表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
72/129

四人姉弟の弟は問題児


透希:・・・ぐう


由子:とーき、朝よ


透希:・・・


由子:おい、朝


亜輝:とーき、起きないと、お姉ちゃん行っちゃうよ


小雪:先に行くよ?


透希:ぬー・・・まって


今日も姉に起こされ、学校に通う


亜輝:あっ、また朝ご飯 食べてない


由子:あのバカ


登校中


小雪:朝ご飯くらい食べていきなさいよ


透希:わーったよ、うるせーな


小雪:分かってないでしょっ


透希:朝からうるせえんだよ


小雪:ふんっ


授業中


透希:・・・


水川:・・・


紡季:・・・


松永:・・・


透希:(いまさら中学の勉強してもしょうがないよな、廊下に出よう)


授業をサボることにした


透希:何でオレ中学校にいるんだろう?卒業したし、高校にも行ってるし、中学に用は無いはず。もういいや帰ろう


カバンを学校に置いたまま帰宅することに


透希:暑いなー


道端に制服を脱ぎ捨てた


帰宅


ガシャーン、バリーン


透希:玄関を蹴り開けてやったぜ


由子:何が割れたっ?


透希:やべっ、ゆぅこねぇだ


庭へ逃げたが、そこにはホウキを持った亜輝姉がいた


亜輝:見たぞ、お前が扉を壊したの


透希:ごめん、許して


亜輝:何でこんなことしたの?


亜輝姉がホウキでオレを叩こうとする横で、由子姉はガラスの破片を投げようとしている


透希:どうすっかー?飛べるかな?


オレは屋根に飛び逃げた


透希:姉貴らの言うことなんて知らねー


っていう夢を見た。目が覚めると、変な気分になった


透希:夢か。びっくりした、何で中学生に戻ったのかと思った。


もう1つの疑問点


透希:なぜ亜輝さんと由子さんがオレの実の姉になってたんだ?


長女→亜輝

次女→由子

三女→小雪

長男→透希


透希:ありえねーっ、お隣さん関係ないし。てか、亜輝さんとゆぅさんが朝ご飯 作ってたのかな?


夢を思い出す


透希:オレ、めちゃめちゃ悪いやつだったな。玄関の扉 蹴破っちゃってたし、そんなことする勇気 無いし。あと、空が飛べた?


いろいろ思い出しながら、家を出る時間になった


由子:もう行くの?


透希:わっ、姉ちゃんっ。いや、何でもない。じゃあ行きます


由子:うん、じゃあまたね


登校


透希:(お隣さんはいないよね?)


亜輝:おはよう


透希:あーっ、ご、ごめんなさい


掃き掃除してた亜輝さん見て、つい逃げてしまった


亜輝:私 何かしたかな?


透希:は、は、あ?何で逃げてんだ?


なぜか急に恥ずかしくなった


学校 到着


透希:お


飢真:は


花音:よ


支伸:う


透希:(とりあえず、帰りにお隣さんに謝るか。突然 逃げ出しちゃったからな)


今日1日中ずっと夢のことを考えてた。いつの間にか帰る時間になった


透希:じゃあ、先に帰るわ


飢真:またお兄さんのとこ?


透希:そうそう、じゃあ


お隣さんの家の前に立つ


透希:・・・これじゃあ、おかしい人だな


とりあえず容伽家に入る


透希:さて、どうすっか、亜輝さんに何て言おうか?


由子:わーっ、びっくりした、ただいまぐらい言ってよっ


透希:あ、姉さん


由子:今日も泊まるの?


透希:はい


由子:ちょっと今日 朝から変だよ?大丈夫?


透希:実はですねー


今日 見た夢を話した


由子:そんな夢 見たー?ははは


透希:夢から覚めた後にゆぅさん見た時 少しおびえちゃいました


由子:ガラス投げたりしないから


透希:朝、お隣さんにも会ったんだけど、見た瞬間に逃げちゃって


由子:おいおい


隣の玄関が開いた音がした


由子:あ、隣の子が帰ってきたんだ


透希:亜輝さんじゃないか


由子:また会った時にしゃべったら?


透希:そうするわ


家のチャイムが鳴った。


由子:はーい。あ、あきちゃん


亜輝:こんにちは、りんごお裾分けに来たんで食べて


由子:ありがとう、いただきます。


亜輝:ねえ、今日の朝 透希くんに会ったんだけどさ


由子:あっ、ちょっと待って、とーきー


透希:あ?


訳を話した


亜輝:そうだったの?私が透希くんのお姉ちゃんになっちゃったの?


透希:はい、夢の中で


亜輝:おもしろーい


ということで、お隣さんに話せた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ