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透希の胸の内


小雪:とーき、布団 干して


透希:んー


小雪:おい、玄関 掃除してよ


透希:はー


小雪:風呂 掃除は?


透希:あー


小雪:やってよー


透希:はーい


せっかく学校が休みだというのに、うるさい姉がいるせいでゆっくりできやしません。


透希:(なーんでお姉は、あんなにもやいやい言うんだろう?母さんに言われるならまだ分かるけど、何であいつに言われなきゃならないわけ?)


風呂 掃除 終わり


透希:(まったく、あのゆきやろう、姉がそんなに偉いのかー?)


小雪:とーき


透希:んー?


小雪:今日ってお兄ちゃんたち何時ごろ帰ってくるかな?


透希:知らねえよ、何でオレに聞く?


小雪:知ってるかと思ったから


透希:知らないよ


小雪:ふーん


透希:(うっざ、オレが兄貴たちのこと知るわけないし。もうあいつとしゃべりたくねー)


部屋にこもることにしました。


透希:(あー、うざっ、今日はデスメタルを爆音で聴いてやる)


KILL KILL HELLー♪


透希:(あー、いい気分)


今日 初めて良い一時を迎えれました。


(んー、昼寝は気持ちいいな。歌 変えよう。)


そのまま寝てしまいました。


あー、今 何時かな?


20:53


ん、んー?二十時って、夜8時?マジかい、もう兄ちゃんや父さん帰ってきてるよなー


居間へ行くと


莉詁:お前いつまで寝てんのー?


透希:ねむかったもん


莉詁:ご飯は?


透希:食べる


牙獅:透希


透希:んー?


さすがに父さんも夜ご飯 食べ終わってました。


莉詁:はい、できたよ


透希:・・・


莉詁:お疲れのようだね


透希:本当に疲れたよ、おねぇがいろいろと言うしさ


牙獅:また家事か


透希:そうだよ玄関掃除や、いろいろとオレにやらせてさ。休みが満喫できなかったし。


牙獅:じゃあ友達と出掛けろ


透希:出掛けろったって、友達と出掛ける予定ないし


牙獅:透希が計画して行ったらどうだよ


透希:やだよ、オレは誘われるまで行かないもん。それに、みんな出掛けるより家でゆっくりする方が好きだし。


牙獅:はっはは、そうか


そう、外出なんてめったにしない。


透希:さーて、風呂 入って寝ようかな。


さっき寝たばかりだけど、また眠りにつくのでした。



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