ!時間はかかったが、もう慣れたぜ!!」



鋭いレシーブがストレート、つまり蒼園の逆のクロスに突き刺さる



「これで、1-1だ」



「っ……へぇ」




そこからは試合が一気に白熱していく



「そこだ!」



蒼園のサーブに鋭いレシーブを返す浜野




「まだまだ!」



そのボールに蒼園が食いつき返すがネット前に詰めていた浜野にボレーさせ1-2



次に蒼園のサーブが浜野のバックに入りロブが上がったのをスマッシュで決めて2-2



さらに蒼園がサービスエースで3-2となった




「はぁ…はぁ、なぁ、蒼園、俺これでもレギュラーなんだぜ」



「はぁ、はぁ…そうなんですか」




「だから…はぁ……すぅ」



浜野の目つきが変わる




(何だこの感じ…!)

蒼園がそれに寒気を感じる




「本気で行かせてもらう」







「なっ…!」


蒼園が反応できなかった



サーブは確かに鋭く浜野のバックに行ったはず…なのになぜ




「これが俺の『ブラストボム』だ」



やられた……まさかこんな手を隠しているとは




『ブラストボム』にやられ、そのゲームを落とした蒼園



ゲームカウントは1-2になった(次は浜野サーブで、ゲームカウントはサービス側から言います)




「どうだ、少しは先輩っぽいだろ」

浜野が蒼園にいうが、ひとつも気迫は衰えていない、むしろ増していってる




「次、やりましょ」



「あぁ」



浜野の強烈なサーブが決まる




「くっ……!」



蒼園がなんとか返すも浜野のバックにボールが行く




「いくぜ…『ブラストボム』!!」



逆のクロスにボールが入り1-0となった



「どうした、こんなもんか」



「もう、大丈夫です」


すると蒼園が静かにレシーブ場所につく





(ふっ、落ち着いちまったな、まぁいいだろう、1年との差を見せとかなきゃな)



次の瞬間、浜野はまたもあの感覚をあじわう



(また…これか……)


スパーン




蒼園のレシーブと思われるボールがクロスにはいる


「な…なに……」



しかしそのスピードに反応すらできない



「もぅ、先輩に俺は止められないですよ」



「くそっ……」



浜野が今日一番のサーブを打つ



「……右クロス26 深さ32…」



蒼園がなにかブツブツとつぶやく



(何言ってやが…る……)


襲ってきたのはまたあのスローモーション



そして気づくとボールは自分の後ろにあるのであった



「1-2…ですね」



「なんだこれ…」



「人間が……反応できないコースにボールを打たれた場合、その前にスローモーションになったような感覚に陥るんですって」




蒼園のその言葉で確信した



こいつがすごいのはテニスセンスだけでない、人を見ることよってその人間の反応のできないコースを読んでしまう



「その能力は一体…」



「『限界能力察知(アバドレードスキャン)』」





そのまま試合は蒼園の一方的な試合展開となった



そして迎えたゲームカウント3-1の3-0、つまり蒼園のマッチポイントである


「はぁ、はぁ…こい」



満身創痍の浜野が言葉を発する




「これで…終わりだ」




その時に浜野が味わうスローモーションの感覚は、この試合でもう何度目かわからなかった








「ふぅ、強かったよお前」



「先輩こそ」



二人は握手を交わしていた



「あ、それで…」




「浜野…」


浜野が何かいいかけた時コートの外から声が聞こえる



「ぶ…部長!!」



「勝手な試合は許してないはずだ、それも一年じゃないか、レギュラーとしての自覚をもっともて」



「す、すいません!!でも、部長…」



「ん?なんだ言ってみろ」



「今の試合、俺は蒼園に4-1で負けました」



浜野がそういうと部長と呼ばれている白髪のメガネをかけた男がこっちを見た



「ほぅ……」








「…で、なんでこんなことに……」



蒼園は今コートに立っている



相手はというと…



「3年A組の羅泉 清忠だよ、よろしく」


爽やかな茶色の髪の毛の先輩が挨拶をしてくる




「えと…蒼園、風太です、宜しくお願いします」




「試合は7ゲームマッチ!いいな!」


部長がしきっている、俺にはなぜこんなことになったのか訳がわからない




「そ、それじゃ、始めます…ごほん」


浜野先輩が審判のようだ…きっとさっきの試合の罰だろう



「サービスサイド3年羅泉 清忠…先輩、レシーブサイド1年蒼園 風太 7ゲームマッチプレイ!」



ここから大きく物語は動き出す


蒼園「って、なんで俺が二試合も続けて…」


浜野「まぁまぁいいじゃねーか、そんなことよりここでキャラ説明をするぜ、こんかいは我らが主人公 蒼園風太君でーす」


蒼園「はーい…(めんどくせぇ)」




名前:蒼園(あおぞの) 風太(ふうた)

性別:男

身長:162cm

体重:48kg

好きな食べ物:飲み物はコーヒー牛乳

嫌いなもの:学校(授業)

能力:・限界能力察知(アバドレードスキャン)

その優れた観察能力と視野で周りを察知でき、ひとりの人間にターゲットを絞り、その人間の反応できないコースなどを割り出すことができる(これから追加してきます)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ