透希の失敗
今日は身体測定
身長
支伸:186、0
飢真:168、2
花音:162、3
透希:162、1
飢真:支伸デカイな、お前
支伸:コンプレックスなんだ
飢真:あら、ごめんな
体重
支伸:66、1
飢真:71、5
花音:48、6
透希:48、8
花音:飢真は体重が多いんだな
飢真:そうそう、でもコンプレックスではないからな
透希:支伸ガリガリじゃない?その身長で、体重がこれか
飢真:細えー、何こいつ
支伸:コンプレックスなんだ
飢真:また?ごめん
他に視力、聴力なども済み、測定終了
昼休み。4人で弁当を食べます。
飢真:外で食うか
上履きのまま外へ出て、中庭へ
透希:みんなは休みの日は暇か?
飢真:暇だな
花音:僕も暇
透希:そうか、オレも暇だけどさ
支伸:・・・
透希:支伸は飯の時もスマホか、見ていい?
支伸:いいけど
透希:麻雀やってんのかよ
放課後。図書室で時間潰し
飢真:マンガでも読むか
透希:オレ、本 読まないんだよなー。音楽 聴いてようかな
花音:んーと
飢真:デンカは何 読むんだ?
花音:僕は、料理かな?
飢真:おおーっ
透希は音楽を聴き、飢真はマンガ、花音は料理本、支伸はスマホいじり
時間になった
飢真:行くか
透希:よし
花音:さて行こう
支伸:・・・
4時30分の電車に間に合うように駅へ向かう
花音:あれ?透希くんって僕たちと反対側の電車じゃなかった?
透希:んっ
飢真:そうだよ、オレらは夜菜[ヨナ]方面だけど、お前は波貝[ハガイ]方面だろ?
透希:あーっ、そうだ。オレ4時15分の電車だった
支伸:波貝方面、次の電車5時28分だぞ
飢真:はっははは、1時間後だー
花音:ふふふ
透希:笑うなよっ。もうイヤ
駅へ行くと、ちょうど夜菜方面の電車が来た
飢真:じゃーな、うっかりさん
花音:ふはははー
支伸:ひひっ
透希:だぁ、もうバカにしやがってー
3人は帰って行き、1人 駅に残された透希。
透希:あと1時間か。ん?待てよ?
そういえば、容伽が叉路芽高の近くに住んでるということを思い出した。
透希:今は、4時32分だから、まだ仕事中だな
叉路芽高 付近の家の表札を1件ずつ見る
透希:怪しまれないように、さりげなく。内木、内木、無いな。あれ、学校まで来ちゃった。じゃあ駅の方向じゃないんだな?
学校から東へ行くと駅。次は歩いたことの無い、西へ
透希:こっちは家が無いな。あっ、2件 見えてきた。ここは、何て読むんだ?斬鳴、違うな、隣は、内木か。んー、無いなー。んっ?あった!内木あったよ。
容伽の家を発見した。
透希:4時53分。兄ちゃんまだかな?
家の前で待ってたら、5時が過ぎ容伽が帰ってきた。
容伽:あれ?とーき、どうした?
透希:おう、実はな
家に入って事情を話す
容伽:あはは、オレも一回やったよ
透希:本当に?
容伽:ほとんどみんな夜菜方面だから、オレもそっちの電車かなと思っちゃった時あった
透希:そうだったのか。いやー、でもいい部屋だね
容伽:そうか?ま、でもそうかもな。1人じゃ少しもったいないかな?
透希:広いよね
容伽:そうだね、隣は5人で住んでるから
透希:あー、5人も?容伽兄は5人分の部屋を1人で使ってんのか?贅沢だなー
容伽:本当、快適だよ
透希:いいなー
久々に会った兄と弟2人は、時間を忘れて長い時間 話した。
容伽:つーか、お前さ電車は?
透希:あ、あーっ、で、でで
電車が来るまで時間を潰しに兄の家に来たのはいいが、電車の時間に遅れるとは
透希:やーべー、どうっすっか?
容伽:仕方ねえ、泊まってけ
透希:マジか?いいの?
容伽:うん、いいよ。車で送っても時間かかるし、お前もこっからなら学校 近いだろ?
透希:あ、そうだね
容伽:母さんにはオレが電話しとくから
容伽の家にお泊まり。夜ご飯は、2人で夜菜のハンバーガー屋でドライブスルー。
帰宅。ハンバーガーを食べながら会話
容伽:どうだよ学校は
透希:仲間できたぜ、いつも4人でいるよ
容伽:すげーじゃん、友達できたんだ
その後も2人は、たくさんしゃべり、笑い、楽しい夜を過ごす
容伽:風呂 入れよ?着替えはオレのをあげるから
透希:ありがとう、悪いね
容伽からパンツ、シャツ、靴下をもらう
夜11時 寝る
透希:(いつも7時に起きるけど、明日は8時30分に起きても余裕じゃん、超 寝れる。いや、待てよ?容伽兄は8時までに仕事場へ行くから、8時前には起きないとダメか。)
容伽:とーき、明日7時半には起きて学校 行ってくんね?
透希:うん、分かった
明日は7時半に起床。