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結成IV(イヴ)


高校生になった透希。登校 初日で友達を作り、少し安心したようだ。


透希:ようデンカ


花音:おう


透希:一時間目は、数学か


花音:もう始まるね


一時間目 始まり


透希:(高校の数学って、どんなのかな?)


叉路芽高は大学ノートを使用しず、先生が作ったプリントで勉強します。初日の数学は、加法減法。つまり足し算引き算。


透希:これならオレでもできる。


それから国語、英語、現代社会が終わり、昼休み。


花音:弁当、一緒に食べない?


透希:うん、食べよう


デンカと弁当


透希:高校の授業って始めから難しいかと思ったけど、そうでもなかったな


花音:さすが叉路芽だな


いろいろ話し、廊下を歩く


透希:豹呀ってどんだけ転校してんのかな?


花音:10以上かな?


透希:すげーな。あっ、デンカって豹呀の番号とアドレス持ってる?


花音:あぁ、あるよ


透希:くれくれ


花音:その前に、豹呀くんに電話してみよう


豹呀に電話


錦戸:はいはい?


花音:豹呀くん今 話せる?


錦戸:話せるよ


花音:内木透希くんって覚えてる?


錦戸:ないき?とうき?とうき、とうき、あっ、沙麻李亜中の?


花音:そうそう、かわるよ


透希:もしもし、豹呀?


錦戸:お、透希?


透希:そうだよ


久しぶりに仲間と会話し、番号とアドレスをゲット


透希:ありがとうデンカ


花音:よかったね


透希:けど、豹呀もご苦労さまだよな。いろんな場所へ転校してさ


花音:うん


透希:でも、その分 友達も増えるんだろうけどさ


ここで一人の男子生徒が話しかけて来た。


飢真:なぁ、もしかして錦戸豹呀を知ってるのか?


透希:うん、豹呀はオレの中学にも転校して来たから。そんで、こっちの子と豹呀は従兄弟 同士。


飢真:え、そうなんだー。オレ、岩島飢真[イワジマキシン]。オレも豹呀と友達だったんだ。


透希:じゃあ岩島くんにも豹呀の番号あげようかな?いいかな、デンカ?


花音:うん、いいよ。


飢真も登録。そろそろ昼休みが終わる頃だ


5時間目、体育が始まった。体育は、グランドでソフトボールだった。初めてのソフトボールは、うまく投げれず、打てず、取れずに終わった。


飢真:透希は意外と運動が苦手か?


透希:まぁ。球技が苦手かな?


6時間目、理科B。体育で疲れたが、寝ずに授業を受けます。授業が始まって10分後、一人の生徒が遅れて来た。


先生:斐藤くん、授業 始まってるよ。今年は留年しないように真剣にやってよ?


斐藤くんという、金髪の天然パーマで背が高い彼は留年した生徒のようだ。ということはオレたちの一つ年上。


授業が終わり、最後に掃除。みんなが適当に掃き掃除をやっている中、通路のベンチで一人、携帯を構ってる生徒がいた。


透希:あれ?斐藤くん、だっけ?


留年した生徒、斐藤支伸[イトウシノブ]くんは、いつもスマホをいじってるようだ。


支伸:んー?


透希:掃除しないの?


支伸:うん、やらん


飢真:よう透希、オレは掃除 終わったぜ


透希:早いね、おうデンカも


飢真:あれ、さっきの人?


透希:うん、掃除サボってる


掃除の時間が終わり、斐藤くんは立ち上がり教室へ行った。


透希:気になるんだよなー


飢真:斐藤が?


透希:ダチにしたい


花音:何でまた


透希:分かんないけど


帰る時間になった。斐藤くんはスマホを構いながら教室から出ていく。


飢真:マジで行くのか?


透希:うん、斐藤くん


支伸:ん?


透希:駅まで一緒に行こうよ


支伸:うん


斐藤くんと駅へ


透希:ほら、自己紹介


飢真:岩島飢真でーす


花音:殿指花音です


透希:内木透希


支伸:ふーん


透希:斐藤支伸くんだっけ?


支伸:うん


透希:何で留年したの?


支伸:休学したから


透希:休学か


飢真:何で休学したんだよ?


支伸:めんどうだったから


花音:そんなノリで?


駅に着いた。ベンチが空いてても、先輩たちのために席を空けておく。


飢真:斐藤は去年の1年生に友達いなかったの?


支伸:いなかった


花音:ふーん


透希:じゃあ、今日からオレたちが友達だ。


支伸:マジ?


透希:もちろん本当だよ、な?


飢真:お、おう


花音:うん


透希:4人で1組だからな


中学時代のように、今度は透希 自ら組を結成した。


透希:組名どうしようかな?4人、よん、四


支伸:こんなのどうだ?


透希:ん?


意外にも斐藤が意見を出した。その組名は?


透希:イヴ?何か意味があるのか?


支伸:4って、ローマ数字でⅣ。アイとブイを合わせて


「I」(イ)「V」(ヴ)


飢真:考えたな、すげー


花音:しゃれてる


透希:すげーよ支伸、イヴでいこう。もう支伸って呼ぶよこれからは。何だ、良いとこあるじゃん


組名が決まり、電車が来た。透希だけ他の3人と逆方向の電車に乗り、帰る。


透希:じゃあ、また


電車の中で1人 思う


透希:(すげー、オレが仲間を集めて組を結成しちゃったよ。諒みたいなことが今のオレにはできてるんだ。)


透希、飢真、花音、支伸。4人で1つのイヴが結成された。



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