姉と帰り
オレの季節がやってきた。
透希:やっぱり夏 好きだわ
飢真:オレは無理だ、暑いの苦手
透希:デンカはどう?
花音:僕は、夏 好きだよ。冬より夏がいい
透希:支伸は?
支伸:べつに、どっちでもない
透希:そうかい
帰り
透希:おっ、今日は電車が2連じゃん
乗客のいない、2号車へ
透希:(窓 開けて、席を独り占め。気持ちいいなー)
そのまま寝てしまった。
透希:おっと起きないと、もう路都かな?
〉まもなく留津、留津でございます
透希:ルツ?あれ、ロトは?
外を見ると、見なれない景色。乗り過ごしたようだ
透希:あーっ、まずいぞこれは。仕方ない、波貝まで乗って、そっからバスで帰るか。
波貝駅に着き、とうてつバスに乗る
透希:いくらかなー?一応500円あるから大丈夫だよな?
小雪:とーき?
透希:おっす、ゆきちゃん
小雪:どうしたの?
透希:電車 乗り過ごしちゃって
小雪:あらら
姉と隣り合わせで席に座り何も話さず、ただバスに揺られて到着を待ちました。
到着
透希:さて、こっから歩きか
小雪:行こう
姉弟2人で歩いて帰る
透希:2人で帰るの久々だよね?
小雪:そうだね。中学の時は、帰りは別々だったからー
透希:小学校の時 以来?
小雪:そうなるね
透希:だよなー、ずいぶん経ったな
小雪:うん。あれ、今 気付いたけど透希さ、身長が私と同じくらいになったかな?
透希:お、そういえば
小雪:お前 身長いくつ?
透希:162
小雪:うそマジで?私と同じ
透希:えっへっへっへっへい、うぉう!見ろ、追い付いたぞ
小雪:何なのー?ムカつくし
透希:あぁ?何でだよ、成長 喜べよ
話してる間に帰宅
小雪:ただいま
莉詁:おかえり、あれ?透希も一緒だったの?
透希:電車 乗り過ごしちゃって。母さん、オレ身長が姉ちゃんと同じになったよ。
莉詁:おー、じゃあもうすぐ姉ちゃん追い越すんじゃない?
小雪:むーっ
透希:姉ちゃん怒ってんだよな?
オレは嬉しかった。絶対に越えることができないと思ってた姉の身長に追い付いき、そのうち追い抜けるということ。