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異世界来訪

―――眩しい


 目が覚めた時にいつの間にかその単語が頭の中でぐるぐると回っていた。どうやら仰向けになっているせいで日光を直接浴びているらしい。とりあえず体を起こす。

そして明瞭とは言い難い頭を無理やりに働かせ先ほどまでの出来事を思い返す。


 確か、さっき僕はあのメールの送り主と電話していたはずだ。それを示しているのは今この手に感じているのは携帯の重、み……?


 そこで違和感に気がついた。先ほどまで握っていたあの形、あの重さと現状自分の手のひらに伝わる物体の質感はかなり、いや全然異なる。…つまり自分が今手にしているものは自分の持っていたあの携帯ではない。


―――じゃあいったいこれはなに?


 そこまで思い至ってようやく僕は自分の右手に視線をやる。自分が固く握りしめていたモノは薄く、長方形の角を削りとったような形状………というよりもスマートフォン、いわゆるスマホそのものだった。

 …………………。


 「…………………は?」


 思わず間抜けな声が口からこぼれた。いや、だってスマホだよ?時代の先端を行く文明の利器、カネに余裕を持つ者のみが手にする事を許さ………じゃないだろ落ち着け僕、それより重要なのは何故こんなものを持っているかだ。そもそも僕の携帯は何処にいったんだ?


 慌てて自分のジーンズのポケットをまさぐるが見つからない。途方に暮れた僕の視線は自然とまた自分が握りしめていたスマートフォンに向かう。

 …いやいや、まさかね?僕の携帯がいきなりスマホに変化するなんて、そんな馬鹿げた話ある訳が―――


―――ピーッ

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